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極楽推断恋して絶佳(1)

つまりは、何度も望んだ、ハッピーエンド

小さな花を大切に思う

赤い炎で焼き切るように

喉笛は割れ

嫌悪の末に積み重ねた知らなかったもの

心変わりと赤蜻蛉

張り付いた仮面と裏側の様と

口の先に生まれた雨

人肌の温度と差分

冷たさと柔らかさに

熱さが加わり

傘の隙間から眺める青空


例えば、そのままにして

別れは、変えていって

隣は、座り易くて

繋ぎは、不恰好で

直ぐには、綺麗になれなくて

明日は、何度も望んだ

夕暮れが落ちても温かいまま

暗闇が怖くない帰り道


大きな花を振り回す

何処に居るか分かるから

耳は遠くなる

無条件に受け取り続けた電子の言葉

信念とかたつむり

見せられない素顔と表側の嘘と

状況を着た二人の中

心音のリズムと視線

優しさと力強さに

納得が加わり

扉から歩き出せる雨空


疑えば、底が無くて

つまりは、見るしかなくて

不満は、溜まり易くて

形は、分からなくて

事情は、意味が無くて

昨日は、知りたかった

朝が来ると寒くなってしまう

明るさが怖くなった部屋の中


全てバラバラで

好きに繋いで良いような

全て最初から

決まっていたような錯覚が

目の前に落ちて

素晴らしい日々になったり

最悪な日々になったり

それでも大切にして欲しいと

誰かは願っている

感情に吸い込まれながら

飼い慣らして

欲望に抱かれながら

蹴り飛ばして

純粋な曇り空を眺めている


それでも

例えば、踏み込んで

無邪気に、飲み込んで

新品を、作り上げて

古さを、確認して

人間に、失望して

心情を、偽って

今日は、思い出にした

夜のベランダには時間が

ゆっくりと流れている


疑えば、底が無くて

つまりは、見るしかなくて

不満は、溜まり易くて

形は、分からなくて

事情は、意味が無くて

昨日は、知りたかった

朝が来ると寒くなってしまう

明るさが怖くなった部屋の中


例えば、そのままにして

別れは、変えていって

隣は、座り易くて

繋ぎは、不恰好で

直ぐには、綺麗になれなくて

明日は、何度も望んだ

夕暮れが落ちても温かいまま

暗闇が怖くない帰り道

誰も、望まない

ハッピーエンド





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