初ダンジョン 3
2では失礼しました。
マシントラブルのため半端な投稿をしてしまいました。
2は、改良してあります。
陸稲でなく水稲に向く米に浮れていたら・・
ブーン
羽音がする。
「あ・・スイートハニーだ。」
スイートハニービー(働き蜂)
レベル3
蜜を玉にして巣に運んでいく。
おお、〔能力確認〕って注釈までつくのか。便利だな。
「あれ、取ろう。蜜球持ってるよ。」
「ですね。」
いきなり構えるアルさん。
「?追いかけるのでなくて、あれを取るの?」
「蜜球は高級品ですよ?」
なんとなくかみ合ってないな?
「巣を狙わないんですか?」
「巣があるんですか?」
「あるようですけど?」
注釈にも巣の事が出てるし問題ないと思うが・・・
スキルレベル高いんですねぇ、と返された。
絶対出るものではないようです。
追いかけてみると、倒木に穴を開けて巣を作ってたようだ。
大きいので目印を付ける必要がなくて良かった。
俺の知っている野生の蜂の採取って足に長めの紙を付けて見落とし難い様にして追いかける。
倒木に巣を作っているのは、今まで見つからなかった要因でもありそうだ。
5cm近くある蜂だし、冬前なら蜂の数が一番多い時期だよなぁ?どうやって取ろう。
「火の魔法スキル使える?」
「私がしましょう。」
とアルさんが立候補。
地球と似てるから効果あると思うが・・・
スイートハニーに威嚇されるまでのぎりぎりの範囲の巣の周りの草を刈り込んでいく。
使い難いが刃物は剣しかないので致し方なし・・この為に借りたのではなかったんだがなぁ?
カチカチカチ
おおぃ、お前はスズメバチじゃねぇだろぅ?そんな威嚇するんじゃねぇ・・
顎を合わせて威嚇しやがったよ。
刈ったばかりの草に火をつけて貰う。
一時して、ハニービーは煙により慌てだした。
「混乱してるっぽいな?」
「そうですねぇ。」
「離れている奴から倒してみるかな?」
頭の上からバリバリと音が聞こえてきた。
小竜はすでに攻撃始めてた。
ファレよ、せめて、頭の上で食うのをやめてくれ・・・・(汗)
鱗の硬いファレはまだしも、他の子は苦手のようだ。
大人しく伏せていた。
働き蜂・守護蜂を2時間くらいして、すべて倒せたようで剣で倒木の皮を剥いでいく。
出入りしてた所から刃を入れて、ベラッと
「おわぁ。」
他の個体より一際大きい10cmくらいの蜂。
羽は見当たらない。
逃げられなかったようだ。
スイートハニービー(女王蜂)
レベル10
熟練した女王は大きくなる。そして、大きすぎて飛べない女王も居る。
「ねぇ、こいつ、飼育できないかな?」
???
返事がない・・・屍の~じゃなく、姫は蜜球に目がいっているようだ。
さっき働き蜂が持ってた、蜜球より大きいのが500近く。
女王のレベルも高いし、大きい巣だった様だ。
姫と二人で分けていく。
「アルさんと、アミさんの分は?」
「私たちは姫の護衛なので。」
多くあるから遠慮いらんだろうに?
俺は失敗してもいいように念の為に女王と巣の一部も収穫する。
峰養できると良いな?
もう、これだけで荷物いっぱい・・・
俺の鞄には入りきらなかった。
「むぅ、帰るか・・・もうちょっと見たかったが。」
「しかたないですね。でも、良い収穫ですよ?」
姫はホクホク顔してる。
答えてくれるが顔は蜜球に向かっている。
どれだけ好きなんだろう?
そして、手には運ばれたばかりであろう小さな蜜球を持ってる。
食べながら帰る。
今は、遠慮要らんほど蜜球だけはある。
それも良いかと俺も取り出す。
アルさんとアミさんにも渡して、4人と4匹で帰る事にした。
7/10微訂正・追記




