101話 多数決と疑惑
「よぉーし、全員決まって良かった。次は文化祭の出し物だな。委員長の成瀬後はお願いだ」
「はい」
そう言って、松浦先生は職員室にサボりに...仕事があると戻って行った。
今は生徒達の時間という事なので、仲良しグループに固まら為に移動していた。
「...はい、今から移動します」
七海が座りたいと潤に視線を移していたら、席を譲って自分は仲の良いグループに向かって行った。
楓はより近く近づいて、七海は潤の席を俺の隣まで移動して座った。
紗奈はずっと俺の後ろで立っていて、シャルロットは座る所が無かったので、俺の膝の上に座り出した。
「ちあきー、文化祭って何?」
「んー、夏休みの時に祭り行ったろ?その、学生版って奴だよ。まぁ、簡単に言うと楽しいよ」
「それは、楽しみだな」
「あの、2人ってどう言う関係なのかしら?」
「やはり、天野さんの好きな人って」
「ねーー」
すると、何故か周りが俺らを注目してザワザワと騒いでいた。
今俺とシャルロットの体制を見ると勘違いしてしまうのだろう、俺は後ろから抱きついて居たのだ。
いつも、家の習慣がついてしまった。
「えー、じゃやりたい企画とかありますか?」
「「「「「はいはいはいはい」」」」」
大勢の人が手を挙げて、灯里は適当に目の前の人を指した。
「メイド喫茶!」
「「「「賛成!!!」」」
メイド喫茶と言って、男子生徒は大盛り上がりだった。
女子達から、嫌だーとかの声が溢れて居た。
「ちー君、メイド喫茶だって」
メイド喫茶か...楓達のメイド姿が楽しみだな..
「良いんじゃん?」
「えー、ちーは良いのか?」
「何が?」
「だって、あたし達他の男もご奉仕するかもよ?」
「...そう言われると、何かやだな」
他の男に七海達のメイド姿で、接すると考えると何が嫌な気持ちになった。
「他には?」
「演劇...」
このままだもメイド喫茶になってしまうので、俺はメイド喫茶から他の話題を変える為に、普段発言しない俺が今思い詰めたものを提案を出した。
俺の気持ちを察したのか、七海達も演劇が良いと提案に出したのだ。
「あたし的にメイド喫茶より、演劇に賛成」
流石女子から人気が高い七海だ、今の一言で女子達は演劇に全員一致だったのだ。
男子生徒はメイド喫茶が良いと駄々を捏ね始めて、演劇とメイド喫茶どっちが良いか多数決で決めた。
「...えっと、メイド喫茶14票、演劇が18票です。よって、演劇となりました」
どうやら、俺と潤以外はメイド喫茶に票を入れたらしい。
2年1組の出し物は、演劇と決まったのだ。
「じゃー、次は演劇の内容ですね。最初に候補を挙げた千秋君何かないですか?」
おい、そこは俺にふるなよ...
「...コン「白雪姫はどう?」ト...白雪姫が良いかな?」
俺が難易度高い劇を提案しようとした瞬間、七海は俺の言葉を重ねるように提案を出した。
「白雪姫ですか...なかなか良いですね。千秋君は王子様やりますか?」
「えーー、キスシーンとか何か恥ずい」
まぁ、実際くっつけないけどね
「キスシーンなんて別に良いじゃないですか、千秋君が王子訳やれば私が姫役やれば問題無いでしょ?」
「「「「「え?」」」」」
灯里は家にいる時と同じ感覚で俺と話しいたのか、今の発言にクラスメイト達は少々勘違いしてしまうのだろ。
灯里は自分の発言に、赤を赤くしてしまい焦りながら自分の発言を撤回している。
「あかりん...時々ポンコツ」
「「「「それ」」」」
俺たち4人は楓の言い分に共感した。




