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女神の願い、ひとの答え  作者: しーぶる
エピローグ
31/31

ーー「無垢なる祈りが届くとき」ーー

------

……世界が変わった後でも、


シーアとクロハは……変わりない日常を過ごしていた



……変わらず、魔物の領域で過ごし……


二人で支えあいながら……日々を過ごしていた



……ある日、そんな二人に……


世界が変わってから……初めてとなる、叫び声が届く



……魔物の暴走の、叫び声が……



……二人は驚く


しかし、やることは……決まっていた



……クロハは魔物に想いを伝え、それをシーアが見守る



……いつも通りの……


変わらない、光景のはずだった……



……しかし、いつもとは……違ったのだーー

                       ------


シーア「…………!」



クロハ「…………っ…………!」



クロハ「……お姉ちゃん、いくね」



シーア「…………うん」



クロハ「…………


    …………ふぅ…………」



クロハ「…………っ…………」



クロハ「…………


    …………安心して…………」



クロハ「……あなたには、わたしがいるから」



クロハ「…………


    …………わたしが、忘れないから…………」



クロハ「……だから、どうか……安心して」



クロハ「……………………」



クロハ「…………わたしが、あなたを…………憶えてる」



 魔物「……………………」



 魔物「…………」



 魔物「…………


    …………あ……が……う…………」



クロハ「……っ!


    …………ぇ…………」



 魔物「…………


    …………ありが……とう…………」



クロハ「…………っ…………!」




------

……クロハの祈りに対して、魔物が応えた


消えゆく間際に、「ありがとう」……と、想いを返した



……その想いを、聴いた瞬間……


クロハには……顔の見えない魔物が、微笑んだように感じられた



……そして、その瞬間……


見守っていたシーアは……また別のことを、感じていた



…………大切な、あの人の……存在を…………



……そして、シーアの瞳には映った……


空を包む、闇の中に……一つの小さな光が、灯るのを



……こうして……


幾度も虚空に響いた、無垢なる祈りは……ついに、届いたのだったーー

                              ------




************************************




------

…………そして、長い時が経った…………



……世界は変わらず、進んでいく……


そんな世界で、ある日……ある、人が……上を見上げる



……その瞳に映ったのは……


灰色に輝く、世界の鏡と……その周りを包む、暖かな闇……



……そして、闇の中に灯る……無数の光




……その光景の中で……


特に……その人の目を、引いたのは……



……暗闇に灯る、光の中でも……


一際輝く、黄色と黒色の……二つの光だった




……その二つの光は……


それぞれ、灰色の鏡のすぐ隣……挟み込むように、両側に灯っていた



……まるで、鏡を支えるように……


肩を寄せ合うように……抱き合うように……そこに、在り続けていたーー

                               ------

このエピローグにて、

「女神の願い、ひとの答え」が完結しました!


ここまで暖かく見守ってくださった、

読者の皆様……本当にありがとうございました!


物語は読んでくださる方の存在によって、輝きを増すものだと思います!


だからこそ、

この物語を輝かせてくれて……ありがとうございました!


……近況ノートにて、

今後の活動や、執筆に際しての裏話なども書いてみます!

なので、気になる方は見ていただけると嬉しいです!

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