101.王子様⁉︎
会場から出たげんきは、並ぶこと無く、引き渡しの部屋に入れた。
受付で6人分の板を渡して、
落札価格の白金貨12枚、14枚、12枚、10枚、10枚、20枚、を並べていき、それぞれの奴隷商に支払った。
奴隷商たちは、全て最低落札価格だった事に驚いて、
受付に板を再確認させて、間違いない、と言われて、
渋々、げんきの並べた白金貨の枚数を確認して、受付から渡された紙にサインした。
奴隷商たちは、買った額よりも安く落札されて、げんきを睨みながら、部屋を移動して、奴隷たちを連れてきた。
「奴隷紋と首輪どちらにする?」
「全員、奴隷紋で頼む」
げんきが、奴隷紋の登録を済ませたら、奴隷商たちは、さっさと部屋を出て行った。
「とりあえず、黙ってついてきて」
げんきは、6人に命令して、部屋を出た。
地下一階に上がる階段のところに、騎士が1人立っていて、
げんきは、面倒だな、と思いながらも、階段は1つしかないので、そのまま奴隷たちを連れて向かった。
避難用の階段は、あるけど、オークション会場からなので、通常は、その1つの階段しか使用していなかった。
「すまないが、少し話しをしてもいいだろうか?」
案の定、騎士は、げんきに話しかけてきた。
でも、話すことなど、どうせ、レイラ王女かマリア団長の事だろ、とげんきは、考えていたので、面倒でしか無いので、拒否することにした。
「忙しいので、他を当たって下さい。ほら、みんな行くよ」
げんきが、立ち止まりもしないで、返事を返すと、
騎士は、止まりもしないげんきに驚いていた。
騎士が、驚いている間に、げんきは、さっさと階段を上っていき、騎士が追いかけてきて、何か行っていたが、無視して、101に入っていった。
部屋の中では、楓たちが、奴隷たちに話しかけていた。
「だだいまー」
『おかえりー』
「予定通り、残りの6人も落札して来た」
『おつかれー』
げんきは、早速、今の状況をみんなに説明した。
「王女と帝国貴族ね〜」
「流石、げんくんだねー」
「なんで俺?まぁ、今はいいか。それで、さっさと家に帰ろうと思います」
『了解ー』
げんきは、総合ギルドに居ても、面倒事しか起こらないと思うので、家に帰ることにした。
楓たちが、部屋の中を片付けている間に、げんきがマップで、確認したら、王女と王子プラス騎士とアイナ王女、それに帝国貴族の執事が、総合ギルドの受付のところに居るのがわかった。
げんきは、全員にその情報を教えた。
「じゃあ、準備はいいかな?」
『大丈夫ー』
「今から、家に帰るから、家に着くまで、黙っているように」
げんきは、奴隷たちに命令して、シャルを抱き抱え、
部屋を出て、階段を上って、受付に向かった。
げんきは、受付の隠れていた男に札の魔道具と部屋の鍵を返却した。
その間、王女と王子のグループは、げんきたちを見て、何かコソコソ喋っていた。
王女は、げんきたちに話しかけようと一歩前に出たが、一番前にいるルビーとホワイトが、軽く唸ると、
騎士が、王女を後ろに下がらせて、前に立った。
「終わったから、みんな帰るよ」
『はーい』
もう、総合ギルドで、しないといけないことは、無くなったので、げんきたちは、ルビーとホワイトを先頭に出口に向かった。
ルビーとホワイトが、常にグルー、と鳴いていたので、王女一行は、黙って、げんきたちが、出て行くのが見送った。
ルビーとホワイトのグルーは、王女一行からしたら、威嚇にしか聞こえないが、
実際は、お腹空いたよー、今日のごはんは何かなー、
とごはんについて、二匹で話していただけだったりする。
最後尾にいたげんきに、エイシャ王女が、ギルドから追いかけて来たが、ピーチ、ルビー、ホワイトが、一斉にエイシャ王女の方に向くと、
騎士に止められ、騎士の後ろに隠されて、げんきに話しかけることは、出来なかった。
げんきたちは、薄暗くなった街の真ん中を通って、家に帰って行った。
ずっと後ろから、騎士と執事が、げんきたちをつけて来ていたが、げんきは、そのままにしておいた。
家に着いたげんきたちは、
