表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/112

71話 夏休みと買い物

「暑い〜」


「我慢して下さい」


俺と灯里と楓と七海と愛香と美音の6人で外に出かけて居た。

 家の中でバーベキューパーティがしたいと、愛香からの提案があったので、そのバーベキュー用の買い物をしていた。


「千秋君、バーベキューコンロってこれにします?」

 

「...灯里さん?それは大きさ的に家に入らないし...多分それ、外用かと」


 灯里が示したバーベキューコンロは、外で使う大き目な奴だった。俺たちは家でやるので、家用のバーベキューコンロが欲しい。


 見た目が気に入ったのか、どうしても物欲しさな目で見つめて来た。俺もあまりにも可愛いさについ甘えてしまい、これで良いのでは?っと脳内によぎった。


「灯里先輩、これはどうですか?見た目的には一緒ですよ」


「わー、可愛いです」


愛香は先程のバーベキューコンロの結構小さめのものを持ってきた。

そして、コンロをショッピングカートに入れて。

すると、灯里は周りの視線が気になり始めた。


「何か私達見られてません?」


「灯里も気付いたから、何か私達すげ〜見られてるよな」


「...お前らが可愛いからだろ?ナンパされるじゃね?」


 千秋がいきなり自分達の事を可愛いって言われるて、油断も隙もないんだなっと七海達は思った。


「...ナンパされたら、どうする?」


「殴る?」


「大事になるだろう。そこは、俺の恋人だと嘘をつけば良いんだよ」


「へぇ〜、今度やってみるよ」


七海からのナンパ撃退法をアドバイスを教えてもらった。

 そして、コンロを買って次は食べ物のコーナに向かって行った。


「お肉お肉は...ん?」


すると、俺たちはスーツ男の集団が目に入った。

 一瞬村雨会の者だと思ったが、顔を見てみると日本人もいるが殆どは外国人顔だった。


「お兄ちゃん、あれ大丈夫かな?何か囲まれてるよ?」


愛香の言う通り、2人の女性を囲んでいた事に気づいた。

 ブルーブラック系髪色のの女性が少し困った表情をしてるのがわかった...ん?何か見た事あるぞ?


そして、隣の方は物凄く目立つ銀髪の女の子が...シャル!!

 千秋とって、見知った顔がそこに居たのだ。

流石に知り合いが目の前で困って居たのなら、助けるべきだと俺は思った。


「...ちょっと、行ってくる」


「「「え」」」」


俺はスーツの集団の所に向かって行った。

スーツ男はブラックブルー系の髪色の子に触ろうと、俺はその腕を掴み止めた。


「悪いが、この子は俺の知り合いだ。ナンパなら、ほかに当たってくれ」


この後俺たちは、勘違いのオンパレードになる事を今の俺には知る由もなかったのだ。



★☆★☆☆


「お嬢様、何が食べたいのですか?」


「う〜ん、分かんない。ちあきが食べてた同じ奴〜赤と黄色と」


 シャルロットは、ワックのハンバーガーを食べたいがどうしても名前が思い出せなく、覚えているものを言った。


「...赤色と黄色の奴?...オムレツでしょうか?」


「それ、手で食べる奴?」


「...頑張れば行けるかと」


 紗奈はシャルロットが食べたいものが分からず、非常に困った表情になって居た。

紗奈は、シャルロットが言っている食べ物が分かるかと視線を送ったが、みんな首を横に振って居た。


「紗奈様、シャルロット様が言っている特徴のものを片っ端買うべきでは?」


「そうですね。赤色と黄色ならすぐに見つかるはずです」


 赤と黄色の色をした食べ物を探せば簡単と言って居たが、シャルロットが上げた特徴は、食べ物ではなく店の色だった。

紗奈が、シャルロットが食べたいものの特徴を詳しく聞いて、メモしたものをスーツ男達に渡すと、横から手が洗われる様に出て来た、スーツ男の腕を掴んだ。


「悪いが、この子は俺の知り合いだ。ナンパなら、ほかに当たってくれ」


 どうやら、千秋は紗奈にスーツ男が触れようとか勘違いをしていたのだ。

スーツ男は、シャルロット達を狙うものだと勘違いしてしまい、千秋の事を鋭い目で睨みつけた。


「離せよ」


「なら、お前らがシャルから離れろよ。今時、ナンパ(ダサい事)してんじゃねーよ」


「...は?」


 スーツ男は、いきなり自分のオールバックヘアーを馬鹿にされたと勘違いして、この少年にイラつきを覚えた。


「お前に、関係ないだろ?」


「大有りだよ...あ!」


俺は七海から教えて貰ったナンパ撃退法を、ここで繰り広げた。

 シャルと紗奈の肩を掴んで、ナンパ野郎にこう伝えた。


「俺の女にちょっかい掛けるなよ」


この言葉により勘違いオンパレードは、加速した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