宿の朝食
~翌朝~
「ふぁ~…良く寝た!
今何時…って時計ってあるのか…この世界…?」
とりあえず、顔を洗って特に荷物は無いので、そのまま部屋から出る
(今日は、絶対ギルド行かないとな!)
ギルドに行って冒険者登録をしたら、正式に冒険者になれる
それが、とてつもなく楽しみだった
なので、とにかくご飯を食べなきゃ始まらない
(何気に、この世界でのご飯って初めてじゃね?)
昨日は、目覚めたのが何時なのか分からないが…
才能とスキルの確認、そして森を抜けて草原をかけて
星が瞬く頃にこの街に着いた
そして、ソッコーで部屋に行って湯あみしてバタンキューだ
口にしたのは湖の水くらいしかない
よく、それで持ったな…と自分の体に驚きつつ
初の食事に少しテンションは上がっていた
(ま、豪華な食事なんて期待してないけどな
パンとスープが出てくれば、良いんじゃないかな…?)
この世界の食事情がどういう物か分からないので
100セレスで、一体どんな朝食が出てくるのかは検討がつかい
しかし、それでも、最低ラインは出てきてほしい…とも思う
階段を降り、昨日受付をしたエントランスのようなところに着くと
昨日とは違い、少し若い女の人が受付にいた
その女性は、ユウキに気付くと受付カウンターから出てくる
「おはようございます
朝食をご予約頂いていたお客様でしょうか?」
「おはようございます
はい、朝食をお願いしてました!」
「それでは、こちらにどうぞ」
その女性に促されユウキはエントランスの右側の隅に行く
そこには、テーブルやイスのセットがあり、軽く朝食がとれるスペースになっている
席数は4席と少ないように感じるが…
朝食が別料金になっていたのだ…朝食を食べない人も多いのかもしれない
「サンドイッチとコーンスープになります」
しばらく待っていると食パン半分くらいのサンドイッチと
マグカップ1杯くらいのコーンスープが出てきた
「ありがとうございます」
ユウキはお礼を言って、出された物を食べる
サンドイッチと言っても、パンは固くパサパサしていて
そして、中にはさまっている具材はレタスだけ…という
前の世界では到底サンドイッチと呼びたくない代物だった
しかも、レタスが挟まっているのに、ドレッシングなどの調味料も使用されておらず
別にはさむ必要性は無いのでは無いかと思ってしまったのは内緒だ
そして、コーンスープは、薄く味付けされたお湯にコーンが浮かんでいるだけ
という、簡単な物で…物足りない感じが満載だった
(…これは、色々改良の余地ありだな…
まぁ、これが100セレスで出てくるご飯の基準だな)
まぁ、他の所も見てみないと分からないが
とりあえずは、1つの基準を手に入れた
ユウキはさっさと食事を流し込むと、席を立つ
今日はやりたい事が一杯あるのだ
ゆっくりしているなんて勿体ない




