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魔族戦争編 83話

投稿遅れてしまい申し訳ありません。他の小説を書いていまして…

多くの感想ありがとうございます。

改めて読み返しましたが、ボロボロであまりに酷く赤面レベルです。本当に申し訳ありません…仕事などがあるので徐々に直していきますので、よろしくお願いします…

「ディル坊の意見も聞けたことだ。ワシは帰るとする。近くまた顔を出すとする、その時は事前に連絡は入れよう。フィローラを頼むぞ」


「はい。承知しました」


話し合いが終わると、サリバンは大声で笑いながら背中に翼を生やし壊した天井から領地に帰っていった。

実に嵐のような人だったが、嫌いなタイプではなかったな…堕人の強さがいまいち把握できないな…下手な悪魔より強いのではないか?…

サリバンが出て行った天井をじぃが目を細めながら見つめる。真顔なはずなのにどこか笑顔に見えた


「はぁ…あいつは…」


「どこか楽しそうだぞ?じぃ。」


「はぁ?…ふふふ…そうかもしれません。」


「さあ、とりあえず今日はこれで終わりだ。皆、突然魔王が来て精神的に疲れただろう。部屋でゆっくりと休んでくれ。」


俺が手を叩きながら声を出すと、皆が軽く会釈をして出て行く。今日は色々な情報がありすぎて頭がパンクしそうだ。とりあえず、戦争が必ず起こることと自分の強化が必要だということはわかる。少し疲れたので、軽く肩を揉みながらロットの話を聞く。


『とりあえず、リリアンナの軍ですがインキュバス・サキュバスなどの淫魔共と使役している魔物対策です。淫魔共は魅了耐性と精神耐性の二つがあれば十分対応できるでしょう。魔物はそこまで竜種が多く空からの急襲対策として広域且つ広範囲の殲滅魔法を幾つか用意しておくべきでしょう。サウロン軍ですが、基本アンデッドのためそこまで必須な能力はありませんが毒耐性・呪耐性などはあれば便利な程度でしょう。』


そうか…何があるかわからない以上『耐性系』のスキルはレベル上げ必須か。それに殲滅系の魔法…とりあえず、ウォッカのスキルに使えそうなのがあったが魔法の方が一気に倒せるからな…魔法を多く持ってるやつを殺すしかないな


「ディル様。この後、お茶にしようと思いますが…」


「ああ、俺も一度着替えてから参加する。」


「私の私室の予定です。」


「わかった。では、後でな。」


少し照れたような顔をするじぃは、イジリがいがあったが、あまりイジると後が怖いからな…

俺はじぃの後ろにいたフィローラを見ると、笑顔で会釈をしてその場を去る。



広い廊下を真っ青な表情で歩く老人が一人。ディルの奴隷であり、三賢者の一人ベテルギウス=ハーシェル。

今のベテルギウスは焦りや不安などの感情が渦巻いている。


「どうすればいいのだ…場所は…わかる。あれは真実なんかではない!決して!信じられるか…」


ベテルギウスが頭を抱えながら、しゃがみこむと誰もいないはずの部屋に小さな光の球体が現れた。球体はふよふよと頼りなく浮かびながらベテルギウスに近づくと突然球体から男の声が響く。


「陛下…!」


『何をしている、ベテルギウス。即刻デュークの遺体を確保し、ここへ持ってくるのだ』


「そ、それが…その…」


『二度は言わぬぞ。手に入れば… 人間の領地は我々皇国のものになるのだ。そしてもう一度この地に聖女を…わかっておるな?」


「わかっております…」


『頼んだぞ』


話が終わると球体は音もなく突然消滅する。光を失った部屋はやけに暗く感じた。


「やるしかないのかのぉ…」



どこぞの一室。透き通った白い肌の美しいエルフが窓を見つめながらため息をもらす。儚くも美しい…まるで絵画のような光景だ。そんなエルフに黒い服の男が近づく。


「おい、ミスティ。」


「…何?」


「最近ずっとその調子だな…ヤコブ=フッガーの護衛からだな。何かあったのか?あの時…」


「何でもないわ…」


「そうか。まあ、仕事はきちんとしてもらえば何も言わないさ」


そういうと、男は部屋から出て行った。エルフは再び大きくため息をつくと、あの時を思い出す。


「あの男は誰だったのか…美しい白髪…闇魔法を持つ人間?…いや、あれは人間じゃないのかも…ならなぜラスティを知っていたの?…」


誰もその疑問に答えるものはいないが、エルフはずっと同じことをつぶやき続ける。



部屋に戻ったディルはすぐに服を着替えると、腰に差していた『星斬り』を抜く。

うっすら光を反射する銀色の美しい剣。その刀身には奇妙なマークが彫られている。


「『星斬り』か…昔ロットに説明してもらったが、確か12の星座の力が込められているんだよな。今回の戦争のためにも、星座の能力をできるだけ解放した方がいいのか?…」


ブツブツと刀身を舐めるように見つめた後、『星斬り 神酒の水瓶』を発動させる。一瞬で刀身から透明な液体が流れる。剣先から唾を一定の数量で流れている。逆さにしても水の流れは変わらない。


「いつみても不思議だよな…。そういえば12星座って日本の時も星座は12個あったな…そうだ、ロット。入手すべきスキルを持つ魔物が生息する地域でルートを作ってくれ。それと、『ガニメデウスのお酌』みたいな星座の能力が解放できそうな場所も盛り込んでくれ」


『お答えします。了解しました。今お教えしましょうか?』


「後ででいい…さて、お茶のお時間だな。」


ディルはそっと剣を鞘にしまうと、そのまま部屋を出て行った。


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