言霊苑 -徒然なるままに-

君住む街

雲ひとつない青空

空が少しずつ高くなって

空の色がちょっとずつ

濃い蒼に変わってゆく

そんな空を渡る

一筋の飛行機雲

きっと君住む街まで

飛んでいくんだね

いたずら春風

スカートの裾を巻き上げて

ふわりと舞い降りたら

そこは

タンポポ畑のど真ん中

咲き誇る黄色の花びら

幾重にも重ね合わせ

やがて

春風とともに

君住む街に

翔んでゆこう

あの

飛行機雲のように

君住む街を目指して…

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