アスカ、ミカ、奴隷たち、ピーチたちを食堂に集めて、
げんき、楓、椿の3人は、となりの厨房で、話し合っていた。
「完了だな」
『完了ー』
「自由だー」
げんきは、神契約が完了して、契約書が消えるのを見て、拳を突き上げて、喜びを叫んだ。
そして、奴隷たちについての相談をして、
3人での相談が、終わり、3人も食堂に入っていった。
「今から、少し話しをしよう」
アスカ、ミカと奴隷たちをわけて、
アスカとミカにげんきが、これからの説明に、
奴隷たちには、楓と椿が、これからの説明に、
とわかれて、話し始めた。
げんきは、アスカとミカに、奴隷たちにも同じような神契約を結ぶつもりだと伝えて、
早ければ、明後日から神ダンジョン攻略に入るつもりだとも、伝えた。
ダンジョン、と聞いて、
アスカとミカは、少し嫌な顔をした。
「ダンジョンで、何かあったの?あの事に関係あるの?」
げんきは、2人の表情が、気になった。
アスカは、ミカに私が話す、と言って、
げんきに、エンフィスに来てから、サーシュンに来るまでのことを簡単にまとめて話してくれた。
2人は、げんきたちとわかれて、渦に入って、
福袋から、全部取り出して、休憩してから、
エンフィスに旅立った。
着いた先は、ティルクス帝国とルスツ王国の国境から、一番近いルスツ王国のガリア、と言う街に歩いて1日と言う草原で、1日かけて、街まで歩いて行った。
ガリアに着いて、安宿に泊まり、1日休んで、
次の日に、2人で決めていた冒険者ギルドに登録して、
その日から、朝から昼過ぎまで、街の周りの草原にいるスライムとコッコというニワトリにしか見えない魔物を狩る依頼を受けて、1日の生活費を稼いで、
午後からは、エンフィスについてや、ルスツ王国について、などの情報をギルドや街の図書館で調べていた。
戦闘に関しては、レベル1でも、普通よりもステータスが高いし、
福袋から出てきた武器と防具が、全てランクBのいい物で、
アスカは雷属性のナイフーと亜竜の皮装備一式、
ミカは、土属性のロングソードとダメージ軽減効果のある鎧一式で、
草原にいたスライムとコッコなら一撃で倒せて、
攻撃を受けてもHPが減らなかった。
会話や読み書きも問題なかったので、
調べ物も、捗った。
一か月くらいガリアで、ほぼ毎日同じ生活をして、
帝国がキナ臭いとわかって、ダンジョンのあるサーシュンに一か月くらいかけて、サーシュンに来た。
サーシュンに着いた日の話しを聞いていくと、
違う日だが、冒険者ギルドの依頼でリースの店にも行っていた。
サーシュンに着いた2人は、
ダンジョンギルドに登録して、一番下の鉱石の派生ダンジョンに挑んでいき、アッサリ、ボスを倒せて、
亜神ダンジョンにチャレンジしながら、
朝一だけ、冒険者ギルドに寄って、自分たちに出来る依頼があれば、受けていた。
そして、ここからが、問題だった。
亜神ダンジョンの9階を攻略して、街に帰って来たら、
2人は、4人組の探索者に晩ごはんを食べている時に、声をかけられた。
「一緒にパーティーを組んで、10階層のボスを攻略しない?」
と言われて、まずは、お試しで、2日間パーティーを組むことになった。
2日間10階層を回って、ボス部屋を見てけて、
街に戻ってきた。
アスカとミカは、話し合って、ボス部屋の事も調べて、2人じゃ危ないから、とアスカの意見で、
4人組とボスに挑むことにした。
そして、げんきたちと再会する4日前に、ボスに挑む為に、パーティーを組んで、10階層に来て、休憩している時に、2人は、出されたスープに麻痺毒を混ぜられたそうだ。
4人組が、アスカとミカに近づいたのは、2人の持つ装備などを全て奪う為だった。
4人組は、麻痺して動けない2人から、装備品やマジックバッグを全て奪って、代わりに折れた剣を一本その場に刺して、去って行った。
2人は、幸運なことに、麻痺している間に、モンスターには、襲われなかった。
先に麻痺が解けたミカは、麻痺しているアスカを背負って、折れた剣を片手に街に帰る為に、階段を目指した。
