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カミングアウト! 僕は実は、、、妖精なんです!

作者: 七瀬





___僕には、誰にも言えない【秘密】があるんだ!


___それは、、、?

僕が、妖精界のプリンスで人間界に来たこと。



僕が人間界に来て直ぐに出会ったのが、、、?

このおじさんとおばさんだったんだ!


僕が人間の格好になって、道に迷っていると、、、?

親身になって、僕に道を教えてくれたんだ。


僕は第一印象で、この二人を気に入ったから、、、?

この二人が住むお家の子供になる事に決めたんだよ!



二人の間には、今まで子供を授かる事が出来なかったらしい。

今は、二人とも50代だしね!


きっと二人とも、子供が欲しかったに違いない、、、!!!



 ▼



___普通、、、こういう時は、記憶を植え付けるとか?

書き換えるとかするのだけど、、、?


僕は正直に、おじさんとおばさんに話したんだ!


『___ねえ、おじさんとおばさん!』

『なーに?』

『どうしたんだね、、、?』

『今日から、僕をここの子供にしてくれないかな、、、?』

『・・・えぇ!?』

『きっと、君のお父さんとお母さんが心配するよ!』

『しないよ! 何故なら、、、? 僕は“妖精”だからだよ!』

『・・・えぇ!? “妖精?”』

『信じてもらえないようだから、本当の僕の正体を二人に見せるよ! いい?』

『・・・あぁ!』

『___いいわよ!』



___僕は、一瞬で人間の身体を脱ぎ捨てて、妖精になったんだ。

二人は、目を真ん丸にして、口を開けてびっくりしていたけど、、、?


少し、時間が経つと僕が妖精だと信じてくれたんだよ!



『・・・本当に、妖精だったのね!』

『・・・あぁ、信じてもらえた、、、?』

『___えぇ! そうね!』

『信じた! 信じた!』

『じゃ、僕を二人の子供にしてくれる、、、?』



___おじさんとおばさんは、顔を合わせて【うん。】と頷いた。


『___お父さん! この子がうちの子供でいいわよね?』

『あぁ! うちの子として向い入れよう!』

『___ありがとう! お父さん、お母さん。』

『ずっとずっと欲しかった、私たちの子供ができて嬉しいわ!!!』

『あぁ~そうだな、お母さん!』

『___二人が喜んでくれて、僕も嬉しいよ!』

『・・・名前は何て言うの、、、?』

『妖精としての名前は、“グリーン・マイタスト・プリンス” だよ!』

『・・・グリーン・マイタスト・プリンス? まさか!? 貴方! 王子様

とか言わないわよね?』

『___そう! 僕は妖精界のプリンスだ!』

『しかし、、、王子様が、何故? 人間がいる世界に、、、?』

『___僕は、今世界が好きだからだよ!』

『___あら? そう!』

『俺たちの子供がデキたんだ! 名前を付けてやろう~王子様の名前は、、、?

“御影 凌馬” 今日から君の名前は、御影 凌馬だよ!』

『うん! いい名前だね! 凄く気に入ったよ、お父さん、お母さん!』

『凌馬! 今の歳は幾つかな、、、?』

『確か、、、? 15893歳だよ!』

『えぇーーーえええ!?』

『・・・凌馬! 今なんて、、、!?』

『だから~15893歳だよ!』

『・・・見た目が高校生ぐらいに見えるから、、、? 高校2年生の17歳と

言う事で、、、! 明日から、高校に行けるように手続きをしましょう!』

『・・・えぇ!? 高校?』

『___学校の事よ! 妖精界にはないの、学校、、、?』

『あぁ~学校! あるよ! 僕、学校に行くよ!』

『___そうだな!』



 ▽



僕は次の日から、家の近くにある高校に行くように二人が手続きをして

くれたんだ!


___僕は、転校生として。

高校2年生として、学校に通うようになるんだよ!


__僕は、ここでも!

みんなの記憶をいじるような事をせず、正直にみんなに打ち明けたんだ!


先ずは、僕のクラスの担任の先生が僕を紹介してくれた後、、、。

僕がみんなに、こう言ったんだよ!



『今日から、うちのクラスに入る事になった、御影 凌馬君だ! みんな

仲良くしてやってくれ! 御影! みんなにあいさつしてくれ!』

『はい! 僕の名前は、御影 凌馬です! それと、、、みんなに最初に

言っておきたい事があります!』

『___えぇ!? なんだよ!』

『___なになに?』

『実は僕は、妖精なんです! 今の姿は、仮の姿です!』

『・・・・・・はあ!?』

『何を言ってんだよ!』

『御影! 頭おかしくなったのか?』

『御影君って? 変わってるのね?』

『___じゃ、本当の僕を見てください!』


【ドーン!】



一瞬で、僕が人間の姿から妖精に変わったら、、、?

みんな一斉に静まり返ったんだ、、、。


___僕は、少し心配になったのだけど、、、?

1人の生徒が、僕にこう言ってくれたんだよ。


『___なんか? カッコイイな~御影!』

『ホント、、、!?』

『あぁ~最初はびっくりしたけど、、、めちゃめちゃカッコイイよ~!』

『___素敵よ、御影君!』



___先生も含めて、僕を認めてくれたんだ!



 *



___今では、普通に人間界で生活しているよ。

___毎日、楽しい!!!


『よッ! おはよう~!』

『田中君! おはよう~!』

『今日の帰り、一緒に遊ばないか、、、?』

『いいよ~!』

『マジ!? 何して遊ぶ、、、?』

『・・・そうだな?』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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