第六話 『繭』
本作はフィクションです。
喧嘩、暴力、いじめなどの表現や、それに伴う精神的苦痛を含みます。
登場する人物・団体・出来事はすべて架空のものです。
ーー時は過ぎ、約2年後
なんと高校を卒業するまで月1でのラジオ出演することとなり、途中からネットの名前で出演することに
生徒会補助役員を誘ってくれた友達は生徒会長となり、自分はそのまま生徒会補助役員として活動し、友達を支え続けた
部活では生徒会がするような活動をする部活だったため、様々な高校と交流し、様々な視点から新しいことを知っていった
大学は最初から目星を付けていた"潮見芸術大学"に入学した
だが世界中で発生したウイルスによって緊急事態宣言によって外出自粛要請が行われた
それにより入学式は中止、大学の授業はすべてオンラインとなった
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2020年5月 自宅
外出頻度が減り、ずっと自宅にいることが増えた自分は仲のいいネットの友達と会話することが多くなった
「ずっ〜と家にいて退屈だわ〜」
「本当それな〜」
「う〜ん…ちょっと考えてることあってさ」
「どうしたんよ」
「みんな外出できなくて暇やろうし、オンライン飲み会しない?」
「いや、俺らまだ未成年な?」
「お酒飲むわけじゃねぇーよ!未成年版オンライン飲み会!」
「あ〜まぁいいんじゃない?気分転換になるかもだし」
「んじゃ、ちょっとみんなに予定聞いてみるか」
その後、グループメンバーと相談し、日程を合わせ、(未成年版)オンライン飲み会を開催することとなった
ーー数週間後
(未成年版)オンライン飲み会を開催し、初めてにしては大いに盛り上がり、参加メンバーから第2回目を期待する声が上がった
安心と共に開催してよかったと思った
この調子で…
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「なに楽しんでんだよ」
ふと気がつくと目の前に自分がいた
「"復讐"はどうしたんだ?やるんだろ?憎いんだろ?何故俺を産んだ?ちゃんと地獄で会おうぜ〜?なぁ?」
前までの自分なら何も考えず、行動に移していたであろう
だが生徒会補助役員を始めてからたくさんのことを経験して、たくさんのことを見てきてしまった自分は思いとどまってしまった
「お前が動かないなら俺が動く。お前はゆっくり死ぬのを待ってろ」
何も言えなかった
自分を守るために無意識に作っていた"繭"に対し、"彼"は成長することを拒み、良い思い出にも"繭"を作り出し、全ての思い出に"価値"を無くしていた
残り2年
タイムリミットはすぐそこまで迫ってきていた
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