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13話 体育とサッカー

サッカーに関する知識は殆どありません。

もし間違っていたらすみません!!

「今日はサッカーらしいぞ」


「良かったじゃねーか、お前の得意分野で」


今日の体育は、隣のクラスと合同で男子が校庭でサッカーで女子は体育館バレーらしい。

俺はダルさにため息を吐いたのだ。


「やっぱり、早退するわ」


「うわ、ズルいぞ!成瀬さん!!千秋が早退するってよ」


「なっ?!」


潤がなんと、俺がこっそり早退する事を絶対に逃さないと灯里にチクりやがったのだ。

その事を聞けば灯里は、怒りの表情で近づいてきた


「ちあ、早乙女さん!理由もなく早退は関心しませんね」


「いや、その...はい、そうですね」


前までの俺なら、口答えするが今は何も言う事が出来なかったのだ。

俺がすぐに折れた事に、あれっと潤は首を傾げた。


「最近お前おかしいぞ?」


「おかしな奴におかしいって言われたくないな」


「うおい!どう言う意味だ!」


「そのままの意味だ」


3時間目に入り女子は更衣室、俺ら男子は教室で着替えた。

校庭に行く際、大智と千寿と合流してから向かった。

潤は、3人の異変に気づいた。


「お前ら何で怪我してるんだ?」


「昨日、ちょっと」


3人、特に大智と千寿の怪我が酷かった。 

潤の疑問に、大智は言いにくそうに答えた、潤は長年の付き合いなので何があったのかある程度察したのだ。


「お前ら、程々にしろよ?退学したらシャレにならんぞ?」


「「「善処します」」」


準備体操を終えて、1組と2組の対戦が始まった。

ホイッスルがなると同時に試合が開始した。

何故か、体育館でバレーをしてる筈の女子達が潤を応援しに来てたのだ。


「千秋!」


「はぁ〜」


すると、潤は俺にボールをパスして来た。

俺はダルそうにため息を吐いて、前に進んだ。

俺の前に、サッカー部の3人の男が群がって来た。誰かにパスしようとしたが潤はマークされていてパスを送れない状況なので他の奴にパスしようと見渡したら、誰もこっちを見てくれなかった。


ちっ、つまんない嫌がらせだな。


俺は嫌われものなので、恥をかかせようと手伝う気はなかったのだ。

そんな光景をベンチで大智と千寿が見ていた。


「あいつら、馬鹿だよな」


「本当、つまんない事するよな。不満があるなら言えば良いのに」


「そんな事しても恥かくのはお前らだぞ。千秋の事を全然知らない」


「大智の言う通りだな。千秋は面倒だと愚痴ってるけど、あいつは負けず嫌いだぞ?」


俺の視線を囮にして、クルッと回った。そいつはボールがいきなり消えたと慌てていた。

その光景を見てた他のサッカー部は思わず驚いてしまった。


「今のは!?クイックアウトだと?!」


華麗なドリブルで次々と抜いた。

ゴールへ近づくと、キーパーが飛び出して来た。ゴールキーパーの頭上を越すように弾道が山なりに、ゆっくりとシュートする。


「ループシュート?!サッカー部でもない奴が..」


相手ボールからスタートした、俺は潤とアイコンタクトをとり全力疾走で前に進んだ、潤が瞬時にボールを奪い俺に向かって思いっきり蹴り飛ばした。

俺は上から降ってくるボールを、スッと足でキャッチして瞬時にゴールへ方向転換した。


「今のって、マル○ロトラップ?!」


また千秋の凄技に、サッカー部の部員は驚きと嫉妬の感情が混ざっていた。

俺はそのままに2点目のシュートした。潤が近づいて共にハイタッチした。


「千秋、やっぱりお前サッカー部に来いよ」


「だるい...ん?」


千秋は体育館の裏に1人の女子が歩いている事に気づいた。


「潤、俺疲れたから辞めるわ」


「疲れたと言う割には息上がってないぞ?」


「あがらない体質でね」


「どんな体質だよ」


別に潤1人でも勝てるので、俺はそのままグランドを後にした。


☆☆☆☆☆


楓は裏の体育館の階段の所に座った。

すると、いきなり右頬から冷たいものをつけられて驚いてしまった。


「キャ!」


「よっ、飲むか?」


千秋は体育館の裏に向かう前に、自動販売機で二つお茶を買ったのだ。

俺は一つ楓に渡して、楓の隣に座った。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ヒロインがみんな魅力的で可愛い点 [気になる点] 句読点が多すぎる点 あと自分で調べろって話になるのですが今回の話のクイックアウトっていうテクニック(?)が気になりました
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