8階層について、アスカの麻痺が解けて、一度休憩して、装備は、折れた剣一本で、2人共、麻のワンピースだけだったので、モンスターを避けながら、
6階層までたどり着いて、少し休んでいたら、
ゴーレムに発見されて、戦っている間に、次々とゴーレムが集まって来て、逃げていた時に、
急に横から現れたゴーレムの攻撃をアスカが受けそうになって、
ミカがアスカを突き飛ばして、身代わりに受けた。
その時に、げんきたちに会った時の怪我を負った。
その後は、アスカがミカを抱えて、必死に街に帰って来たそうだが、アスカもミカも、どうやって、帰ってきたのか覚えてないらしい。
街に帰って来たアスカは、ミカを街にある治療院に連れて行ったが、元に戻すのは無理、と言われて、
治すには、白金貨5枚のポーションが必要だと言われて、借りていた宿にミカを抱えて帰った。
ほっておけば、1日かからずに、ミカは死んでしまうので、アスカは、宿に残していたアスカのマジックバッグを商店に売って、買えるだけのポーションと増血薬を持って、宿に帰って、ミカに渡したそうだ。
それで、次の日に、げんきたちと会う少し前にアスカは、白金貨5枚を作る為に、宿を出て、娼館街の近くをうろついていた。
「なんか、胸糞悪い話しだな」
「私がいけないのよ。ちゃんと調べもしないで、パーティーを組んだんだから……」
「それで、其奴ら、どこにいるか、わかる?」
「わからない……私たちに見せてきたダンジョンギルドのカードは、数年前から行方不明の探索者達の物だったわ……」
「そうか、女の4人組?どんな顔か覚えてる?」
「そうよ。顔は、忘れないわ」
「なら、今後あったら、教えて」
げんきの笑顔を見た2人は、身体が震え出した。
げんきたちが、話しが終わった頃に、
楓たちの方も、話しが終わっていた。
奴隷たちに出した、
神契約の契約書は、
奴隷から解放される。
奴隷から解放された後は、げんきたちの配下になり、
命令、要望に応えなければならない。
ただし、死に繋がる命令、要望は、拒否することができる。
げんきたちに関しては情報を開示出来ない。
アスカやミカと結んだ契約とほぼ同じ物だった。
奴隷からすれば、やる事は、変わらないのに、
ある程度の自由はできる。
それに死ぬような命令を拒否できるようになる。
奴隷からしたらメリットしかないようなものだった。
げんきたちからしても、命令することは、出来るし、自分たちの情報を守ることができる契約だった。
そんな契約だったが、王女、団長、ハイエルフの3人は、サインしていなかった。
他の6人は、話しを聞いて、すぐにサインしていた。
「3人は、どうする?」
「私たちが、教育します!問題ないよね〜」
「も、もちろん!問題ない!」
ピーチたちが、お腹空いたよー、と言うので、
話し合いと奴隷からの解放は、ごはんの後にすることになった。
奴隷たちは、奴隷だから同じ食卓には、的な事をシャルが言ったので、最初は、席につかなかったが、
楓たちが運んできた料理の匂いに負けて、席に座った。
奴隷たちにも、手を合わせて、いただきます、と言うと教えて、いただきます、と全員で言って、ごはんを食べ始めた。
奴隷の王女と団長以外は、美味しいー、とどんどん料理を食べていた。
目が見えなくて、片腕しか動かないのに、空間把握、と言うスキルを持っていて、器用に食べていた。
シャルも元に戻してあげない、とげんきは、この後の予定に追加した。
そして、一番人気の料理は、ピッグのチャーシュー、
楓と椿が、甘火竜酒と調味料で、旅立つ前日から煮込んで、マジックバッグに入れていた物だった。
特に、シャルは、途中から、そればかり食べていた。
王女と団長以外は、食べ過ぎたー、と倒れ込んでいた。
楓と椿が、片付けをしている間に、
げんきは、神契約にサインした6人を奴隷から解放することにした。
最初は、調薬師の姉妹
姉 イリー レベル8 16才
種族 エルフ
職業 調薬師
妹 エリー レベル7 15才
種族 エルフ
職業 調薬師
げんきは、奴隷術を発動させて、奴隷から解放した。
「これで、2人は、奴隷じゃなくて、俺たちの配下になったよ」
