カミングアウト! 僕は実は、、、妖精なんです!
___僕には、誰にも言えない【秘密】があるんだ!
___それは、、、?
僕が、妖精界のプリンスで人間界に来たこと。
僕が人間界に来て直ぐに出会ったのが、、、?
このおじさんとおばさんだったんだ!
僕が人間の格好になって、道に迷っていると、、、?
親身になって、僕に道を教えてくれたんだ。
僕は第一印象で、この二人を気に入ったから、、、?
この二人が住むお家の子供になる事に決めたんだよ!
二人の間には、今まで子供を授かる事が出来なかったらしい。
今は、二人とも50代だしね!
きっと二人とも、子供が欲しかったに違いない、、、!!!
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___普通、、、こういう時は、記憶を植え付けるとか?
書き換えるとかするのだけど、、、?
僕は正直に、おじさんとおばさんに話したんだ!
『___ねえ、おじさんとおばさん!』
『なーに?』
『どうしたんだね、、、?』
『今日から、僕をここの子供にしてくれないかな、、、?』
『・・・えぇ!?』
『きっと、君のお父さんとお母さんが心配するよ!』
『しないよ! 何故なら、、、? 僕は“妖精”だからだよ!』
『・・・えぇ!? “妖精?”』
『信じてもらえないようだから、本当の僕の正体を二人に見せるよ! いい?』
『・・・あぁ!』
『___いいわよ!』
___僕は、一瞬で人間の身体を脱ぎ捨てて、妖精になったんだ。
二人は、目を真ん丸にして、口を開けてびっくりしていたけど、、、?
少し、時間が経つと僕が妖精だと信じてくれたんだよ!
『・・・本当に、妖精だったのね!』
『・・・あぁ、信じてもらえた、、、?』
『___えぇ! そうね!』
『信じた! 信じた!』
『じゃ、僕を二人の子供にしてくれる、、、?』
___おじさんとおばさんは、顔を合わせて【うん。】と頷いた。
『___お父さん! この子がうちの子供でいいわよね?』
『あぁ! うちの子として向い入れよう!』
『___ありがとう! お父さん、お母さん。』
『ずっとずっと欲しかった、私たちの子供ができて嬉しいわ!!!』
『あぁ~そうだな、お母さん!』
『___二人が喜んでくれて、僕も嬉しいよ!』
『・・・名前は何て言うの、、、?』
『妖精としての名前は、“グリーン・マイタスト・プリンス” だよ!』
『・・・グリーン・マイタスト・プリンス? まさか!? 貴方! 王子様
とか言わないわよね?』
『___そう! 僕は妖精界のプリンスだ!』
『しかし、、、王子様が、何故? 人間がいる世界に、、、?』
『___僕は、今世界が好きだからだよ!』
『___あら? そう!』
『俺たちの子供がデキたんだ! 名前を付けてやろう~王子様の名前は、、、?
“御影 凌馬” 今日から君の名前は、御影 凌馬だよ!』
『うん! いい名前だね! 凄く気に入ったよ、お父さん、お母さん!』
『凌馬! 今の歳は幾つかな、、、?』
『確か、、、? 15893歳だよ!』
『えぇーーーえええ!?』
『・・・凌馬! 今なんて、、、!?』
『だから~15893歳だよ!』
『・・・見た目が高校生ぐらいに見えるから、、、? 高校2年生の17歳と
言う事で、、、! 明日から、高校に行けるように手続きをしましょう!』
『・・・えぇ!? 高校?』
『___学校の事よ! 妖精界にはないの、学校、、、?』
『あぁ~学校! あるよ! 僕、学校に行くよ!』
『___そうだな!』
▽
僕は次の日から、家の近くにある高校に行くように二人が手続きをして
くれたんだ!
___僕は、転校生として。
高校2年生として、学校に通うようになるんだよ!
__僕は、ここでも!
みんなの記憶をいじるような事をせず、正直にみんなに打ち明けたんだ!
先ずは、僕のクラスの担任の先生が僕を紹介してくれた後、、、。
僕がみんなに、こう言ったんだよ!
『今日から、うちのクラスに入る事になった、御影 凌馬君だ! みんな
仲良くしてやってくれ! 御影! みんなにあいさつしてくれ!』
『はい! 僕の名前は、御影 凌馬です! それと、、、みんなに最初に
言っておきたい事があります!』
『___えぇ!? なんだよ!』
『___なになに?』
『実は僕は、妖精なんです! 今の姿は、仮の姿です!』
『・・・・・・はあ!?』
『何を言ってんだよ!』
『御影! 頭おかしくなったのか?』
『御影君って? 変わってるのね?』
『___じゃ、本当の僕を見てください!』
【ドーン!】
一瞬で、僕が人間の姿から妖精に変わったら、、、?
みんな一斉に静まり返ったんだ、、、。
___僕は、少し心配になったのだけど、、、?
1人の生徒が、僕にこう言ってくれたんだよ。
『___なんか? カッコイイな~御影!』
『ホント、、、!?』
『あぁ~最初はびっくりしたけど、、、めちゃめちゃカッコイイよ~!』
『___素敵よ、御影君!』
___先生も含めて、僕を認めてくれたんだ!
*
___今では、普通に人間界で生活しているよ。
___毎日、楽しい!!!
『よッ! おはよう~!』
『田中君! おはよう~!』
『今日の帰り、一緒に遊ばないか、、、?』
『いいよ~!』
『マジ!? 何して遊ぶ、、、?』
『・・・そうだな?』
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