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14.スキルと魔法


げんきと賭の女神は、

残りの1時間、2人でギリギリまで楽しんでいた。


1時間近くまで楽しんだ2人が、ベットの上で並んで横になった時


2人の目の前に1枚の紙がふってきた。


「あー、契約完了かー」


賭の女神が少し残念そうに言った。

げんきは首を傾げて、紙に手を伸ばしたが、触れる前に強い光を放って、紙は消えてしまった。


げんきが驚いていると、


「さっき説明した、神契約の紙だよ」

「あーすっかり忘れてた……」

「せっかく説明したのに、忘れちゃダメだよ」

「その後の時間が刺激的すぎて、記憶が塗り替えられちゃったんだよ」


賭の女神はげんきが神契約の説明を忘れていたことに、ふくれていたが、刺激的だった、と言われて、少し顔赤くして、顔を逸らした。


「そっか……契約終わっちゃったのか……」


げんきはさっきまでの事を少し考え、つぶやいてしまった。


賭の女神にげんきのつぶやきが聞こえていたが、黙ったままげんきの顔をのぞいていた。


げんきは身体を起こして、タバコを吸おうと、テーブルまで移動した。


賭の女神は3人の眷属のところまで行くと、

少し話しをしてから、げんきの横まで戻った。


げんきはタバコを吸いながら、賭の女神の行動を見ていたが、話しは聞こえないので、話しの内容はわからなかった。


げんきは創造神と取引をして、エンフィスに旅立つ時間を延ばしてもらっていて、楓が創造神に教え終わって帰ってくる前には、元の場所に戻っていた方がいいだろうと、タバコを吸いながら考えていた。


げんきがそろそろ戻った方がいいかな、と考えていたら、賭の女神がげんきの横まで戻ってきたので、元の場所に戻ろうと伝えた。


「あー、それなんだけど、今あの子たちが元の場所に行ったわよ」

げんきはよく分からず首を傾げた。


「創造神様か楓ちゃんが戻ってきたら、すぐにここに来るよう言ったから、来るまでここにいれるわ」


賭の女神はそういうと、タバコに火をつけた。


げんきは話が見えてこないので、賭の女神をジッと見ていた。


見られている事に気づいた賭の女神は、

神契約について再度げんきに説明をはじめた。


1回目と同じ説明をした後に、

契約内容は必ず実行されることを強く念押しして、

対等だとサインしてしまえば、対価が命や大事な人や物でも、どんな理不尽な契約でも必ず実行され、回避は不可能だと、

だからこそ軽々しくサインすることがないように、内容は何回も確認するべき


とげんきに説明した。


げんきはタバコを吸いながら、黙って聞いていた。

げんきは話しが終わったところで、タバコを消した。


「神契約がヤバイものなのは理解したけど、エンフィスでは神契約は一般的なの?」

「うーん……国同士の争いなんかや地域によっては使われている、ってとこかしら……というより契約スキルが高レベルや神契約スキル持ってる人が少ないからあまり一般的ではないかな」

「なるほど……注意は必要ってことか……」

「何か契約する時は気をつけなさいってことね」


げんきは自分が契約した2つの紙を思い出していた。


「俺たちの契約なんだが……賭の女神の身体を自由にしていいってなってたと思うんだが、例えば、命が欲しいと俺が望めば、賭の女神の命は手に入ったの?」

「それは無理だね。げんきが私の身体を自由にしていい時間に、私が積極的に奉仕することが前提としてあるから、命が無いと出来ないからね。それに私の身体の方が価値あると思うけど、私には魅力がないのかな?」


げんきの疑問に答えてながら、賭の女神はドレスのスリットから両足を出して、胸の谷間を腕で強調しながら、自分の身体をげんきに見せつけた。


「いやいや、刺激的すぎるくらいさ……もしかしたら契約が無くても、ギャンブルの話しの後に襲っちゃってたかもしれないよ。俺も男の子だからね」


げんきは両手を挙げ、首を振りながら返した。


「私は契約が無くても、ギャンブルの話しを聞いた後なら、げんきが望むことなら、出来ることならなんでもしていたよ。なんなら今から呼びにくるまで、身体を好きにしてくれてもいいし、来るまで奉仕してもいい。……げんきが私に子どもを孕めというなら避妊の魔法を解除して、身体の中にある種か新しい種で孕んでもいいが?」

