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反逆の真相

それにしてもアルの魔法はすごいなー

戦でこうして眠らされたりしたらどうにもならないな。

戦では使えませんよ、だって皆さん、

対魔法防御の指輪とか付けておられるでしょう。

確かに俺も戦の時は着けてるな。

でしょでも普段も付けられた方がいいですよ。

私が今使った魔法はそれほど強力では無いので指輪で十分防げます。

今前の兵士達油断しないで指輪など付けて居たらこっちがやばかったと思います

等と話しながら門へと近ずいて行く。

そしてアルは軽々と門を飛び越えると、

中から門を開き兵士を中へ招き入れた。

屋敷の中へ入るとあちこちの部屋を探して回り侯爵を見つけた。

ついでに侯爵の執務室を調べ何か、

証拠品は無いかと調べていると何と、

隣の国との密約の書類が出て来た。

ふうん、侯爵、こいつ隣の国と手を組んでいたのか?

と言う事は魔法使い隣の国の者かもな?

兵士殿余りこの国で見かけない物おりませんでしたか?

そう言えば向こうの部屋の三人見た事のない服装をしていた。

あれは確か隣の国の服装のはずなのだが

じゃーその三人も捕まえて置きましょう

表に待たせた兵士達に四人を引き渡し、次の屋敷へと向かった。

ここの伯爵も侯爵の仲間なんだ。

何だか静かですねー

誰もいない見たいに静かだ。

まさか逃げ出したのか?

それは無理でしょう、王様の話では、

ビビ王女が帰られたすぐ後に町は限界体制を引いたと聞いてます。

そして逃げ出すで有ろうキゾク連中を、町から一歩も出してはならぬと命令されているはずだから何処かに隠れているはずですよ。

そう言うとアルは回りを探知している。

兵士殿あの家の地下の一部に探知できない場所が有るのですが、人が隠れるには丁度いい大きさなのでひょっとしたら

そこに潜んでいるのかもしれないです。

流石アルは冒険者だな、探知魔法も使えるのか?

ええ、使えますけど大体なので今も中は分からないです。

十分だよそんな部屋が有るのが分かっただけで、俺達なら見逃したかもしれない

と、屋敷へ入り隠し部屋の上へ来たが、入口が分からない。

入口分からないですね、どうします?

面倒だしこの下だと分かっているのなら壊そう。

そうですね、その方が早いしひょっとしたら出て来るかも知れないですよね。

力仕事は我々に任せてアルはゆっくりしてるといいよ。

分かりました。

そう言うと兵士が床をぶち抜くのを見ている。

すると下の部屋で動きが有った。

おうい止めてくれー出て行くから。

と、声がする。

待って居ると暖炉が動きその後ろから、五人出て来た、

しかし肝心の伯爵がいない。

五人を引きずり出すと中へ入って行く。

やはり外の出口が有ったみたいだ。

中から兵士がアルに探知魔法で人が出て来る所を探っている。

外の噴水の近くから人が出て来た。

アルはそこへ一目散に駆け付けると伯爵らしい男に飛び蹴りをかまし捕まえた。

その後から出て来る伯爵の護衛の兵士もやっつけてしまった。

そして出て来る兵士に。

アル以外に強いんだね。

冒険者なんかしてるといつも命がけだからね。

これ位なら私でもなんとかなりますよ。

それに通路が狭いのか一人ずつしか出て来ませんでしたから。

そうなんだ我々も一人ずつしか通れないし待ち伏せされても困るんで慎重に進んでたら少し遅くなってしまったんだ。

仕方無いですよ、無理な追い方してやられたりしたらビビ様嘆きますよ。

へービビ王女様そんなに優しいのですか

エエ、とても優しい方ですよ。

今度のもめ事も何とかケガ人が居なければいいのにとおっしゃっていました。

有難い今の王もそうだったけど、我々には優しくて本当は有難い事なんだけど。

その事にきずかない奴らが多くて困るんだ。

侯爵なんかそのいい例だ。

自分が戦わないからケガをする心配もない、戦う我々の身になってほしいものだ

少しのケガならいいが足を無くしたり、腕を無くしたりする者もいるのに、そんな事何とも思っていない本当腹が立つ。

そうですよね、戦は絶対に勝っても負けてもそう言う人出ますからね。

そうなんだ王様はその事よくご存じだから、よほどの状況にならないと戦はしないと言っておられたので俺も王様に付いて頑張ってたんだ。

弟君も本当は心優しくて何であんな事

したのかわから無かったんだ。

君は何か聞いて無いかい?

