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女神に刺客

テトが暴走する前、シグに刺客が迫る!

 シグはテトが出て行って30分後に起きた。


「テト~テト~」


 シグは部屋中見回してもテトはいなかった。


「まさか!!」


シグは、部屋を出ようとするが黒い層があり、出れなくなっていた。勝利の力を失っているシグに層を破壊する手段がなかった。

 その後、魔法を使ってみたが、最小級の魔法しか使えなくなっていた。シグがどうしようもなく座っているといきなり強風がシグの部屋に入ってきた。


「なにか来た」


シグは扉のほうに目をやると風が集中しているのがわかった。するとその中から人が1人出てきた。


「お初お目にかかります。国王直属防衛隊のカリアです。よくこんなところを通れたな。と思っていると思いますが風になれば簡単に抜けられます」


最悪だった。テトがシグの安全に層を作っていたのだが、それが完全に裏目に出てしまった。それに今のシグじゃ体を風に変えることのできるやつに勝ち目は低かった。


「何しに来たの?」

「そりゃもちろん、捕らえにきました。『抵抗するなら殺してもよし』といわれていますが。私は捕らえることにします」


その言葉の後に風になって消えた。すると、風はシグの周りを回っているようだった。


「くっ・・・」


その風は刃になってシグの手や足を浅く切っていく。ジャンプしたり左右に避けたりするが敵が見えないので交わしようが無かった。


「甘いですよ。これじゃあ途中で見かけたテトという少年も助けられないですよ」


カリアはシグに挑発すると、すぐに乗ってきた。


「テトをどうしたの!?」


ニヤっと笑いカリアは答えた。


「大丈夫ですよ。まぁ今頃、城の庭あたりで王国と1人で戦ってることでしょう」


「な?!」


シグは後悔していた。あの時テトと一緒にでてなければ、もしくは途中で分かれていたら、もしくはテトに会いさえしなければ、と。その時シグはテトと初めてチャンバラをしたときを思い出した。


(ここでチャンバラをしたということはもしかしたら)


シグは部屋の端に目をやると、ほうきが二つ落ちてあるのに気付いた。風を振り切り、ほうきを一つとって思いっきり振った。すると当たった感触がありカリアは人間の体に戻っていた。


「なんだと・・・・」


人間の体に戻ったカリアはそのまま吹き飛ばされ層に当たってしまった。そして、風の魔法が使えなくなっていた。


「城への最短ルートを教えなさい」


 ほうきをカリアのほうに向けていった。カリアはおとなしく城への最短ルートを教えた。そしてもっていたほうきで層を切り、もう一つのほうきを持って出て行こうとした。その時、カリアが口を開いた。


「テトを頼みます」


その言葉を聞いた途端シグはすぐに、カリアがテトの師匠だったことに気付いた。そして思い返すとシグの傷もあまり深くないことにも気付いた。


「わかったわ。任せなさい」


そういい残しシグは城へ走っていった。


 シグは内側へ入るとテトと同じように驚いた。そして城へ向かっていると兵士達も城へ向かっているように見えた。

 シグは物陰に隠れて兵士達が門へ入っている様子を見ていると、とても焦っているように見えた。そして門の内側から悲鳴や爆発音などが聞こえてきた。


「中で何が起こっているの」


そして兵士がいなくなり中に入ったときシグはその光景に驚愕した。

 それは、テトが全身に黒いオーラを纏わりつかせて庭にいる兵士全員と戦っている光景だった。テトに襲い掛かる兵士はすぐに、殴り飛ばされ、魔法もすぐに消される状態だった。

 そしてテトの上空に家を燃やした魔法使いが瞬間移動で現れた。そして呪文を唱え終えると、テトに向かって放った。


「炎よ」


その途端に炎がテトの家を襲った時以上に舞い上がった。


「テトォォォォォォォ」


シグは叫ぶがその声は炎でかき消された。


炎に包まれたテトは果たして生きているのか

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