プロローグ
この作品は、改めて人と人との関係を見つめなおしそこから生まれる心情や感情というモノを中心とし恋愛・冒険・異世界というそれぞれ違うジャンルから多角的に描いていき。それぞれ成長していく物語です。
最終的には物語に描かれるキャラクター達の「物語の先にあるものは」という答えをゴールとしています。
プロローグ
登場人物
魔女:ある目的のために物語を創るため。いろいろな物語に転移などをしている。神出鬼没でちょっぴり外れたことをしてしまうのがたまにキズ。ただ思いやりなどは人一番。
市川匠:第1章の主人公
新堂あかり(しんどうあかり):主人公の市川匠の彼女。とても優しく可愛げのある娘しかしながら天然もちょっぴり入っている。
彼女が死んだ。それは突然の出来事で俺の目の前で起きてしまった。
原因は相手側による居眠り運転での交通事故だ。
マンガやアニメでよくありうる展開であるのだが実際に目の前で起こってしまうとただただ呆然と立ち尽くしているだけであった。
俺は何もできなく彼女を守れなかった。
横たわる彼女を抱き寄せた。
息はしていない。心臓は止まっていた。
「ごめん......あかり......助けられなくて......俺がちゃんとしていれば......助けられたのに」
言葉が続かない。鳴る救急車のサイレンと同時にふと
聞いたことのない声が頭によぎった。
「彼女を助けたいですか?」
声がする方向に目を向けると1人の女(?)の人が立っていた。
そして気がつくと時が止まったような空間になっていた。
「あなたは......」
恐る恐る言う。すると彼女は口を開いた。
「私ですか?そうですねこの世界では、魔女と呼ばれている存在です、魔女と言っても悪い事をす......いやちょっと悪い事をする魔女です」
と言うと続けて
「彼女......あかりさんを助けたいんのですよね匠さん」
「あ、あぁ......それよりなんで俺の名前を......」
「色々なものを見てきましたからね。魔女はなんでも知ってたりするのです」
「......。」
「ちょっとドン引きしないでください!!」
「そ、そんなことしている場合じゃなかった助けられるって言ってたなそれは本当か?」
今はこんな茶番をしている場合じゃないと即座に話を切り替えた。
「はい、助けれます。しかし条件というものがあります。当たり前ですが......」
ため息をつきながら下を向く魔女。
「な、なんでもいい!!条件でも何でもいいからあかりを......あかりを助けたいんだ!」
僕は必死に魔女に言う。魔女は少し考えると少し笑った後に口を開く。
「わかりました。条件と言っても命を対価にしたり何かを犠牲にしたりするものじゃありません。あるモノを作って欲しいのです」
「あるモノ?」
「物語を作ってほしいのです」
「物語?」
「はい、私はずっとこの世界(人間界)をある所から見てきました。神様のようですが......見ているだけではもったいないと思いこの世界に来ました。そうですねざっくりと言うと面白い事してみたい、やってみたいのです!!」
魔女は幼い子どものように目をキラキラさせていた。
「それで、あなたにはもう1度やり直してほしいのです」
「やり直すって何を......?」
「あかりさんが何故こんな結末になってしまったか知りたくありませんか?おそらくなのですがあなたは所々記憶がないのですよ」
俺は思い出そうとするが何故か思い出せなかったむしろ思い出してはいけないような感覚に囚われていた
「......うっ」
「少しめまいがしたでしょう?思い出したいのに思い出せない記憶がなくなっているのです。だからやり直すんです1つ1つ真実を知りあかりさんの死が免れるようにするために」
「もう1度やり直したとして成功はするのか?」
「それはあなた次第です。さていつまでも話していても埒が明きませんどうしますか匠さん」
と魔女に問いかけられ決断が迫られる
否定する理由はなかった。あかりを助けられるなら。
「俺はやります。」
魔女は少しニヤっと笑い
「わかりました」
魔女はマントを翻し上を向き空に向けて言った
「それでは始めましょう。とても長い道になると思います、それも一つの物語です。少しずつ少しずつ歩いていきましょう」
魔女がしゃべり終わると俺は意識を失い目の前が真っ暗になった
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それが俺と魔女との出会いだった......。
それと同時にあかりを助ける為に開いてしまったパンドラノハコでもあった。
ここまで見てくださってありがとうございます。
趣味の一環なので誤字・脱字・文脈が謎ということが多々ありますがお許しください
不定期に更新しますがなるべくよいしょよいしょで更新していきたいと思いますよろしくお願いします。