まだはっきりした事は分からないですが弟君どうも暗示と言うか洗脳されてた

見たいですよ、侯爵に

やはりおかしいなと思ってたんだ。

それで分かったよ。

伯爵も捕まえたし、屋敷に何か残って

無いか調べて帰りましょう。

と、帰って行った。

一方そのころサーヤの方はすべて力ずくである。

一番初めの所は案内されると

ここの伯爵捕まえればいいのね。

エエ、でもあれだけ警備兵居ますから、

もう少しこちらも人を集めましょう。

良いですよここは私に任せて下さい。

今なら思いっきり暴れても誰も文句言わないでしょ。

確かにそうですが三十人以上の兵士がいますよ。

余裕余裕じゃー行って来る。

と、言うと飛び出すサーヤは門をけ破りケガしたく無かったら引っ込んでなさい

かかって来たらケガは覚悟しといてよ。

なに言ってんだ。

こっちは三十人いるんだぞ、女一人で

何が出来るんだ?

何かってあんた達なんか私から言わせればアリ見たいな者よ何ならかかってらしゃい。

そう言われかかって行くのだがまるで

相手にならない。

サーヤの強さに敵も味方もただただ驚くだけである。

そして五分もしない内に三十人の兵士は気を失っている。

皆さんとりあえずこいつらを捕まえて、置いて下さい。

私は中のキゾク捕まえて来ます。

と、屋敷の中へ入って行く。

入口に二人兵士がいたが、あっと言う間にやられキゾクの居場所を吐かされた。

そしてキゾクを捕まえると。

これでここは終わりね、次行きましょう

と、あっさりとした物である、その途中

サーヤさんて強いんですね。

そうかしらでもオークとかと比べると、

さっきの兵士なんか大した事無かったわよ。

エ、オーク一人で倒すんですか?

何でオーク位なら二十匹~三十匹いてもやっつけられるわよ。

あんなの余裕じゃない。

攻撃は単調だし、魔法も無いから安心してやっつけられるでしょ。

いやいやオークが二十匹も居たら兵士、

五十人位はいないとやっつけられないですよ 。

それもこっちケガ人出るから大変です。

ふーん兵士の人ってそんなに強く無いんだ。

さっきの人達も弱かったからね。

私あれでもかなり手加減したのよ。

ま、あんな重い鎧付けてれば動きも、

鈍くなるからね、と、笑っている。

次の所もあっさりとやっつけてしまったそして、次へ行く兵士も少なくすぐに、終わると思われたがキゾクの姿がない。

サーヤは屋敷から全員離れさすと、一寸この家壊して来る、隠れてれば出て来るでしょう。

見張っといて、と言うと中へ入って行く

ドンと派手な音がすると屋敷の一角が、崩れ落ちている。

次のドンで又崩れている。

一体何が暴れているのかと思う。

地響きを立て三度目がドンとなると、

流石に隠し部屋に隠れていたキゾクな、恐怖の余り飛び出して来た。

それを見てサーヤがもう一度ドンと言わすと屋敷から出て来る。

その後積み木を崩す様に屋敷が全壊してしまった。

あなた出てきて良かったわね。

     侯爵尋問

もう少し遅れてたら下敷きで誰も助けに来なかったわよと、キゾクを脅している

サーヤさんやりすぎでは?

何で悪い奴なんでしょ、こいつ

そうなんですけど屋敷無くなりましたよ

いいんじゃない、どうせもう帰る事も、無いでしょう。

それよりあなたはどんな役目だったの?

と、キゾクを問い正している。

俺は何もしていない、侯爵に言われて、王女が帰って来るのを邪魔しただけだ。

そう、それって結構罪重いわよ、王女様あんたのおかげでゴブリンに殺されそうになったんだから。

あなた間違いなく死刑ね。

待ってくれ俺はそんな事しろとは言っていない。

帰りを遅らせろと言っただけだ。

そう、じゃーその帰りを遅らせた護衛は

何処にいるの?

あいつとあいつだあの二人が王女の護衛に付いていたんだ。

そう、じゃー二人にも聞かないとね。

貴方達何で王女をゴブリンの巣の中へ、放りこんだの?

