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103話 モデルと放課後デート

 1時間近く、立ちっぱなしで喋り続けたので休憩がてら外の空気を吸おうと廊下に出た。

すると、廊下にはさ紗奈がスマホを耳に当てて誰かと喋って居た。


「はい...今日ですか?分かりました」


っと言い終えてスマホをポケットの中にしまうとした時、俺に見られて居たことに気付いて近づいた。


「千秋様、練習は終わったですか?」


「うん、まぁそろそろ終わると思う」


「そうですか、すみません。先程、マネージャーさんからお電話を頂いて、私一度仕事先に向かわないと行けなくて、宜しいでしょうか?」


「え?別に良いよ。休暇とったんじゃ無いの?」


「それがですね、相手側のオファーが来まして急遽仕事に戻らなくちゃ行けないんですよ。まぁ、今日中に終わると言ってましたが」


「ふーん」


「もしかして、興味あります?」


おっと、どうやら顔に出てたらしい。モデルの仕事っていつもどんな感じでやってるのか、少し気になっていた。


「まぁ。ちょっと」


「もし千秋様が宜しいなら、今日一緒に来ます?」


「え?それは悪いよ。他の奴らの目もあるし」


俺が一緒に行けば、色々と問題が起きるだろ。

 人気モデルが男と一緒に歩いていたら、変な噂が立って仕事に影響すると俺は断ろうと思った。


「別に車で行くので大丈夫ですよ」


「紗奈が良いなら。行くよ」


「ええ、是非来て下さい」


 俺は灯里達に伝えて先に帰ってもらった。

俺と紗奈はある約束の場所でに着くと、そこには高そうな車が待っていた。

車の中に入るの、運転席にはメガネを付けた女性が座っていた。


「あら、どうも。貴方が千秋君かな?」


「え?あ、はい」


「ふふ、話は聞いてるよ。さぁ座って」


紗奈は一体どこまで話したのだろう?

っと、紗奈に小声で聞いてみたら、俺たちの関係は物凄く仲が良い関係と話していたらしい。


「私は、紗奈ちゃんのマネージャー、久保(くぼ) 綾乃(あやの)。気軽に綾乃って呼んでも良いわよ」


美人の顔は此方を見て、ニコッと笑った。

 俺はペコっと頭を下げて挨拶をした。


「紗奈ちゃん、いきなりで悪いわね。折角学校で楽しい時間を探してたのに」


「別に大丈夫ですよ、学校も楽しいですがここの仕事も楽しいですから」


「うふふ、そう言ってくれるとありがたいわ」


そして、綾乃さんと紗奈は真剣な顔に変わり、仕事の内容の話に入った。

どうやら、CMのオファーだった。

 俺たちは目的のスタジオの入っているビルへと辿り着き、その裏手の路地へと回る。


 そして、待機室に紗奈と俺が入れて貰い、そこでメイクをして貰ってる。その間、綾乃さんは仕事先の人と色々と話に部屋を出て行った。


「紗奈、すげー綺麗だな」


「っ...恥ずかしいです」


 紗奈のメイク姿を見て、思わず思った事を漏らしてしまった。綺麗だと、言われて顔を赤くして俯いてしまった。


 エントランスに設置された内線で来訪を告げた後、そのままスタジオに足を踏み入れる。


「宜しくお願いします!」


 スタジオに入るなり紗奈が大きく声を上げて、腰を折った。僕も慌てて頭を下げる。

 周囲を見回してみると、数人のカメラマンとそのアシスタントらしい男女の数人。


スーツを着た恰幅の良い40代ぐらいの男性。

 モデルらしい美人な女性と、こちらもモデルらしい背の高いイケメン男性。


すると、紗奈が声を上げたと同時に背の高いイケメン男性がすぐに駆けつけた。

 後から美人の女性も追うように来た


「今日は宜しくね」


「SANAちゃん、宜しく!」


「はい、田村(たむら)さん、志木島(しきしま)さん。宜しくお願いします」


 すると気になっていたのか、紗奈の後ろに居た俺をチラチラと田村が見ていた。


「それで...その子は?」


「えっと、彼は...」


「紗奈ちゃん、直属マネージャーよ」


 横から綾乃さんが、田村の質問に割り切るように答えた。

俺は何その話?っと目線を送ったがプイッと目を逸らされてしまった。

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