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キャラ迷子

「とりあえず、食べよ?

 いただきまーす」

「はぁ…いただきます…」


ユウキは嬉しそうにお肉を食べる

キョウヤはそんなに変わらないと思っているらしく

浮かない顔で、ナイフとフォークでお肉を切り分けている


「ん~♪美味い♪

 やっぱ、先にキノコを醤油で味付けしたのは正解だよね」

「はぁ!!?醤油!!?」

「ん?うん、醤油」


キョウヤはガタンッと立ち上がる

醤油という存在に、とても驚いてるようだ


「この世界、醤油なんてあるのかよ!!?

 じゃあ、何で店の料理はあんなに味が無いんだ!!?」

「いや、この世界に調味料は存在しないよ

 素材の味を引き出す…だけだからね

 醤油はメイキングで僕が出した物だよ」

「…はぁ、何だ…

 ん?って事は、味がしっかりついてるのか!?」


キョウヤは急いでお肉を口に入れる

口の中で、お肉についてる塩味と

キノコにつけられた醤油の味が良い感じで混ざり合う


「う…美味い…」

「でしょ?

 まぁでも、ここの食事情を知ってるからこそ

 この味で満足できるんだよ」

「…確かに…」


ココの食事情を知らずに、これを食べたら

普通…か、普通より劣る物になっていただろう


「だから、キョウヤにココの食事情を知って欲しかったんだ」

「…なるほどね…」


2人とも、その後は静かに食事に集中し

今はユウキが洗い物をしている


「さて、お風呂入れに行くか」


洗い物を終えたユウキは、風呂場に行く

ちなみに、魔石を発動させたらOKなのだが

お湯の温度調整をしなければいけない


「えーっと…40度くらい…かな…」


温度をイメージしながら火の魔石を発動させ、水の魔石も発動させる

すると、蛇口からはお湯がジャバジャバと流れ出す


「へぇ~…結構広い風呂場だな」

「まぁ、ゆっくりしたかったからね」

「なるほどねぇ~…

 そうだ、一緒に風呂に入るか」

「っ!!?はぁ!?何言ってんの!?

 てか、キミキャラが安定しなさすぎじゃね!!?」


キョウヤの発言にユウキは驚いて目を白黒させる

というか、会った時のキョウヤからすると

裸の付き合いだ…みたな発想などしそうに無かったが…


「そうなんだよなぁ…自覚はしてるんだが…

 なんか、安定しないんだよな…

 前の世界ではこんな事絶対言わないし、しない事でも

 ココでは、すんなり口から出てきたりとか…」

「…もしかして…」

「何か心当たりあるのか?!」

「いや、心当たりと言うか…

 僕は、ココに来た時見た目が少し変わってた

 髪の色と瞳の色…頼んだわけじゃないのに」

「俺は、見た目としては幼くなった以外には変化がねぇな」

「僕は外見に変化があったけど

 内面的な所は、何も変わってない

 逆にキミは、外見は変化無かったけど

 内面的な所に変化が起こった…って感じかなぁ…と」

「ふ~ん…でも、何で変化なんか…」

「…まぁ、キミの場合、この世界に馴染むため…なんじゃないかな」


ユウキはキョウヤを見ながら言う

あのプライドの高い性格では、ココでは上手くやっていけないだろう

というか、やっていけない

前の世界の常識など通じないのだから

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