表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

子供が、終わる

詩っほくなった。



遅れてすみません

テーマ


子供が終わる

存在意

感情



 いつからだろう、感情が存在する意味だなんて考え始めたのは。

 いつからだろう。風邪をひいて寂しくなったり1人でポツンとただ座っている時に、素直に誰かに寄り添えなくなったのは。


 僕は大切なものを失った。

 ソレはとてもちっほけなものなのだろうけど、とても大切なものだったんだろうと思う。


 僕は楽しみ方を忘れた。

 みんなでやる遊びは1人じゃ出来ないから。

ひとりじゃ悲しいだけだから。

 ボクは笑う音を出さなくなった。


 僕は悲しみ方を忘れた。

 慰めて貰えないのなら、泣くことになんの意味があるんだろうか。

 ボクの涙は袖を濡らさなくなった。


 僕は怒り方を忘れた。

 起こったところで1人ではなにも伝えられないから。

 ボクの喉は歌声だけを紡いだ。


 僕は喜びを忘れた。

 1人では達成感なんてものは生まれないから。

 ボクの指はただの文字列を描いた。


 僕の存在意は?

 ボクの存在する意味は?


 こうして、子どもは死に絶えた。

 抜け殻だけがボクの跡地に臓物を動かしていた。


お題のストック



無限



お題募集中です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