カミーユの過去:⑤
読みにくいし打ちにくいで、メリットがないので普通バージョンを作成するべきか検討中……。
もしご希望等ありましたらお願い致します。
「かみーゆ !」
えりくは うみにとびこみ かみーゆの からだにまきついている
あみを なんとか ひきちぎろうとしました
しかし、あみはすこしも びくともしません
「! このっ !
まってろ おれが かならず おまえを たすけてやる !」
えりくが こしにつけていた べるとから ないふを ぬいたときでした
「――おっと そこまでにしようか、 えりく ?
きみたちの “れんあいごっこ”は ずいぶんと たのしませてもらったよ ……」
みょうに かんだかくて なんだか いやしいかんじの こえがしました
そこには かみは くりいろで
ひとみは うすいむらさきの
きつねのようなめをした せいねんがいました
「っなっ !
だれだ ! かのじょを はなせ !」
えりくが さけぶと そのこえのぬしは くつくつとわらったあと
ひどく れいせいな くちょうでいいました
「――ふふっ それはできないなぁ
だって きみが まもろうとしているのは “にんぎょ” ……
そうだろう ?」
かみーゆに からまっている あみを
ひっしに ほどこうとしていた えりくの てが とまりました
「まさか …… !
…… やめろ ……」
「まさか りょうしの むすこである えりく !
おまえが しらなかったとは いわせないぞ !
『にんぎょは にんげんを ふこうにする』
このいいつたえが わがくにの おしえであることを !」
そのことばに えりくは くちびるをつよくかみました
そのかおは ひどくあおざめていて
とても くるしそうなのでした
それでも のどのおくから ひねりだすようにして
くちをひらきました
「――でも !!
かのじょは にんげんに ひどいようなことを するような こじゃない !」
「…… はっ ! あははははははっははははっは !
これは これは
じつに こっけいなはなしだな !」
えりくの はなしをきいていた じんぶつは
げらげらと こえをあげていましたが そのかおが こちらをむいたとき
そのめには みじんも わらいなど ふくんではいないことが
はっきりと とおめにもわかり みょうな おかんがしました
ざんこくな わらいをうかべながら そのじんぶつは つづけます
「だが わすれたわけではあるまい !
にんぎょが ……
おまえの ちちおやを ころした にくきあいてだということを !」
わらいごえが つづいています
かみーゆには ひどく それが どこかとおくに きこえたのでした
人物、まだまだ出てきません。
過去長げぇえええええ!!