散歩と仕事
「それで、キョウヤはこの後どーすんの?」
「どーするって…」
「家とかさ…ココでも構わないけど、嫌なら宿屋紹介するけど?」
「(そうだな…同居相手が女なら遠慮する申し出だが…
俺達は幸いにも男同士だから問題ないか…)
そうだな、頼む」
今、キョウヤは心の中で思っているだけだと思っているが
実は小声で声にでていたのだ
そして、今の静かな空間ではバッチリ聞こえていた
「(あぁ、性別間違われてるなぁ…ま、面倒だし、バレないから、いっか)
はーい」
ユウキは面倒だからという理由から訂正する事は放棄していた
普通は面倒がる場面ではないはずなのだが
「んじゃ、とりあえず500セシルやるから、街の中見てきなよ
あ、そうそう、ラグーンのマップも渡しとく」
ユウキはインベントリから500セシルとマップを出し
キョウヤに投げ渡す
「あ、あぁサンキュ」
「ま、分からなくなったらココに戻れば大丈夫だから
自分のペースで頑張れ~」
ユウキはマップに自宅の場所を記入する
「お前は今からどーすんだよ…」
「僕?僕はそうだな…今からギルド行って依頼を受けるかな
ついでに、採集して素材集めするか…
今日はツルハシも斧もあるしな!
鉱石も木材も手に入るぞ!」
「…そ、そうか…良かったな」
新たなアイテムに興奮気味のユウキ
それに若干引くキョウヤ
「俺は、この街を見て、この世界の事を知らないとな」
「そうだな、調べ物なら図書館がお勧めだよ」
「この世界でも図書館とかあるんだな」
「いや、この世界図書館無いと困るよ
レシピとかスキルとか!」
「そ、そうなのか…」
「あと、一番の驚きは食事かな…500セシルあればだいたい食えるから」
「へぇ…どんな料理なんだ…」
まだ見ぬ料理に少し期待しているキョウヤ
しかし、そんな期待は綺麗に裏切る事をお約束しよう
ユウキはそれに気づきながらも何も言わない
つまり確信犯だ




