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俺だけ転生  作者: 紅の小鹿
幼少期編
3/45

蜂は危ないよ。

今回はグロいっス

グロいと言うかなんと言うか…とにかく主人公イカれてるっス

そういうの無理な方は蜂が出てきたら逃げて下さいっス!


産まれてから3年の月日が経った。

3年で分かった事はド田舎のログハウスで

母であるリアスという美人女性と2人暮らしで

父は行商人で都市部を中心に遊び歩いているらしく、たまにしか帰ってこない。

という

悲しい家庭事情と


世界観は中世ヨーロッパ…と言いたいが田舎だからよくわからない。

井戸は滑車、付けるのが面倒なのか火なんて焚き放し

だが布や糸、皮製品だけはやたら高品質である。

もしや産業革命?とも思ったが魔物の素材であるらしい。

まぁ元々

たかがイチ高校生だった為

生活状況で世界観を把握しろ。とか

無理な話なのだが…



俺の性別は前世と同じく男だった。

男としてやらなければいけない事はまだ済んでいないので良かったと言える。

逆に女であれば…

ゲフン、ゲフン。ナ、ナンデモナイロ!


髪色は母親に似て金髪で目が父に似て青だ。

顔は母親似で超プリチー

もし俺がこんな子供をデパートで

一人で歩いてる姿を見たら一緒にお母さんを探しちゃうぐらいだぜ!

そして…

他の人に見られて通法される&ショタ専な男子高校生としてSNSで拡散されてしまう未来まで見える!

転生したおかげで妄想の未来視が出来る様になったよ!

神様ありがとう!


そうそう産まれる前に神様からチートになる方法を聞いていて

産まれてから実践しているんだけど…

な、なんだよ!?

べ、別に「チートに成りたい!」って

言った訳じゃないんだからね!ほ、ホントだよ!

あんまり冷たい目で見るとワンランク上がった

ヘンタイの俺からしたらご褒美になるんだからな!


まぁチートに成る方法は簡単で


・魔力量の増加。

大気中の魔素を体内に取り込み、体内の魔力と魔素を混合させて循環する。

そうすると体が魔素を魔力と勘違いして魔力量の最大値を増加させる。


・魔法スキルの全取得。

この世の中に出来ない事は無いんだよ!を胸にイメージし続ける。


この2つである。

言うのは簡単だ。

やる方の身になれ!


魔法スキル取得に関しても、魔力量の増加に関してもキツい。

魔法スキル取得はまだ空間魔法というスキルを所持しているので

なんとなく分かるし闇魔法だけならスキル取得に至った。


魔力量の増加は3年経ってやっと魔素を体内に取り込む事が出来る様になった。

だが気を抜いたらすぐに霧散する。

あの神様は魔素で魔法が使えるとか言っていたが、たぶん人間には出来ない。

だから魔力量の増加の事を話した訳だし

アイツが言っていたのは麦畑を見て

「アレでパンが出来る。」と言っていたようなものだ。

どんだけ工程あると思ってんだよ!


最近は身体を動かしながら読み書き等もこなしている為、子供でありながら過労死しそうだ。


今日は外に出てきた。

まぁ外と言っても裏庭って感じなんだけどね。


(くくく、今日は習得した闇魔法のスキルのお披露目だ!

昨日の魔物の蜂が相手だ!

闇魔法の真の力を発揮してやるぜ!)


昨日家に10㎝代の蜂が浸入して大パニック(俺だけ)

壮絶な戦闘(逃げ回ってただけ)の末

母が撃退(普通に外に出してあげただけ)して

被害(俺の精神的ダメージ)は最小限に済んだ。


(闇魔法の練習は家の周りに居るカエルとかだが

今回は魔物!

絶対悪!

昨日の様な事のないように…殲滅する!)


昨日の戦闘中に闇魔法のペイントを付けていた(近ずいてきたら逃げられる様に付けただけ)為

空間魔法の感知も併用してすぐに位置を把握出来た。

家の裏庭に山に行く道の端に生えてる木にヤツらは潜んで居るようだ。


近づいて行くと昨日の恐怖を呼び覚ます嫌な音が聞こえて来る…


ブンブン ブブブン


ブンブン ブブブン


ブンブン ブブブン


(…ヤンキーの溜まり場じゃねーか!)


ブンブン・・・カチカチカチカチ


(お?ウィンカー出したのか?

どっかに行ってくれればな〜…ヤバ!近付きすぎた!)


急いで距離をとると蜂は追って来なかった。


(ふぅ〜間一髪!

追って来なかったから良かったぜ。

テレビとかで「カチカチ」が聞こえたら蜂が警戒している。

って事を聞いて無かったら今頃蜂の巣だったぜ…)


「だが俺は生きている!!」


(昨日夜に考えた作戦で殲滅しよう!

アレなら危険も無く絶対に大丈夫だ!)


俺は自分に空間魔法の認識阻害掛けて先程蜂に脅された位置に戻って来た。

ブンブンと音が聞こえるがカチカチという音は聞こえない。

もう少し近づいてみると木の根元に蜂が群がって居るのが目視出来た。


(木の根元に蜂の巣があるのか?

