そのヒーロー、結婚したらモラハラするよ?
恋愛小説を読むのが大好きです。
たくさん読ませてください。
これは批判ではなく私の地雷です。
甘酸っぱい恋愛小説は心の栄養だ。
目が合うだけでときめいたり、隣に立つだけで心が跳ねるような可愛らしいヒロインを見るのが好き。
日々更新される小説家になろうの恋愛小説では、地位とカネと顔面が完璧なヒーローが多い。
それをスーパーダーリン、略してスパダリと呼ぶのはここで学んだ単語だ。
しかし地位もカネも顔面偏差値も、どれも不変ではない一時的なもの。
だからこそ、スパダリの内面の良さや性格の良さは最重要項目だ。
しかし、たまに出会ってしまう。
このスパダリ大丈夫か?というスパダリに。
例えば、俺様系の俺に付いてこいよタイプ。
論外。クソほど嫌い。クソに例えるのもクソに失礼だ。
もはやヴィランとしての登場の方が多いまである。
結婚したらモラ夫まっしぐらだ。
絶対にやめとけ。逃げろヒロイン!
これに近しいのが、途中で口調が変わるタイプ。
いつもは貴族の冴えない坊っちゃんかと思いきや、実は最強でワイルド的なあれ。
やめろっ!途中からキャラ変するんじゃない!
場末の山賊(雑魚)みたいな口調になりやがって!冴えない貴族のままでいろっ!と思う。いいじゃんイケメン陰キャはそのままで最高なのに。君の丁寧さと優しさが売りだと思っていたのに、残念だよ。
というか外で猫を被る時点で、身内になった瞬間にもっと酷い本性を現す確率はぐんと上がるわけで。
モラ夫のついでにDV夫の実績まで解禁してきそう。
そして最悪な流れなのが、ヒロインが戦う状況になってから本気出すタイプ。
有能ならばそんな状況つくるんじゃねぇ!!ポンコツめ!
ヒロインよ!そのドキドキは吊り橋効果だ!騙されるな!!と謎の悔しさを覚えてしまう。
きっとそいつも結婚したら、育児なんてしない。
嫁が鬱一歩手前のクタクタになったところで、俺様参上で育児よゆーだが?と出来もしてないのにやったアピールしてくるクソになる。本の角で殴ってやろうか。
そしてそして溺愛タイプも大丈夫?というのがいたりする。
ヒロインの嗜好、行動をくまなくチェックし全て正解を叩き出してくる。
怖い。怖すぎる。ジャンルホラーなのでは?ってのがある。
つまるところ粘着束縛系だ。
現実だと、他の男の連絡先は全て消すよう仕向けたり、GPSアプリを入れさせたり浮気チェックと称して1時間毎に電話してきたりしてくるタイプだ。
こいつは決して自分から強要しない。
彼女の善意と罪悪感につけ込み徐々に洗脳していく悪魔のような男だ。
過去に友人の彼氏がそんなんだったのでゲンナリする。
愛されてるというよりは精神的に攻められているのでは?と思っている。
ちなみに高確率でそいつの方が浮気しているのでゲロが出そう。
ヒロインもヒロインで、忙しい彼なのに私溺愛されてる♡じゃないのよ。目を覚ませ。
恋は盲目というものの、恋を終えた身としては老婆心ながらという思いも多々あり難しいところだ。
いや、ヒロインがモラ夫予備軍を愛しているなら、それはそれで良ければいいのだけれど。
キュンキュンしたい気持ちがあって恋愛小説を読み漁るけれども、地雷を踏んだダメージはなかなか回復せずで。
かといって自分で生み出そうとすると、ただただ気持ち悪い奴が誕生して誰だお前ぇ!的な状況になってしまい無理であり…。
結局、濁して隠して重要な場面は書かないという皆様のご想像にお任せしますという、書き手としてどうなのかという結果になる。
恋は難しい。本当に難しい。正解が無い。
結婚しました!めでたしめでたしちゃんちゃん!で終われればどんなに良いことか。
結婚はスタートであってゴールじゃない。
せっかくなら死ぬまで良い人なんだろうなと思える恋愛小説を読みたいなと思った。
おわり。
お読み下さりありがとうございました。