それは侯爵からの命令で、キゾクからは

帰りを遅らせろと言われたので眠り薬で

眠らせていたんだ。

そしたら二日程して侯爵から事故に見せかけて殺せと連絡が来て、でゴブリンの中へ放り込んだんだ。

まさか生きているとは。

殺されそうに成ってたわよ、私達が助けたの。

これで侯爵の罪分かったわ。

貴方今の事証言しなさいね、少しは罪軽くなるかもと言いながら

兵士殿これで終わりですね?

はい、私達の受け持ちはこれで最後です

そう、じゃー帰りましょ。

お腹空いたし何か食べたい。

そうでしょうね、今日は我々何もしてないですから、すべてサーヤさんのおかげですよ。

まーね、これもビビの為だから、貴方達もビビしっかり支えてあげてね。

もちろんです、こんな頼もしい仲間を、

お持ちのビビ王女様やはりすごいです。

そうよあの子はこれからもっと凄くなるから、よろしくね、等と話している。

そのころハートの方では気の小さいハートは自分の強さが分からなず大変である

ね、ピーチ達頼むわよ。

何言ってるのハート強く成ってるから、余り思いっきりやると向こうの兵士死んじゃうよ。

エ、私そんな強く無いわよ。

そんな事無いよ、だってハートドラゴンなんだから。

そうだけど私まだ子供よ、今魔法で体大きくして貰ってるけどサーや程強くないから。

それは比べる相手が悪いよサーヤにアルは特別、そしてハートも人間なんか皆、

余裕でやっつけられるから。

嘘だと思ったらあの門蹴飛ばしてごらんよ、吹っ飛ぶから。

まさか?私そんな力無いわよ。

じゃーやって見れば?と言われスーと、門に近ずくと思い切り蹴飛ばした。

その門は勢い余って屋敷の玄関に付き刺さっている。

あっけに取られる兵士達そこへピーチ達の攻撃が当たると兵士は何処から攻撃されているのか分からないのに足に激通が走り立っていられない。

剣を抜くと手に激痛が走り次の瞬間剣が無くなっている。

そう、ピーチ達は剣を落とさすと、

すぐさま収納しているのである。

十分もしない内に外の兵士は捕まえた。

後は中の兵士とキゾクを捕まえるだけである。

ハートが先頭を切って入って行く。

そのハートに隠れていた兵士の一撃が、

手に当たった。

やられたーとハートは思ったのだが、

居たくもかゆくも無い。

うそー、今まともに剣で腕切られたのに何ともない。

ネ、ピーチ私こんなに強いの?

そうよだってドラゴンなんだからいくら人型に成っても人間の攻撃なんか何とも無いはずよ、もっと自信持ちなさい。

そうね今ので自身付いた。

私こんなに強いのなら楽勝ね。

そうそうその息キゾクやっつけましょ。

と、言うとキゾクを探している。

キゾクはすでに覚悟を決めている様で、

ハート達が部屋へ入ると自害しようと、首に剣を当てている。

俺はもう覚悟出来ている。

妻と子が心配だが何方にしても俺はもうダメだ。

このまま死なせてくれと、首を切ろうとした手に激痛が走り次の瞬間ハートに、取り抑えられている。

まだ早いわよ、死ぬのはあなたが私利私欲の為今回の反乱に加わったのなら仕方無いけどそうじゃ無いのならせめて、

ビビ王女様に話しなさい。

それが臣下の取る態度よ。

私はね今回の反乱良くない事だけど皆が皆悪いとは思っていないの。

と、言われ。

そんな人もいるんだと、思うのである。

実は君にこんな事話してもダメだと思うが今隣の国では兵士を集め武力を高めているんだ。

そして我が国へ攻め入ろうとしてる。

その事を王族の方々は何とも思っていない見たいで、私から侯爵様に何度も進言しているのに、こちらは何の手も打たない。

だから私も侯爵様の反乱軍に入ったのだ

そうだったんですか?でもあなたの話、

王様達には行ってないと思いますよ。

そんな事は無い、侯爵様が何度も王様に話したが何の手も打たないと嘆いておられた。

分かった、じゃー私からビビ王女に、

その事話して上げる。

もう少しガマンして今は私達の言う通りにしてくれないかしら?

