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夏休み2
「イメン久しぶり。この前に言い忘れたことがあるんだが」
「なに?」
「件並みじゃなく軒並みだから」
「え? 久々に来たと思ったらそれ訂正?」
「さあ魔王退治だ」
「お、おー」
「イメン様」
「私もついていくよ」
いきなり現れてこいつら誰だ。武装した女と身なりのいい貴族と思わしき男。
「私はアーティヴ、彼女の許婿だ」
「……イメン様の身辺警護をしているリシャットです」
「おまフィアンセいたの? 連載再開で再会したら後付け?」
「資料にはちゃんと書いてあるよ」
矢印でこのフィアンセとは破局してるぞ!
「なんかうれしそうな顔だね」