「「ありがとうございます」」
2人は、げんきに頭を下げた。
「基本的には、俺たちと一緒に行動するように!たまに、休みを取るときもあるから、その時は、同じエリアや街の中なら、自由にしていいから。とりあえずは、今日から、よろしくな」
「「わかりました!」」
次は、鍛治師見習いのドワーフの女の子
ドリィ レベル2 15才
種族 ドワーフ
職業
鍛治師見習いだったが、まだ職業は、取得していなかった。
ドリィにも、同じように、奴隷から解放して、
同じ指示を出した。
次は、元冒険者のヒューマン2人組
アリソン レベル14 16才
種族 人種
職業 魔法使い
チャイ レベル14 16才
種族 人種
職業 戦士
2人も、奴隷から解放して、
同じ指示を出した。
げんきは、何故か、2人に泣きつかれたが、
2人を落ち着かせて、シャルの寝ている側に行った。
「元の身体に戻りたいと思う?」
「それは、思いますよ。でも、事故から3年以上経ってます。それに、街で、買えるようなものでは、私を元には戻せませんから……そう言われてから、元に戻るのは、諦めたのです。それに、多少、不自由な身体ですけど、夜のお相手なら、色々教わりましたから、大丈夫ですよ?」
「そうか、なら、元に戻ることが出来たら、仲良くしてくれるか?」
「そうですねー。もし、元に戻れたら、全てを捧げますねー。だって、昔夢見た、王子様みたいな、そんな感じがします。と言っても、もう、全て捧げてるんですけどねー」
「とりあえず、これ飲んでみて」
げんきは、神薬ソマトフ、をシャルの手に握らせた。
シャルは、はい?と疑問を感じながら、
瓶の中の液体を飲んだ。
シャル レベル2 16才
種族 フェアリードワーフ
職業
状態ー失明、左手麻痺、左足麻痺
この状態なら、昨日のミカの方が、重症だった。
ミカで、治るなら、シャルも治よね、と思い、
軽い感じで、神薬ソマトフを渡した。
そして、シャルが飲み終わると、
シャルは、光に包まれて、30秒ほどで、光りは収まり、横になって、目を閉じていた。
昨日のミカの場合は、一目で、違いがわかったが、
シャルの場合は、身体自体は、綺麗なままだったので、治ったのかわからなかった。
ただ、げんきが眼で確認した限りでは、
状態の欄は無くなっていたので、正常だろう、とシャルを起こすことにした。
「シャル!シャル!」
「ん、は、はい」
「治ったと思うけど、目を開ける時は、ゆっくりだよ」
起きたシャルは、治った、と言われて、左手と左足を動かしてみると、3年ぶりに、動かしにくいが、動いた。
ゆっくりと、目を開けていくと、
光りが眼に入って、ぼやけたげんきの顔が、見えた。
「見えます!見える……ぼやけていますが、げんき様のお顔もわかります」
「どこにでもいる顔で、ごめんね。王子様では、ないけど、これから、よろしくね」
「そんな、そんなことはありません。私からしたら、王子様、いや、神にも等しいです!これからは、げんき様の為に、生きていきます。何でも言って下さい。何でもしてみせます」
げんきは、気の利いたことを言おうと、頑張ってみたが、シャルは、まともに受け取ってしまい、何故か、凄いやる気に満ち溢れていた。
その迫力が凄すぎて、げんきは、若干引いていた。
「う、うん。期待してる」
「まずは、今日の夜のお相手を」
「いや、いや、今日は、今日は、アスカが相手をしてくれるから大丈夫だ。だったよねアスカ」
げんきは、逃げるように、アスカに助けを求めて、シャルに詰め寄らたアスカは、そ、そうよ、と答えた。
「そうですか。では、いずれ、私も夜のお相手を致します。いつでもどこにでも、お呼び下さい」
奴隷たちは、シャルの状態異常が治ったことに、最初は驚いていたが、治った後のシャルの方が驚きは大きかったようで、
みんな、シャルを見つめていた。
一応、シャルを奴隷から解放しておいた。
シャルは、解放されて、ものすごく残念そうに首の裏を触っていた。
げんきは、一応、シャルが治ったことを楓と椿に伝えに、厨房に行ったら、後ろから、シャルが、付いてきた。