言う通りも何も俺はこの国を心配しているだけで、この国の為ならこの命ささげても惜しくはない。

分かったあなたの気持ち、私が必ず、

ビビ様に伝えるからそれまでの死んだり

したらダメよ、ただの犬死になるから。

有難う、俺は捕まえに来る連中は鬼見たいな奴ばかりだと思っていたんだが少し安心出来る、と言うと舌を嚙み切ろうとした。

それにきずいたハートは直ぐ取り押さえると猿轡をして

今言ったばかりじゃない。

無駄な死人はビビ様よろこば無いわよ。

ビビ様や王様達を悲しませ無いの?

と、言われ首を項垂れるキゾク

あと、一人ね私達の担当はと、兵士に

話している。

ハート殿は優しいですね。

何で?

だって捕まえた男の言う事真剣に聞いておられたから?

そうかな?私はね十人の反乱者がいたとして皆が皆自分の為に動いているとは、思わ無いの、だって人それぞれ考え方は

違うでしょ。

本当に国の事を思っている人がいても、不思議では無いと思うの、でないと悲しいじゃない。

自分の利益の為だけに大勢犠牲者を出そうとしたんでしょ。

ビビ様も言っておられたわよ。

お父様、ま今の王様だけど優しい人だから強引に政権交代を迫られたら、伯父に政権を譲って戦争を起こさないと思うと言っておられたわよ。

やはり戦争なんかすればケガ人とか死人が何人出るか分からないからね。

それに伯父様も優しい人だと言っておられたから、今度の内乱は何かおかしいの

だからこうして皆生け捕りにして、意見を聞くつもりだと思うの。

だってここの領主見たいに純粋に国の事思っている人だっている分けだしね。

確かにそうですね、流石ビビ様の

パーティー仲間言われる事がいちいち

最もで感服いたしました。

次の人を捕まえたら戻りましょう。

そして次のキゾクは門の前でハート達を待って居た。

すでに覚悟していたみたいだ。

いさぎよいですね。

私は未だに悪い事したと思っていない。

今こそに捕まっておられる方と私は思いが同じ者どうしだから、その方が捕まったと聞いて私も悪あがきしてもダメだろうと覚悟決めました。

私達の刑を確定する前に審議が有ると、思うのですが?

ハイ、有りますよ私の聞いている所では皆さん一人一人聞くとの事です。

私が思うに私利私欲に走った方もおられると思うのですが、お二人の様に国を思って侯爵側へ付かれた方もおられても別に可笑しくは無いと思っています。

ただ、今少し分かっている所を申し上げますと、どうも侯爵が悪巧みしていたのではと思います。

ですからお二人は侯爵に利用されていたかもしれません。

その辺の事も取り調べの時正直に話された方が良いと思います。

こちらの方は覚悟を決めて自害されようとしたので、こうして拘束させていただいていますが、それさえなければ同行

していただくだけで、十分だったのです

貴方も自害などとバカげた事をされないと誓っていただけるならこのまま同行

していただけると有難いです。

それと貴方そろそろ落ち着きました。

自害する様な事が無いと言っていただければ拘束もおとりしますが。

首を縦に振っておとなしくすると言っている。

では拘束を解いてあげて下さい。

     場内の審議

そう言うと城へと帰って来た。

それぞれ別の部屋へ入れると兵士が二名を連れている。

いよいよ取り調べである。

その前に侯爵家から出て来た隣の国との密約書を王に見せて

こんな物が侯爵の執務室にかくしてありました。

どう見ても侯爵は隣の国と手を結んで

いた様です。

それと隣の国の使いの様な男達三人も

とらえていますので、報告しておきます

と、アル。

するとサーヤも。

私の方にはビビ王女を足止めしようとしたキゾクとビビ王女をゴブリンの巣へ、放り込んだ兵士を捉えました。

事情を聴くとキゾクはとにかくビビ王女が帰らない様工夫しととの事で、

眠らせていたと言っておりました。

所が二日程して侯爵より事故に見せかけて殺せとの命令でゴブリンの巣へビビ王女を入れたと兵士が言っていました。

そしてその事を証言するとも。

そうかすまなかった色々迷惑かけて。

滅相も無い王様、頭をお上げ下さい。

私からはとハート

私が捕まえたキゾクの方の話によると、その方は隣の国が戦争の準備をしていてその事を侯爵より王様に進言してもらっていたのだが国が一向に動こうとしないので不本意ながら侯爵の反乱軍に参加したと言ってました。

嘘だろう、儂は侯爵からその様な話一度も聞いた事が無いぞ、もしその様な話を聞いていたらこちらも不本意では有るが戦の準備をしないといけない。

戦は力のない民まで傷をつけてしまうからな、まず、その者達を呼んで、

くれないだろうか?

