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95話 夏休み明けと始業式。

 一ヶ月半長かった夏休みが終えて、現在始業式。

久しぶりの学校の登校もあり、長い校長の話を、眠そうに聞いてる者、あくびをしてる者、友達同士で話してる者が居る。


 昔は朝に弱かったが、灯里と一緒に住んでから早起きをする事が、慣れてしまったな。

流石に俺達の関係を話す訳が無いが、一つ変わった事がある。


 始業式が終えて、教室に戻る際灯里が俺の隣に立って歩き始めた。


「千秋君、今日楓ちゃんとバイト休みなんだけど、遊びに行かない?」


「良いよ、灯里は何処か行きたい所あるか?」


「えー、久しぶりにあそこのカフェ行きたいな」


「え?」

「どうなってんだ?!」


 周りがザワザワと騒ぎだした、犬猿の仲だった2人が、仲良く肩を並べて歩いてる事、2人とも名前で呼び合ってる事、そして普段笑わない灯里が俺の前で笑ってる姿に周りの人達は驚いていた。


付き合ってる関係は流石に話せないが、学校でわざわざ意味の無い、仲が悪い演技は無しにしようと話し合った。

学校でも一緒に居たいのに、わざわざ他の奴らの目を気遣う事がバカバカしく感じたのだ。


そんな注目されてる2人に、お構いなく楓、七海、愛香、美音の4人が近づいた。


「そう言えばあかりん。今日3年の先輩に1人とウチのクラスに1人転校生が来るって」


「あ、担任から聞きました」


 どうやら、今日は転校生が来るらしい。ここで新情報だがどうやら灯里が調べた所紗奈のクラスは俺らと同じらしい。

今日はまた仕事の都合で来れないが、明日からは長期休暇を貰って学校に集中出来るらしいぞ。


 シャルロットは学校なんて面倒だと、ニートの様な発言をしていた、頭は良いがせめて学校での青春を味あわせたかった。


「女?」


っと俺が訪ねたら、何故か彼女達にジト目で見られてしまった。


「ちー、もしかして私達だけで満足出来ないの?」


「は?誰か1人でも満足なのに、7人だったら他の奴が入る余地もないぞ?」


「そ、そうか」


 七海は少し照れてしまった、普通に性別を聞けば良いのに女が良いみたいな質問をしてしまった事に少し反省だ。

そして、周り注目を浴びながら教室に入ると先に1人の女性が座って居たのだ。


「え?!本物!」

「すげ〜!!」

「帰って来たぞ!」


 男女問わずその女性を見て、驚きの声を出してる者が多かった。すぐに、女性を囲む様に群がった。

その、女性とは仕事で行けないと言っていた不知火紗奈なのだ。


「SANAさん、一緒に写真を撮ってください!」

「サインして下さい」

「いつも、雑誌とか見てます」


 周りから色々な言葉に、紗奈は少し困っていると俺たちも姿を見つけたのか立ち上がり、爆弾発言を繰り広げた。


「あ!千秋様!今日は仕事が思ったより早く終わりましたので来ちゃいました」


っと満面な笑みで言って来たが、周りはあのSANAと知り合いだった事に驚いているが、1番は俺の事を様呼びをしてる事に俺の事を変な目で見られてしまった。

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