「シャルを治した」
「良かったね〜」
「おめでとう、シャルちゃん」
「ありがとうございます。これからは、げんき様ならびに、楓様、椿様の為に生きていきます。何なりと仰って下さい」
このタイミングで、楓と椿も、シャルの異変に気付いて、げんきに目を向けた。
「2人は、夜の事に詳しいから、2人に勉強させてもらうと、メキメキ上達するよ」
げんきは、シャルを楓と椿に何とか押し付けようとしていた。
「2人も、人数が多いと色々あるだろうし、勉強したいシャルを助手にしてみたら?」
「それは、いいですね〜」
「今、2人で、あの3人をどうするか、話してたんだー。教育するのに、人数が足りなかったんだよー」
「そっか……今日は、アスカと楽しみたいから、アスカを借りるな。3人は任せるよ」
『了解ー』
シャルは、そのまま、楓と椿の手伝いをしながら、色々、教育について話すらしいので、
げんきは、厨房を出て行った。
片付けが終わると、
楓の号令で、全員で、お風呂に入ることになった。
契約しなかった3人は、最初は渋っていたが、
奴隷なのに?と椿に言われて、一緒に入ることになった。
げんきは、アスカとミカと一緒にピーチたちを洗っていた。
馬鹿みたいにデカイ風呂なので、3人と離れた場所で、最初は見て、驚いていた奴隷たちと楓たちが、何やら、していたが、
げんきたちは、気にしたら、巻き込まれる、と
楓たちの方は、見なかった。
げんきたちは、ある程度、お風呂に浸かって、
楓たちの方に、先に上がるー、と伝えて、
お風呂から逃げ出した。
ベッドなんかの家具などは、今日、楓たちが買って来ていたので、アスカとミカに、空き部屋を選んでもらい、設置した。
「アスカ、今日はよろしく」
げんきは、自分の部屋に訪ねて来たアスカをベッドに招いた。
「その……あんまり、自信はないけど、よろしく」
げんきは、アスカをベッドに押し倒した。
それから、アスカは、げんきに頑張って奉仕を始めて、今までの人生で、味わったことのないところまで、げんきに攻められ、早い段階で、腰砕けにされ、何度も何度も、達して、眠りについた。
アスカが、げんきの部屋で、乱れている頃、
別の部屋で、1人のエルフが、同じように乱れていた。
お風呂場で、ずっと、楓、椿、シャルにおもちゃにされていたハイエルフの女の子だ。
金髪で、長い耳、容姿端麗なエルフの中でも、飛び抜けて、綺麗な女の子、名前は、シャーリー。
シャーリー レベル5 15才
種族 ハイエルフ
職業
お風呂場では、マリア団長と、2人で、おもちゃにされて、
お風呂から上がると、そのまま楓たちの部屋に連れ込まれていた。
何故、シャーリーが、部屋に連れ込まれているのかというと、
お風呂場で、お風呂から出て行くげんきに対して、男なんて下らない、と言ったからだ。
「もう、ゆる、し、て、あー」
何度目かもわからないぐらい達しているシャーリーは、楓と椿に許しを乞うていた。
「ダメ!」
「そ、んな、あー」
楓と椿の許しが出なかったシャーリーに、
シャルの攻めが続行された。
元々、そういう事をして来なかったシャーリーは、
快感に抗うすべを知らなかった。
「どう、あー、した、らあー、ゆるし、てあー、もうー、ダメー」
「さっきまでの威勢はどうしたのかな〜?」
「なんでも、いたし、ます」
楓は、シャーリーの耳元で、今から私がいいと言うまで、一人でしなさい、と囁いた。
「そんなことは……あー、そんな、あー」
出来ないと言う前に、シャルの攻めが再開して、
楓と椿も参戦して来た。
その後、一時間、シャーリーは、3人におもちゃにされて、心が折れた。
シャーリーは、一人でしながら、
げんきたちに呼ばれたら、いつでもどこにでも、相手をする。
呼ばれたら、拒否することは出来ない。
と言う項目が、追加された契約書にサインしていた。
そして、許してもらったシャーリーは、立ち上がれず、椿に隣のベッドに寝かされて、すぐに眠りに落ちた。
シャーリーが終わると、
楓と椿は、寝るまでの間、シャルをおもちゃにして、楽しんだ。