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108話 文化祭と相談

 

 1日目の学園祭が終わり、そのまま解散という形になった。簡単にホームルームをやった後、解散になった。

最後に俺たちは、明日に向けての劇の最後の打ち合わせをした。


「ちー、一通りは暗記してるね」


「明日に緊張しすぎて、忘れたらごめん」


「あはは、大丈夫だよ。」


っと七海は笑って、俺の耳元で呟いた。


「ねぇねぇ、


「緊張しても良いんだよ。セリフを間違っても良い。でも、一番ダメなのは何も喋れなくなる事だよ。安心しなあたし達が絶対についてるからね」


 俺の緊張を和らげさせようと、七海は失敗しても良いと言ってくれた、俺はその言葉に勇気付けをされて、みんなに聞こえないように呟いた。


「ありがとう、流石俺の彼女だな。ますます惚れなおしたよ」


「ふん、そのまま溺れるぐらい惚れても良いんだぞ?」


「とっくに昔から、お前達の愛に溺れてるよ」


それから、最後にまだ行ってない場所に何があるのかと。

 美音と愛香と合流して見に向かった。

何故か、コソコソと俺達の方を見て喋り出してる生徒が多かった。


男子生徒からは

「そう言えばさ、バスケ部の宮村って。氷室さんに告ったんだよな?」

「良いよな〜、あんな可愛い彼女と付き合えるって」

「俺も7大美女の誰かに告ろうかな?」

「無理無理、絶対振られるから」


女子生徒からは

「宮村君みたいな、イケメンと付き合えるって考えると幸せだよね」

「氷室さんって、凄く良い子だからあの2人は凄く良いじゃ無い?」

「最高のカップルって奴だね!」


 何故か周りからは、楓の告白を受けるみたいな話の流れになって居た。

正直俺は最初からあの告白は気に食わなかった、みんなの前で告白して、断りづらくさせるのは中々腹が立つ。


「あの子の告白でイエスって答えないか、心配してるの?」


「まさか...でも、ごめん。もし、こんな形じゃなかったら、こんな面倒にならなかったのにな」


こんな形とはハーレムの事だ、ハーレムじゃなく楓1人を選んで居たら、周りに公表できて男避けが出来たのだが、1人を選ぶのは俺には出来ないかった。


「何言ってるの?そもそもこの形を最初に選んだのは、この私よ?別に悪いとは思ってない、今の環境が凄く楽しいし...まぁ、ちょっと我儘を言うなら、少しは憧れてたね、ちー君と私がみんなからカップルって言われるのがね」


そう言って楓はニコッと笑った。

 そんな可愛らしい楓に俺も頭を撫でようとしたが、人前だったので手が止まってしまった。


「絶対に、明日成功しような」


「「「「イェーイ!!」」」」


明日の劇に向けて、俺たちは小さくエールを行った。




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