まぁ良い…やる事は変わらないからな。)


俺からの距離は約3mぐらい


(クククさぁ絶望のレクイエムを始めよう!

激しく死に散らかせ!)


俺は厨二的な事を頭で考えながら闇魔法を発動した。


ー2分後ー


やっと闇魔法が効き始めたのか

目の前の蜂達の動きに異常が見られ始める。

自分の周囲5m程度に範囲を設定して闇魔法の興奮と混乱を使っている。

精神への影響を与える為どうしても時間が掛かってしまう。

今回は範囲で発動した為に余計時間が掛かった。


(良かったーさっきの台詞声に出さないで…100%大恥だよ!

まぁ声に出した所で自分に認識阻害掛けてるから他人からは聞こえないし、見えないんだけどね!

…たぶん。)


そんな事を考えてる間に蜂達が仲間割れし始める。いや

共殺しし始めた。


ーー30分後ーー


徐々に数が減り始めているが、まだまだ蜂は巣の中に居る様で

蜂の地獄絵図が書き終わらないでいる。


針で刺して、刺されて羽根を喰い千切られ地に落ちても殺し合う。

息の根が止まっても止める事はせず、原形が無くなるまで殺し、他の蜂が居たらまた殺し合う。

視界に入った者は全て敵。

たぶん蜂の巣の中でも同じ様な事が起こっているのだろう


(蜂の巣の中で蜂が蜂の巣にされているというのは観てみたい気もするけどな。)


俺の周囲5mの場所ではそんな事が起こり続けている。


(なんつーか…こういうのって観てて飽きないもんなんだな!

始めは…闇魔法つえー!

とか他の魔法の事とか考えながら観てたけど

一周回ったら面白く見えてきたわ!

たぶんプロレスとかもこんな感じなんだろうな!

前世では興味無かったけど、今世の俺は好きな方なのかもしれないな!)


蜂同士の殺し合いを観ながら少しずつ興奮してきている自分がいる。


(やれ!そこだ!いけ!殺せ!ン〜そこじゃないだろ!!)


俺はジェスチャーを混じえながら心の中でヤジを飛ばす。

あまりに熱が出てしまった所為か蜂達が殺し合っている場所の近くまで来てしまっていた。


グチュグチュ


異様な音と感触に足元に目を向けると、緑色の液体そして何体かの蜂の死骸が潰れているのが目についた。


(あ〜やっちゃった。

ま、いっか!

どうせ皆殺しだし

地面に落ちた蜂なら危険無いし

踏み潰す感触が面白かったからもっとヤっちゃうか!

見てるだけじゃ…ね!)


足元に蠢く何体もの蜂と動かなくなっている死骸達

右足を上げてみると蜂の緑色の体液、体液と一緒にくっ付いてきた足や羽根が靴に着いて

先ほどまで右足があった場所には同じく緑色の体液と頭と胴体潰れた蜂の死骸が複数

頭と胴体が離れて出てきたと思われる筋の様なも、臓器だった様なもの、そして紫色の液体

全てが踏み潰した際に混ざりそこは異様な光景になっていた。


(ハハ!

なんだこれキモ!

キモカワイイと言いうより普通にキモい!

劇場版の二号機をリアルに再現!色は緑色だけど!)


上げた右足をもう一度地面に


グシュグチュ


グシュグシュ


グチュグチュ


グシュグチュグチュグシャ


何度も何度も繰り返し繰り返し

足を上げては降ろし踏み潰す

周りにある全ての蠢くものに対して


グシャグシャ


グシュグチュ


グチュグチュ


グシャグチュグチュグシュ…



「おいおい逃げるなよ〜

動くのはお前が最後なんだから〜

針の先から触角の先まで器用に潰してやるからさぁ〜

その為に一番デカいの残してたんだぜ?

死んでも何回もヤってやるからな?クふふ」


空中に飛び周っていた蜂の姿は無く

地面には緑黒色の液体が広がって

潰し尽くしたのかグチュっという音は無く

ピチャピチャとした音に変わり

蜂の死骸は原形を止めて残っているものは無い。

なんとか羽根や針、散りじりになっている口角なんかを見れば

この液体の正体が大量の蜂の魔物の体液だという事分かる。


「なになに?

ひと思いに殺せって?

勿体無いんだよな〜

あぁでも一回で潰した方が感触が良いんだよな〜

どうしよ〜?

これは俺の前世も含めた中で3位にはくるだろう決断だぜ!

んじゃ1発でヤっちゃお!

決断は素早く臨機応変に!ってな!」


誰と話している訳ではない

楽しそうに楽しそうに独り言を紡ぐ


話している内容や場所、やる事さえ違えば

実年齢に見合って楽しそうに人形遊びをする男の子の姿に見えなくもない。


「それでは!一・撃・入・魂 爆裂の〜ー踵降ろし〜!!」


パチコーーンッ!!


乾いた音が森の中にまで響き渡った。

ど、どうだったっスか?

自分もあまり書きたくないっス

次からはほのぼの行くっス


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