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92話 夏休みと夏祭り⑨

「――――俺はみんなの事が好きだ。だからこそ、俺は誰とも付き合わない」


「「「「「「え?」」」」」」


 まさかの答えに、楓達は目を見開いて驚いていた。


「俺が今からやる選択肢はクズと思われるかも知れない。俺は7人の事が好きだ。この気持ちは本物だ」


「「「「「「じゃ〜」」」」」」


「俺はみんなが特別だと思ってる。だからこそ俺は誰も選ばない。お前達の誰かを犠牲にして、自分だけ幸せになろうとするだけはしたくない」


「「「「「「なら、一緒に...」」」」」


 俺は全員の事が好きだ。だが、俺の選択した道は、誰も幸せにならない、誰も喜ばない道を選んだ。

 クズの考えかも知れないが、自分だけが幸せになるのなら、誰も選ばずに全員で幸せにならなければ良いと考えた。


 それが今の俺が考える事が出来る、情けなくてクズでどうしようもない思考だった。


「だからごめん。俺は1人を選ぶ事なんて....」


「「「「「「なら、全員選べば良いじゃん」」」」」


「...勇気出して、告白してくれてありが...え?今なんて言った?」


 全員を選べば良いじゃんっと言う言葉を再び俺を、混乱し始めたのだ。


「お、お前ら自分が何を言ったるのか分かってるのか?全員を選べ?そんな、都合の良いことが...」


 全員を選ぶって行為は確かに俺にとっていい事だ、でも本当にそれで良いのか?全員選ぶ事は全部ハッピーに見えるかも知れないが、本当にそう思うか?


 人には独身欲がある、俺だって強いと思ってる。

本当に楓達は、心の奥からハーレムを望んでいるのだろうか?


「千秋君、私達が決めた事なのです」

「ちー君が、良いなら私達全員貰っても良いんだよ?」

「丁度7人居るし、1週間1人デートもありだな」

「七海先輩、それ良い考えだね!」

「それだと、ちーちゃん先輩、疲労死しません?」

「みんな、一緒が1番だよ」

「お嬢様の言う通りですね」


「....」


 そんな事しても良いだろうか?全員を選ぶ?本当に俺はそんな選択を選んでもいいのか。


「ちょっと!千秋君なにか喋って下さいよ!」

「ちー君はしょうがない人だな」


 すると、みんなが強引に俺の手を取り、楓と美音と愛香と紗奈は右手の人差し指、中指、薬指、小指を握られ、灯里と七海とシャルロットは、人差し指、中指、薬指を握った。


「お前ら本当に良いのか?全員を選ぶんだぞ?もしかしたら、嫌な思いをさせるかも知れないんたぞ?」


「「「「「承知の上」」」」」」


ああ、こいつらとなら、一緒にやれるかも知れない


「はぁ、これじゃさっきより、クズの選択を選んじゃうな」


 俺はフッと笑った。7人を選ぶ事は世間から嫌な目で見られるかも知れない、でも俺は決めた彼女達を、全員幸せにする覚悟は出来た。


「氷室楓、成瀬灯里、神宮寺七海、早乙女愛香、伊藤美音、シャルロット・天野・ウィダーソン、不知火紗奈の事が大好きだ。俺と付き合ってくれないか?」


「「「「「あはは、喜んで!」」」」」」


みんなは今まで以上に素敵な笑顔で笑った。

 本当に7人とも付き合ってしまった事に、現実味はないが、本気で幸せにさせてみると、心で深く誓ったのだ。

お読み頂き、ありがとうございます!!

 やっと、ここまで来ましたよ。正直、最初は一人一人ずつ付き合っていく考えていましたけど。

それだと、トラベルクロウとあまり変わりが無いと思い、全部一気に告白を考えました。


最初の物語の構成では、もっと早く付き合ってこの物語を完結する予定でしたけど、思ったより楽しく書いていて気付いたら100話近くまで来てました。


え?今物語的にどの辺かって?う〜ん、40%ぐらいですかね?

 本当は100前に終わらす予定でしたよ。でも、書いてるとあれもやりたい、これもやりたいと考えて居ます!


これからも、学校ハーレム生活をお願いします!!

 夏休み編はもうそろ終わる予定です。


もし良かったら、トラベルクロウも宜しくお願いします!

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