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ダイエット、次はないぞ

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:ダイエット、次はないぞ


私は今、ダイエットをしている。

1ヵ月に20キロも増えてしまった私。

何をどうやってもダイエットが成功しない。


「はぁ。もうどうしようもないわこれ。治るわけないもんね生活習慣なんか。私はこのまま太りに太り続け、肉塊の一片となって死ぬのだろうか」


妄想が自棄やけを呼び、

私はもう「どうとでもなれ」みたいな気分になっていた。


そんな時、不思議な人が目の前に現れて

私に1枚のポスターをくれた。


その人は大学に時々来ていた業者か何かの人で、

ポスターも扱っていたらしい。


ポスターを扱っていた人「ダイエットに困ってるなら、このポスターを部屋の壁に貼っておくといいよ。きっとダイエット成功すると思うから」


みたいな明るい感じで言ってくれ、

私の心も少しポッと明るくなった。


そして私はそのポスターを部屋に持ち帰り、早速壁に貼ってみた。

どうせダメ元なのだ。

今更ダイエットに対する望みも失せていたので

事のついでに貼っておく、みたいな感じで貼っていた。


でもどうだろう。

それから1週間もしないうちに

私は本当に痩せることができたのだ。


1日に1キロずつ痩せていたようで、

わずか2週間で元の体重に戻ることができた。


その後はその体重を維持することができ、

私は本当に健康的になれたのだ。


「やったあ!!」私はもう万々歳。

「これもやっぱりこのポスターのおかげなのかな〜」


そのポスターには男の人のイラストが描かれてあり、

それがまぁ結構なイケメンで、私好みでもあったから

毎日毎晩、そのポスターを見ながらちょっとうっとりしていたこともある。


でもこのポスターを貼ったからって、

なんで私の体重が減ってくれたんだろう?

こんな健康的になれたんだろう?

この疑問がまだよくわからなかった。


でも大学に来ていたあの不思議な人が言ってくれたのもあり、

私はただそれを信じるだけにしていた。


でも人間、余計なはけ口を見つけてしまうと

それにかこつけて、怠慢になってしまうものだ。

私はそれからまた暴飲暴食を繰り返してしまい、

そのたびあのポスターにお願いをして、

「どうかどうか痩せさせてください!」

なんてずっと願い続ける。


すると又するする痩せて、

わずか2週間ちょっとで理想の体型。

そしてまた暴飲暴食を繰り返し、

次は3週間ちょっとで理想の体型。


ちゃんとこの体型に戻ってくれる。

でも少しずつだが、戻るまでの時間に誤差が出始めていた。


そしてまた暴飲暴食をしてしまい、

その習慣を身に付けて、

大学の帰りに飲みに行って

部屋に戻ってきたとき。

驚くべきことが私の目の前で起きていた。


(部屋)


「きゃあ!!あ、あなた、誰…」


私の部屋にはなんと、百貫デブくらい肥え太った

大男があぐらをかいて座っていたのだ。

そして部屋に入った私を見るなり…


大男「…お前さぁ、痩せる気あんの?」


そう言ってのっそり男は立ち上がり、

壁に貼ったポスターのほうを向いた。

その時に気づく。


「…あ…ポ、ポスターの絵が…」


そう、そのポスターに描かれていたあのイケメン男性がいない。

そしてその大男がポスターの前に立ち、右手をポスターに触れた途端…


「きゃあ!」


ギュワ〜〜〜ン!!と言った感じに光が放たれ、

あっと言う間に大男はポスターの中に帰っていった。


かと思ったが…


「あ、あれ…?でも、いない…」


ポスターは白紙。

あのイケメン男性…いや今までここにいた大男がその正体だったのか、

絵の中のひとはいずこか知れない未知の世界へ消え去ったのだ。


「あの人ってどういう存在?…もしかして幽霊…?でも幽霊に怒られたのって初めてだ…」


それから数日が過ぎても、あのひとはポスターの中に帰ってきてくれない。

もしかして愛想を尽かされた?

それと同時に思った事は、

あの人が私の余分な肉を食べてくれていた…?


それに気づいた瞬間…

「お願い!帰ってきてえぇ!!カムバァァア〜ックゥ!!」


でも結局、あの不思議な人も

二度と私が通う大学に現れてくれなかった。



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=o973XdP007Q

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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