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【プロットタイプ】自分だけの部屋

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/05/23

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

全員じゃないって知ってるよ。

でも、自分より優れた者を前にして、平気でダメ出しする人、

自分より劣っていると判断した途端、見下す人。

そんなのばっかりだ。


あぁ、遠くへ行きたい。

歳を重ねる事に、ほんの少しだけ脆く、そしてほんの少しだけ苦しくなる。上手く廻らない神経も、上手くいかない人間関係も、ぶっちゃけ何もかも、嫌で仕方がない。

あぁそうだ。その拘束から少しでも離れる為に、私は旅をしているのだった。一緒にいて、決して苦しくない人と、旅に出る事を決めているのだった。


「物を書くには、何かを考え続けるには、自分だけの空間が何よりも必要。それ以外は、ある意味必要ない」

辺り一面薄暗く、時折遠くで人の話声が聞こえるだけの水族館で、同居人の鏡花はただそう言った。

仄暗く、甘い、何処か憔悴しきった声。顔も其れに倣って、何処か疲れていた。俺の同居人は時折物凄く、壮年の老婆の様な、賢者の様な空気を纏わせる。

普段の姿からは想像も出来ない程の、余りにも乖離したその姿は、表面しか此奴を知らない者が見たらギョッとするだろう。

「自分だけの部屋」

「そう。その通り。でもあれは別に、女性に限っただけの話じゃない。脆い作家ほど、自分だけの空間と財力を欲する。些細な光や音だけで、作品は容易く色を変えてしまうから」

歳を重ねる毎に、脆くなる身体、ご機嫌取りを強要させられる空気、其れからの脱却には、何よりも金と空間が必要である。そして其れらに晒され続けた結果、もう限界まで来てしまったのだろう。

脆いのだ。どうしようもなく。息する事が難しい程に。それでも、彼奴には、鏡花には、飛び抜けた財もなければ、自分だけの空間も持ちえない。

「ん……珍しいね。君から触れてくるなんて」

指の先だけを合わせる様な触れ方をしたら、霞のような声でそう囁いた。こうして体温を感じていないと、消えてしまいそうな存在感であった。

「嫌になるな……人の欺瞞も傲慢も、そして其れを他人に任せる者も。世界が君で溢れれば良いのに。其れはきっと……自分だけの部屋だよ」

ウルフの名言。というか、自分だけの部屋の言葉。

『女性が物を書こうと思うなら、財と自分だけの部屋が必要』

これ、本当にその通り。冗談抜きでその通り。


別に女性だけに限った話ではないけれど、脆い作家、特に環境に左右されやすい作家ほど、これは顕著になる。


私がいつも物を書く時って、まずは家であることは少ないです。

実家暮らしなんで、よく声がかかる。

愚痴が飛んでくる。その最適解を算出するから。

※実家暮らしの愚痴とか、批判ではなく、その状況下で自分の思想を諸に書けるかって言われたら『出来ないよ〜? ハハハ』というノリ。


だから電車の中とか、水族館とか喫茶店とか、公園とか、とにかく私自身に声が掛からないところで書くことが多い。


でもウルフがあえて女性限定に示したのは、やっぱり思うことが多かったからかなって。


たまに思うんですよ。

私が女性でなければ、いじめとか、セクハラとか、ご機嫌取りとか、させられなかったかなって。


えーっと、男所帯?なんですよ。職業柄。

そこを選んだのは、就活上手くいかなくて、その業界しか残ってなかったってのが大きいし、またあの苦しさを味わうのが嫌だから、業界変えないが大きいけれど。


でも、うーん、そうだね。

少しでも賢さってか、相手の矛盾を指摘したら、キレられるし、平気で『AV見てるんだ』とか『歳幾つ?』とか聞かれるし、独り言拾わないと物に当たるし。


私が男性なら、ここまで舐められなかったのかねって、思うことはある。

そう言う拘束から放たれたら、本当の意味で、私は自由なのかね?

本当に、自由になれるのかね?


なれない気がするんだよ。

何処に行っても、制約は着いて回るし、女性同士でもマウントはきっとあるし。

だからやはり、孤独こそがある意味の自由で、自分だけの部屋なのかなって。

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