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泡沫の恋を  作者: 美桜
6/6

カミーユの過去:⑤

読みにくいし打ちにくいで、メリットがないので普通バージョンを作成するべきか検討中……。

もしご希望等ありましたらお願い致します。

「かみーゆ !」

えりくは うみにとびこみ かみーゆの からだにまきついている

あみを なんとか ひきちぎろうとしました


しかし、あみはすこしも びくともしません


「! このっ !

 まってろ おれが かならず おまえを たすけてやる !」

えりくが こしにつけていた べるとから ないふを ぬいたときでした


「――おっと そこまでにしようか、 えりく ?

 きみたちの “れんあいごっこ”は ずいぶんと たのしませてもらったよ ……」


みょうに かんだかくて なんだか いやしいかんじの こえがしました

そこには かみは くりいろで 

ひとみは うすいむらさきの 

きつねのようなめをした せいねんがいました



「っなっ !

 だれだ ! かのじょを はなせ !」


えりくが さけぶと そのこえのぬしは くつくつとわらったあと

ひどく れいせいな くちょうでいいました


「――ふふっ それはできないなぁ

 だって きみが まもろうとしているのは “にんぎょ” ……

 そうだろう ?」


かみーゆに からまっている あみを

ひっしに ほどこうとしていた えりくの てが とまりました 


「まさか …… !

 …… やめろ ……」


「まさか りょうしの むすこである えりく !

 おまえが しらなかったとは いわせないぞ !

 『にんぎょは にんげんを ふこうにする』

 このいいつたえが わがくにの おしえであることを !」


そのことばに えりくは くちびるをつよくかみました

そのかおは ひどくあおざめていて

とても くるしそうなのでした

それでも のどのおくから ひねりだすようにして

くちをひらきました



「――でも !!

 かのじょは にんげんに ひどいようなことを するような こじゃない !」


「…… はっ ! あははははははっははははっは !

 これは これは


 じつに こっけいなはなしだな !」


えりくの はなしをきいていた じんぶつは

げらげらと こえをあげていましたが そのかおが こちらをむいたとき

そのめには みじんも わらいなど ふくんではいないことが

はっきりと とおめにもわかり みょうな おかんがしました


ざんこくな わらいをうかべながら そのじんぶつは つづけます



「だが わすれたわけではあるまい !

 にんぎょが ……



 おまえの ちちおやを ころした にくきあいてだということを !」



わらいごえが つづいています

かみーゆには ひどく それが どこかとおくに きこえたのでした 



人物、まだまだ出てきません。

過去長げぇえええええ!!

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