106話 文化祭とメイド喫茶
パンッ!パンッ!
『ただいまより、第8回。桜坂高校の文化祭、略して桜祭を、開催致します。』
綺麗な青空の元にアナウンスが流れ、空砲と共に文化祭は始まった。
桜坂高校は昔から人気で、来客は毎年一万近く来ているのだ。文化祭は2日間行う。
「ちー、周ろうぜ」
「そうだな、今日は存分に遊ぼうか」
白雪姫の劇は最終日に行うので、1日目は存分に遊べるのだった。
「まずは...愛香達の所に行くか」
「「「「賛成!!」」」」
1年3組はメイド喫茶をやってるらしい、7大美女の内2人が居るので行列も凄かった。
「あー、愛香達に取られたんだね」
「大丈夫かな?ナンパされないよな?」
彼氏として普通に心配だった、繁盛しているようで満席だ。待つ事20分やっと自分たちの番がまわってきた。
「あ!お兄ちゃん達来てくれたんだ!座って座って」
メイド姿の愛香を見て俺は癒されて居た。
すると、愛香の後ろから恥ずかしそうに美音が現れた。
「愛香もみーちゃんもすげ〜可愛い」
「あ、ありがとうございます」
「お兄ちゃんったら!」
俺の純粋な感想に2人は頬を赤らめて居たのだった。
周りからの男達には物凄く羨ましいそうに見て居たのだった。
俺たちはメニューを取って、軽めの料理を注文した。
「お兄ちゃん!オムライスだよ」
「お、サンキュー...って何で二つあるんだ?」
俺はオムライスを一つしか頼んで無いのに、何故か二つ持って来たのだった。
「だって、オムライス一つだと、みーちゃんも書けないでしょ?」
「書けない?」
すると、愛香と美音は俺のオムライスにケチャップで大好き♡と書いたのだ。
本当は色々と勘違いさせてしまうので、やってはいけないが愛香達は特別に俺にだけ書いてくれたのだ。
「...どうしよう、勿体無くて食えない」
彼女にベタ惚れな千秋だったのだ。
「ち、ちーちゃん先輩...あ、あーん」
「...っ」
あまりにも美音の可愛い破壊力に俺はゴクリと息を吸った、顔を赤らめながら、差し出したオムライスをパクリと食べた。
「あ、みーちゃんずるい。私も、お兄ちゃんあーんして」
「あ、あーん」
幸せだ!2人の彼女にあーんして貰うなんて。
その光景を見てた5人は少し嫉妬したのか、スプーンを持って俺の前のオムライスをすくって差し出して来た。
「「「「あーん」」」」
「いや、一般は無理って...」
俺は右から差し出して来たオムライスを食べて行ったのだ。他の屋台の料理を食べられるのだろうか
「何なんだよ、あの男はよ」
「羨ましい過ぎる」
「なぁ、あれってSANAだよな?どう言う関係なんだ?」
っと男達が次々と俺を睨んで居たのだった。