「………さすがに、孕め、とは言えないよ」


げんきは話しをしながら、ドレスを脱いで、下着姿になった賭の女神に、身体が反応してしまったって、動揺しながら返した。


「もう、しょうがないなぁー。私そんなに軽い女じゃないからね!」


身体が反応している事に気づいた賭の女神は、

しょうがない風を装っていたが、嬉しそうにげんきを自分の方に引き寄せた。


「……避妊の魔法について、聞きたいんだけど?」

「やっぱり孕んでほしいの?」

「違うよ!魔法とかスキルについて聞きたいの!」

「反応しちゃってるし………楽しみながら………教えてあげるから………ダメ?」


そう言われてしまえば、げんきは抗えず、

賭の女神を押し倒して、楽しむことにした。


結局、げんきも夢中で、賭の女神の身体を、最後かもしれないと、楽しんでしまい、魔法やスキルの話しは進まなかった。


楽しんでいる間、呼びにくることはなかったが、

2人ともへんな緊張感の中、楽しむことになった。


楽しんだ後、2人でタバコを吸いながら、避妊の魔法について教えてもらった。


避妊の魔法は

生活魔法という、エンフィスの9割以上の人が適正があるスキルで覚えられるそうだ


避妊の魔法を使えば、

込めた魔力が切れるまでの間は、妊娠しないらしい

魔力が切れかかると、妊娠する可能性があるらしい


話しを聞き終わっても、呼びに来ないので、

魔法やスキルについても教えてもらった。



スキルは


先天的に生まれた時からあるもの


後天的に訓練や修行などで発現するもの


の大きく2通りあるらしい


後天的にスキルを習得する場合は、


習得したいスキルにあった訓練や修行などをして、スキル熟練度をあげる必要があり、スキル熟練度がレベル1まで上がると、スキルが発現する


ほとんどの人は、自分の職業や職に合わせたスキルを後天的に習得する


ほとんどのスキルには、レベルが存在して、

レベルがあるスキルのレベルは、全て30レベルが最大らしい


スキルのレベルは、スキル熟練度が次のレベルにまでたまるとレベルアップする


スキルが発現している場合はスキルを発動させる事でスキル熟練度が獲得できるようになる


スキルは


オリジナルスキルー自分しか持っていない特殊なスキル


ユニークスキルーオリジナルスキルには及ばないが、珍しかったり、レアなスキル


スキルー一般的なスキル


の3つに分かれており


オリジナルスキルにはレベルは存在しなくて、総じて他のスキルとは比べ物にならないくらい強力


ユニークスキルはただのスキルよりは、少し強い程度だか、オリジナルスキルに変化する可能性がある


ただのスキルはエンフィスで一般的に知られているもので数えきれないくらいの数あるらしい


スキルが発現していれば、そのスキルを発動させると、スキルの恩恵を受けることができる


例えば、


剣術のスキルが発現すると、

剣を使った攻撃にステータスと剣の攻撃力を合わせた合計で、相手にダメージを与えることができる

剣術のスキルが発現していないと、

剣を使って、攻撃しても、ステータスの攻撃力の分だけしか、相手にダメージを与えることができない


魔法だとよりわかりやすい


火魔法が発現していると、

レベル1のファイヤーボールを詠唱して、MPを消費すると使える

発現していないと、

ファイヤーボールの詠唱を完璧にして、必要以上のMPを消費しても、何も起こらず、火魔法のスキル熟練度があがるだけ


と、スキルがあるのと無いのではかなり差があるそうだ。


だが戦闘系のスキルのスキル熟練度は

モンスターや魔物を倒すほうが習得するのが早いものが多いらしい


スキルのレベルを上げるのは、

魔物やモンスターをスキルを使って、戦闘をして得られる熟練度と訓練や修行で得られる熟練度では、戦闘をして得られる熟練度の方が圧倒的に多いらしい


ただし、スキル熟練度もステータス熟練度て同じで表示されない、

そうなのでどれだけあるかわからないそうだ



げんきはどうやらエンフィスでは、

街の中で安全第一、

何ていうより、街の外で魔物やモンスターと闘う方が圧倒的に効率的だと、理解した。


「やっぱり、エンフィスに行ったら、まず弱い魔物か初級の派生ダンジョンに行くのがいいみたいだね」

「それはそうね。福袋の中身次第になるけど、最低でも武器と防具があれば、派生ダンジョンならなんとかなると思うわ」


げんきは話しをして、

まずは街を目指して、派生ダンジョンや街の周りの弱い魔物を倒して、経験値を稼ぐことを目指していこうという方針を、

楓と椿に伝えて、相談しようと決めた。


次に魔法について、賭の女神が教えてくれた。


魔法はスキルの1つであるのは、スキルの説明の時と同じで


10個の属性魔法とそれ以外の属性外魔法、もしくは系統魔法と呼ばれる、2つがあるそうだ


属性魔法は

火、水、風、土、雷、氷、樹、聖、光、闇

の10種類あり、

エンフィスの人のほとんどが全てに適正があり、スキル熟練度さえあげれば、10種全て覚えられる。


属性外魔法は、

名前の通り属性魔法以外の魔法を指していて、

邪魔法、幻魔法など20種類あり、

こちらはそれぞれ適正が、生まれた時に決まっており、人によって適正はバラバラであり、

適正がない魔法のスキルは習得出来ず、

習得したい場合は、高価なマジックアイテムが必要なんだそうだ。


げんきも魔法が使える世界に行くなら、魔法使ってみたいので、説明を真剣に聞いていた。


「なるほど、話しを聞く限り、俺でも魔法使えそうで、よかったよ」

「げんきたちのような異世界人は、大抵ほとんど適正があるから、自分にあった魔法を覚えたらいあと思うわ」

「そうだな……そこは楓と椿に要相談ってとこだな」

「まぁ、3人でバランスのいい構成を考えることね。私としてはげんきには生活魔法オススメかな、げんきには避妊の魔法必要そうだしね」

「いや、たしかにあればそうゆう事し放題なんて、少ししか考えてないから」


2人は、ただの馬鹿ップルのような掛け合いをしていた。


賭の女神が属性外魔法の細かな説明をしようとしていたら、

ドアが開いて、眷属の1人が入ってきたので、

げんきは急いで、タバコの入った収納ケース、灰皿、マッチ箱をマジックバッグに入れて、服を着た。


賭の女神も、自分とげんきに身体をきれいにするクリーンの魔法を使い、服を着替えた。


用意が出来た2人は元の場所の膜の中に戻った。

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