107話 文化祭とお化け屋敷
灯里と美音は休憩に入り、俺たちと一緒に文化祭を楽しんで居る。
「お、焼きそばだ!」
「千秋君まだ食べるのですか?」
何を言う!学園祭はともかくとして、主に夏祭りとかの屋台で焼きそばだろ!祭りで焼きそばを食わないと祭りの気分にならないんだよ。
「あら、千秋じゃない」
「あれ?チルちゃん、外にいるって珍しいね」
後ろから、殆ど保健室か職員室に現れないチルがそのに居たのだった。
「何かニートって、言われてるみたいだわ」
「引きこもってるは、当てはまるだろ?」
俺の揶揄いにチルは持ってたアツアツのたこ焼きを、俺の口の中にぶち込んだのだ。
「あち!!」
「生意気な口はこれかしら?」
「おい!教師として今のどうなんだ!火傷しちまうだろ!」
「ヒールするから、良いじゃん」
ヒールって、ゲーム風に言わなくても...
「千秋、明日の劇楽しみに待ってるわよ」
「おう」
チルはそう言いながら、コチラを見ずに手を振って学校の中に向かって行った。
俺は文化祭のチラシを見ながら回って居る。
「なぁ、3年のお化け屋敷がめちゃくちゃ評判良いらしいぞ」
っと言った瞬間、灯里と美音がプルプルと震え出した。
どうやら2人は怖いものが苦手だったのだ、みんなが行くと言って居たので、覚悟を決めて一緒に着いてきた。
「あの人イケメンじゃ無い?」
「確か、転校生だよね?」
「この学校、美男美女が多すぎない?」
入口に何人の女性が集まっていた、女性達の視線の先を見ると、見覚えのある人物が受付をやって居たのだ。
「若!来てくれたのですか!」
「...みんな、他の所に周ろうよ」
加藤はある意味お化けより怖い、解して忘れてた訳じゃなかったが、関わりたく無いとずっと覚え出さないように頑張って居たのだ。
「ちー、知り合いなのか?」
「...知らないよ」
「なっ!酷いですよ。あんなに混ざり合ってたんじゃ無いですか!」
変な言い方に彼女達は俺の事をジト目で見つめられてしまった、他の女性からにはキラキラと俺ら2人を見ていた者も居た。
「ちー君、2人ってそう言う仲なの?」
「違うわ!お前も何とか言え、勘違いするだろ」
「私と若は前までは敵同士だったのですよ。今は犬と主人の仲になっております!」
こいつ、大丈夫か?吾郎ちゃん達こいつに一体何をしたんだ?
「まぁ、お前らのお化け屋敷に入れてくれや。どうなんだ?怖いか?」
「どうでしょ?中からご馳走の悲鳴が聞こえて来ますからね。怖いのじゃ無いですか?」
ご馳走の悲鳴って、サイコパスはまだ抜けてなかったのかよ。
「ちあき、早く行こ」
シャルロットは腕を絡ませるように抱きつき引っ張って来たのだ、中に入ると結構暗い。
「千秋君...」
「ちーちゃん先輩...」
2人はずっと俺の服を掴んで震えながら歩いて居た。
すると突然目の前から、作り物の生首が目の前に落ちて来た。
ドン
「きゃーーー!!!」
「いやぁ!!!」
「やぁぁぁ!!」
おや?悲鳴が一つ多いぞ?悲鳴の先を見ると震えていて、しゃがんでいる紗奈が居た。
「紗奈もしかして、こう言うの苦手なのか?」
コクコク
どうやらオバケが苦手だった。
「何だよ、怖いなら言えば良いのに」
俺は紗奈に手を差し伸べた、紗奈は強く手を握り一緒に歩き始めた。灯里と美音と紗奈はずっと震えて居る。
「お前ら、大丈夫だから。何かあっても絶対に守るから」
少し恐怖心が和らがせるために、普段あまり言わない気恥ずかしいセリフをはいた。
3人はちゃんと守ってくれると分かって、嬉しそうな笑ったのだ。その後も、3人はお化けが出るたびに叫んでいた様子を見て俺は少し楽しかった。




