図書館のお仕事
(えーっと…図書館は、このラーグ通りを真っ直ぐ行って
2つ目の角一帯か…デカイな…)
意外に近かった図書館に向かう
相も変わらず人は多く、なかなか進むのも大変である
これならば、草原を全速力で走った方が早く進める…当たり前だが…
(これが1つめの角だろ…次の角…)
1つ1つの区画が何気に長い…
という事は、1つの区画をフルに使っている図書館は、とても大きい事になる
(お、ココだココだ…って、予想以上にデカっ!!!)
そこには、横にも縦にも長い大きな建物が建っていた
レンガで作られたその建物は、とてつもない存在感を醸し出していた
ユウキは、すぐ近くにあったドアから中に入る
「うわぁ…スゲー…」
壁一面に本棚があり、その本棚は天井まで届く大きさだった
そして、本が所せましと詰め込まれていた
壁以外の所にも、ユウキの背丈ほどの本棚があちこちに設置されている
そして、この部屋の中心部分には机と椅子のある、勉強スペースや
ベンチのみがある読書スペースが設けられている
(天井が外見より低いって事は、2階か3階くらいあるのかな…?
んで、この建物の中央付近には壁か…
向こうとコッチで違うのかな…?
でも、マップには図書館以外なさそうだけど…)
大きな箱を2つに分割するように、建物の中央部分に壁がある
その壁の前にカウンターがあり、本の貸し出しなどを行っているようだ
(とりあえず、先に依頼だな)
ユウキは、依頼について確認すべく、カウンターに近づく
カウンターでは、女性2人と男性2人が忙しそうに動いている
ココの図書館では、貸出数が多い
という事は、必然的に返却数も多いという事
その返却された本を元の場所に戻すという作業がある
「あの、すいません」
「はいはい、貸出ですか??」
ユウキの声に、ショートカットの女性が反応し近づいてきた
「いや、貸出ではなくて…依頼を受けてきたんですけど…」
「あら、本の整理を受けて下さったんですね~
若い方なのに、ギルドに登録してるなんて、珍しいですねぇ~」
お姉さんはカウンターの天板を開いて、ユウキをカウンター内に招き入れる
「まぁ、生活していくには、仕事しないとダメなんで…」
「そうですよねぇ~…その若さで仕事をしないといけないなんて、大変ですねぇ~
えっと、依頼の方はですね…ココにある本を元の位置に返して頂く事です
ココの箱に入ってる分が終われば、依頼完了となります」
そう言って、お姉さんが指さした箱の中には、ビッシリ本が入っている
推定で50冊はあるだろうか…
持ち運ぶだけで、かなり腕力を必要とされているような気がする




