女神とミネおばさん
今回はミネおばさん登場、そしてテトの家はどん感じなのか!
「おじゃましま〜す」
シグはおそるおそる入っていった。
「いらっしゃ〜い」
と家の奥から高い声が聞こえた。
「あら〜、とても美しい人」
そして、高い声の人の姿が現れた。その姿は、見るからに優しそうなおばさんだった。
「あ、ありがとうございます」
シグは少し照れて頭を下げた。それに疑問を思ったテトは、シグの近くに行った。
「神様でも頭は下げるんだな」
「礼儀ぐらい知ってるわよ」
シグは、テトに肘打ちをくらわせて言った。
シグが家の中に入り、まっすぐ行くとリビングに着いた。その時シグはこの光景が懐かしく思えた。すべてがきれいではないが、キッチンがあり、机があり、椅子がある。そして、とてもきれいに掃除されていた。
「とても頑張っていらっしゃいますね」
シクが褒めると、ミネおばさんは驚いた。
「このリビングを褒めてくれたのは、貴方で2人目です。1人目はテトちゃんでした」
テトがちゃん付けで呼ばれているのに気付いたシグはニヤけながらテトを見た。
「へ〜、テト『ちゃん』も褒めたんですね」
するとテトは、顔を赤らめて叫んだ。
「ちゃん付けするな〜」
たが、それはシグにスルーされてしまった。
「それより、いいんですか?私がここに泊まっても」
テトはスルーされてシュンとしてたが、ミネおばさんは笑顔で答えた。
「いいのよ。家は多いほうが楽しもの。でも、寝るとこないからテトちゃんの部屋で寝てもらうけど」
その時シグは目を見開いた。
「え?」
テトが驚いた。
「わかりました〜」とシグは言って、テトの部屋に走っていった。
「ちょっと〜」
テトはシグを追いかけていった。その間
「夕飯ができたら呼ぶわよ」
ミネおばさんがテトに言った。
「わかりました」そしてテトは自分の部屋に入った。
「どうしたんだよ。急に」
テトが困った顔で聞いた。
「いや〜、なにか懐かしい気がしてさ。2000年前もこんな家に住んでいたな〜。キッチンはいまのように、コンロは炎魔法。冷凍、冷蔵庫は氷結魔法じゃないけど、昔は火打ち石で火をつけたり、雪国から氷を貰ったりしてたわ」
シグは少し昔話をした。そしてその後、1時間ほどテトが魔法の性質などを語り合って、ミネおばさんから、夕飯の合図がきた。
「「「いただきます」」」
3人が手を合わせていった。
「んー、うまい!」
ミネおばさんの作った料理は親子丼と、ほうれん草のバター炒めだった。
「ごめんね。材料がなくてこれしか作れなかったわ」
「いえいえ、とても美味しいですよ」
ミネおばさんは謝ったが、料理の腕はすごかった。テトの話によると、商店街のバイトで料理を作っているらしい。
その後
3人は日常会話を交わしながら、時が経った。
「ミネおばさんおやすみ〜」
23:00がすぎ、テトは部屋に寝に行った。
「おやすみテトちゃん」
「おやすみテト〜」
「お、おう、おやすみ」
戸惑いながらも、テトは返した。
「ちょっとシグちゃんいい?」
ミネおばさんの呼び出しに少し驚いた。
「ええ、いいですよ」
すると、ミネおばさんと、シグは向かい合うように椅子に座った。
「はじめてだわ、テトちゃんが家に人を呼ぶだなんて」
内容はテトのことだった。
「そうなんですか」
「実は、テトは言わないけど、いじめられてるのよ。自分の魔法のせいでね。人の魔法を邪魔しちゃうから、魔法の試験で邪魔しちゃうらしいのよ。そのせいで友達ができなくて」
最初はピンとこなかったが、前にテトが話したことを照らし合わせると納得した。その後シグは少し悩んだ。
「学校側は何も言わないんですか?」
「学校側は知らないのよ。生徒は魔法を使う違和感でテトだって気付いたらしいけど。そしてよく痣とかつけて帰ってくるのよ」
「そんなことが」
シグは思っていたテトの印象と真逆だったので驚いていた。
「だから、できるだけテトと接してあげて。私には限りがあるから」
シグは最初は軽い気持ちで、テトについてきたが、着いて行くことに少し責任がのしかかった。
「わかりました」
と少し気合を込めて言った。
「でわ、私は寝ます」
「ごめんね、こんな話しちゃって。おやすみなさい」
「いえいえ、いつでも相談には乗りますよ。おやすみなさい」
そして、シグはテトの部屋に向かった。
部屋の説明が難しくて不十分でイメージしづらいと思いますが、机と椅子。テトの部屋にある机などは木製。家具などの鉄の部分はもちろん鉄製。その他は大抵石で作られています。
次回はシグのちょっとした過去です!