誤解を解いておきたい、と王

それが良いと思います兄上

そして連れてこられた二人のキゾクは、自分の知っている事を王に話した。

済まぬ儂の耳には二人が今言った事全然入って来て無かったのだ。

侯爵が止めていたのだろう。

エ、と言う事は我々があれほど必死に

侯爵様に言った事はすべて無駄だったのですか?

無駄ではない、今お前達の話を儂が直接聞いた。

そしてお前達二人がこの国を思っていた事も分かった。

二人は今回の事不問に付す。

これからもこの国の為に尽くしてくれ。

それと二人にはこれからの審議に同席を許す。

おかしな事を言う者が居れば、

発言も許す。

と、言うのも二人には話しておくが儂の弟はどうも洗脳されていた様なのだ。

だから今一覚えていない見たいで、ただただ侯爵に祭り上げられた見たいなのだどうだおぬし達不審に思った事は無かったか?

そう言えば何時も眠そうにされてましたそして弟君の後ろの男が肩に手を置くと手を挙げておられた様に思います。

だから本当に本人の意志なのかな?

と疑った事が何度かありました。

その男と言うのは?

それが侯爵様の部下らしくて私どもも、余り見た事が無い者でした。

あのう、侯爵家で捕まえた三人の隣の国の男達の顔を見せれば、ひょっとしたらあの者達かもしれないですよ。

そうであったな、そんな奴も居たのだな警備兵あの三人の男達を連れてまいれ。

直ぐに連れてこられたがまだ眠ったままである。

どうだこの男達か?

はい、この男達です、何でこいつら隣の国の服など着てるのですか?

多分だがお前達ならこの密書見せても、いいだろう侯爵と隣の国の密約書をみせる。

嘘でしょうこれこの国を隣の国へ売る、密約では無いですか?

そうなのだだから今日の事は侯爵がすべて悪いと思っておる。

お主等の陳情も儂に来なかったのもうなずけたであろう。

はいー、それなのに血気にはやり王には申し訳無い事をしてしまいました。

良い良い儂が今回の事でこの国の膿が、全部出ればそれで良い、戦争も起こらなかったしケガ人も出なかったが幸いだ。

ビビが 本当にタイミング良く、

帰って来てくれたおかげだ。

確かにもう二~三日遅れておられたら、侯爵きっと実力行使していたと思います

衛兵この三人は絶対逃げられない様に、しておけ、それとそれと猿轡も忘れない様自害とかされても証拠が無くなる。

次は誰にしようか?

そうですねビビ王女を殺害しようとした実行犯の話かその主のキゾクの話を聞かれてはいかがかと。

そうだなでは主のキゾクをよべ

お前がビビを殺そうとしたのか?

いえ、めっそも無い私は部下にビビ様が帰ってこないければそれで良いので足止めせよとは言いましたが殺せ等とは一言も言っておりません。

そうか横に下がっておれと控えさすと、

ではビビの護衛をしていた兵士を連れてこい。

二人の兵士が王の前へ引き摺り出された

すでにサーヤに話しているので、殺されるのではとビクビク物である。

お主達ビビ王女を殺そうとしたらしいな

初めモジモジしていたが意を決した様に

王様すべてお話します。

初めキゾク様よりビビ様を足止めするよう言われ、眠り薬まで送られてきたので悪い事とは思いましたがビビ様に眠り薬を飲ませ部屋へ監禁しておりましたが、その後二日程して侯爵様の書状が届き、王女を事故に見せかけ暗殺せよとの連絡が入り、我々もほとほと困りはてましたでも、侯爵様に逆らう事も出来ず仕方なしに森の奥へビビ様を置き去りにしたのです。

それにこれが侯爵様から我々に贈られた書状です、最後に燃やせと書いてありますが、もし燃やしたりしたら何かあった時我々は言い逃れも出来ないからと二人で相談し持っている事にしたのです。

と、侯爵の手紙を差し出している。

もう一度前へキゾクを呼ぶと

お前はこの度の反乱をどの様に思って、侯爵に付いたのだ?

