実験A 報告書
報告書。
今回のくじ引きに関しての報告。
今回試験的に行なってみた結果、1万円という価格設定は悪くなく、また、ハズレ枠を女性にターゲットを設けるために服袋にするという案も正解だった。
紙の色によって貰えるものが違う物は枚数分用意するだけで良いため、準備自体は楽だが、大人・子供・男女で分ける都合、色によっては確実に余るため改善の余地あり。
今回の実験対象は一人だったため、比較する相手がいないのが難だが、缶詰めの中の温度などの環境は比較的良好で、睨みつけるほどの元気は確認できた。
投与した薬による副作用は特に確認できなかったため、このあたりの機械的、医学的な技術は流石としか言いようがない。
ただし、客の一人が勝手に倉庫に入り、缶を少し開けてしまう事故が起き、実験がそこで終わってしまう可能性があったため、当選者のみが開けられるような設定に出来るように改善を求める。
販売員が女性一人というのは、女性は話しかけやすいが男性は警戒して殆ど来なかったため、再度行う際に男性も引き入れる場合は、男女で人組の販売員にすることを推奨したい。
以上で今回の報告書とします。
実験体Aは、当初の予定通り廃棄処分としておきましたので、報告書外に記載。