72話 夏休みと戦闘
言ってあっぜ!これだろ?
俺は七海が言っていたナンパ撃退法を、いとも容易くやれた事に、どうだ?っとドヤ顔で七海の顔を見てみたら、頭を抱えて居た事に俺は気付いた。
「はぁー、私が余計な事を言わなければよかった」
めちゃくちゃ後悔をしていた。
え?って俺は間違えた事をやった?っと首を傾げて居たが、灯里達も俺の事を可哀想な目で見つめていた。
「ち、ち、ちあき?」
「シャル、何日ぶりだな」
「う、うん」
まさか2人はこんなに早く再会をするとは思わなく。
2人とも再会した事に嬉しそうに笑っていた。
「おい!そのお二方から離れろ!」
ちっ、すげ〜しつこい野郎だな。
千秋はスーツ男をしつこいナンパ野郎と勘違いして、オールバック男は、千秋が変な不審者だと勘違いしていた。
「たかがガキだ。こいつは、俺1人で相手をする」
「1人か..痛い目に見るぞ?」
「ガキが何を言う?」
「はぁ、2人ともここで待ってろ」
「いや、違う!ちょ」
紗奈が何か言おうとしたが、千秋はその声が聞こえていなかった。
俺が一歩動いた瞬間、オールバック男は俺の顔目掛けて蹴りを瞬時に飛ばした。
「...」
俺はただのナンパ野郎と思っていたが、今の攻撃に只者じゃないと分かった。
オールバックの蹴りを手のひらで瞬時に防いだが、自分の手を見ると今の攻撃に震えていた。
オールバック男も、今の攻撃を防ぎられると思わず、目を見開いて驚いていた。
「驚いた、今の塞ぐか...」
「ちっ、」
俺は大きく回し蹴りを仕掛けた、オールバック男はそれを軽く避けて、俺の足を下に潜って顎を狙った。
顎にヒットしたっと思ったら、先に顎に当てられたのはオールバック男の方だった。
脳が揺らされたのか、オールバック男はちゃんと立てず、フラフラしながら後ろに下がって距離を取った。
他のスーツ男達が動こうとしたが、オールバック男に止められた。
「...何て体の柔らかさだ。あの、体勢でここまでの威力を出せるのか?」
「鍛えてるからね」
すぐに回復しきったのか、こちらに走って来た。
俺はこちらに向かってくるオールバック男に向かって拳を入れた。
その拳を軽く避けられて、俺の近くまで近づくと素早い速度で、右拳、右肘、左拳、右肘に左拳の5連撃が俺の顔を襲った。
俺はその場で膝をついて、鼻から血を流してしまった。
灯里達が俺の名を叫ぶ声が聞こえてくる。
「...システマか」
「これは驚いた」
今の動きに、何の武術か言い当てられた事に、目を見開いて驚いていた。俺が立ち上がると、見開いていた目をすぐに細めた。
「まだ、立ち上がるか?ガキが大人に勝てると思うなよ?」
圧倒的な強さに普通の人なら怖気付くが。千秋は違った、少しでも怯む事もなく呼吸の仕方を変えた。
「ふーー、非常に困ったな。こりゃバレたらジジィに怒られるかな?」
「は?」
いきなり俺が世間話を始めた事に、なんだこいつ?っと首を傾げていた。俺はずっと立っていた状態で戦っていたが、今初めて俺は構えた。
「次は本気で行くぞ?」
「...その言い方だと、先程から本気を出してないと聞こえるぞ。ハッタリか?」
オールバック男はこれ以上シャルロット達を待たせるのも悪いと気付き一瞬で終わらせると、素早い動きで近づいた。
俺はニヤリと笑って、裏回し蹴りを奴の頭を狙った、奴はその動けを瞬時に腕でガードをしたが、縦に一回転して地面に叩きつけられ気絶した。
周りのスーツ男達も、オールバック男がやられた事に物凄く動揺し始めた。どうやら、この中でオールバック男が1番強く、それを簡単に倒してしまった事にどうしようと回っていたが。
自分達の役目はシャルロットを守る事なので、例え勝てない相手でもスーツ男達は俺に立ち向かって行った。
本当に申し訳ありません!wもう一つの作品と同時に書いているもので、バトル楓になっちゃいます。
あくまでこの作品は恋愛なので、バトルは少なめに出来る様に努力します!w