私は侯爵に騙されただけで、この国を

もっと良くすると話しておられたので、それを信じてと言った所で

嘘は良くないですよ、私は嘘を見破れますから、とアル

本当の事を話しなさい。

すいません実は私が侯爵の見方をすると領地を今の倍にしてやると言われ侯爵に付いてしまいました。

そうかお前は結構いい暮らししていたと思うがまだ贅沢をしたかったのか?

と、言われシュンとしている。

この者達を元の所へ、

次の者を呼ぶと一人一人話を聞いている

皆私利私欲のため侯爵と手を組んだ事が分かり王もがっかりしている

そして最後侯爵の番である、引き出された侯爵は

王様どうして私の様な者を犯罪者扱い

されるのですか?

お前は犯罪者では無いと言うのだな?

ハイ、私はただ弟君に付き従っただけで何ら悪い事はして降りません。

そうかではお前に尋ねたい事が色々あるので正直に答えよ。

この方は嘘を見破る能力をお持ちだからお前が嘘を言うとこの方が声を掛けてこられる、分かったな。

まず、侯爵この手紙を見よ、ビビ暗殺の手紙を出して

これに見覚えは有るか?

ハイ、これは私の物ですが何処にございました。

認めるのだなビビ暗殺の件。

いえ、何処にも暗殺せよとは等と書いておりません。

     戦争突入か

バカを申せ、誰がどう読んでもビビを、殺せと書いて有るでは無いか?

ハイ、ただしビビ王女の事ではございません、ビビと言う女を殺せと命令したのです。

ビビとビビ王女とどう違うのだ?

違います、私にとってビビ王女様は、

王女様です。

もし私がビビ王女様の事を書くとしたら必ずビビ王女様と付けるはずですビビ等と呼び捨てに出来る訳ございません。

減らず口ばかり叩きおって。

では、この二人の隣の国の情勢をなぜ俺に報告しなかった。

私は弟君に何度も報告いたしました。

うまく逃げるのー

ではお主の屋敷におった三人の異国の者は何者だ?

ああ、あの三人ですか?

あ奴らは私の屋敷の回りを徘徊しておったので、捕まえて尋問しようとしていたのです、するとアルが

可笑しいですね、貴方不審者を捕まえて拘束もせず見張りの兵士も置かず客間へ不審者を入れたとおっしゃるのですか?

確かお茶なんかも出てましたが?

不審者にお茶まで振舞うのですか?

と言われ

いや、あれはと、言葉を詰まらせている

侯爵だんだん言い逃れも厳しくなってきたな。

それでは最後にこれはどの様に説明する

積りじゃと、密約を見せると

流石の侯爵も返事出来ない。

そしてもう一度引き摺り出される隣の

国の三人

どうだ目が覚めたか?

一人だけ猿轡を外すと

お前達は何をしに隣の国から来たのだ?

と、聞かれても黙っている、そして自害しようとした所をサーヤに取り押さえられている。

王様この三人は死刑は確定していますので奴隷にして事の事情を話させてはいかがかと思いますがと、重臣が声を掛けて来た。

そうだなそうすれば面倒な事をしなくても本当の事を言うだろうし、ついでに

隣の国の事情も考えも分かるだろう。

分かった、奴隷商人をよべ。

そしてこの場でこいつらを奴隷としてしまおう。

そう脅され

待ってくれ何でも話すから奴隷だけは、止めてくれ。

ま、考えてやってもいいか、正直に話せ

と、言われシュンとしながらも話始めた

我々三人は隣の国の王直属の密偵で今回侯爵の依頼で人を一人自由に操って、

欲しいとの事で派遣されたのだ。

我々も多少の事情は分かっているが、

それでも上の考えている事ははっきり分からない。

で、侯爵の頼みで私を洗脳していたのか

そうです私達にすれば誰でも良かったのです。

貴方があの場で一番権力を持っておられたので、貴方を利用させていただきました。

この密書はどうゆう事だ?

ああ、侯爵と私共の国の間の密約ですかそんなの何の効力も無いですよ。

初めから国を裏切る様な輩を我が国の、王が相手にするわけ無いですから、そんな事少し考えれば分かるはずです。

一度裏切った人間なんか信用される訳

無いですよ。

だろうな、儂でもそう思う、ましてや

自分の国を売った男など信用出来るわけ

無い物な。

そこまで話したのだからお前達の国は、

どうして戦の準備などして居るのだ?

色々事情は有りますがここ最近の凶作で国の食糧が乏しくなりいきずまっているからでは無いかと、そこへ王は助けを、求めるのをとても嫌がる性格で、恩を

売られる様に思うのでしょうね。

悲しい性格をされておられます。

近隣の国へ支援を依頼すれば今平和に、成っているので支援してもらえると思うのですが?

今年凶作だとやばいかもしれないです。

そうか我が国はこれで納まると思うが、お前達の国と戦争になると大勢の死人が出る。

俺はそれの方が嘆かわしい。

どうだお前達こちらがすでに落ち着いた事、それとブラックドラゴンをお前達も見たであろう、あのドラゴンは次の王

ビビのドラゴンなのだ。

ブラックドラゴンと言えばドラゴンの、王だからあのドラゴンの仲間も何匹か

おる。

もし今戦争を起こせばドラゴン殿にも、戦ってもらう事になる、そうなると、

お前達の国が勝てる訳もない。

それは分かるであろう。

だから、お前達が何としてもお前達の、王を説得し戦争だけは止めさせろ。

何なら有効条約を提携してもよい。

儂もビビも平和が好きなのだ。

だが売られた戦は買わねばならぬからな

儂は戦になれば持てる力を全部出すつもりだ。

ドラゴン殿にお願いして味方になって

もらう。

お前達が王を説得出来れば食料の支援を出来る限りすると約束しよう。

儂が書状を書く故書状と共にその事を、

伝えよ、分かったか?

ハイ、我々も家族も居りますし戦争それも負ける戦争などする訳にも行きません

必ず我が国の王を説得しますので、その

折は何とどよろしくお願いたします。

分かった。

つまらぬ争いは無しにしよう。

お前達の今度の役目は両国に取ってとても大事な役目ゆえ頼むぞ。

何なら会談の折にドラゴン殿に来ていただいても良いと思っておる。

お主達の王もドラゴンを見れば戦の気も無くなるだろうから会談だけでも取り計らってくれ。

そうですね、我々はドラゴンより降りられたビビ王女様を見ておりますので分かりますがそれ以外と言うか実際に見た者でないと信じられないでしょう。

何としても会談まで持ち込みますので、

そこへドラゴンに乗られたビビ王女様が

登場していただければ会談は成功すると思います。

そうと決まればお主達は早速自分の王の元へ行き説得して来てくれ、儂の書状に会談の日と場所を書いておく、そこで

儂はそなた達の王が来られるのを待っておる。

では頼んだと、三人を解放した。

さてと侯爵お前だがどうした物かな?

そう言われても返事も出来ない。

あのまま反乱を起こしていたとして成功しても俺は使い捨てだったのだと思うと何てバカな事をしたのだろうと心の中で思うのである。

それでは儂がお前達に刑を言い渡す。

侯爵お主には三十年の労働を命じる。

残りのキゾクは二十年の労働だ。

今回誰も死ぬような事が無かったので、この位にしておく。

それと勿論財産は没収だからな。

お前達の家族の面倒は見よう。

それと使用人の次の勤め先も面倒は見る

安心して罪に復せと、言われ仕方が無いと諦めるので有る。

どうだこれで良かったか?

国を思う余りに反乱に加担したキゾクの二人に話している。

温厚な処置有難く思います。

彼らは自分が悪い事したので仕方有りませんが家族の事まで気にかけていただき有難う御座います。

我々にも何かバツを与えて下さい。

そうか?ではお前達には、没収した財産の管理と家族の管理を任せよう。

思いっきり忙しく成るが頼むぞ。

ハハー喜んで。

それとサーヤ殿と王が言うと

あのう私達のパーティーのリーダーは、アルなのです。

アルがリーダーで私とハートは、

リーダーの手足なのです。

アルは見た目は子供みたいですがやはりエルフなのですでに三百年生き抜いて、来ております。

私どもより考えも何もかもしっかりして居りますので何か有ればアルにお申し付け下さい。

いやこれは済まぬ事をした。

儂はサーヤ殿がリーダーだと勘違いしてしまった。

アル殿済まぬ。

良いんですいつも間違われますから、

それに俺そんなの気にした事も無いです

そうかそれは有難い。

所で先程の話聞いてたと思うがドラゴン殿に頼んではくれないだろうか?

エ、分かりました?

分かるよ、いくらビビでもドラゴン殿、

なんかと仲良くなれる訳がない。

貴方達のどなたかの仲間では、


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