初ダンジョン 1〔改良版〕
休みだから追加してみます。
「さて、今度こそ出発(でっぱ~つ)!」
勢いよく手を上げてみたが
「・・・・・・で・ぱ・つ?」
可愛く姫に首を傾げられた。
うっ、翻訳されなかったようだ・・・
親父ギャグ系も無理かもな・・・
「えと・・しゅっぱ~つ!!」
「はい、行きましょう!」
いまいち盛り上がらんね・・・
まいっか・・
小屋の中にもやもやした物があった。
魔力の塊らしい。
大丈夫なのか?
戸惑ってたら、引っ張って連れてかれた。
この塊がダンジョンの入り口だった。
どこから触れても関係無いようだ。
「おおぉ、すっげ~。」
目の前に現われた景色は池の辺って感じだった。
そして2匹の子犬?っぽいのが遊んでた。
ポ○モンのデル○ルみたい・・・
「そういや、生きたまま連れて帰れるの?」
「できますね。魔獣使いになるんですか?」
姫がもじもじした感じで答えてくれた。
「ん?ふむ、魔獣使いってのがあるのかぁ?
いや、単にああいうの連れて行ったら警備に使えるのかなぁ?とね。
俺の居た所では犬を敷地内で飼って守らせる人たちも居るんでね。」
「魔獣は主以外は言う事聞かないので、難しいと思います。
敵じゃないとは教えれても、主以外に命令できたことがないです。」
した人が居るとまでの話にはならなかった。
魔獣や魔物と住むと言うのは恐ろしい事なのだろう。
ふむ・・でも、命令できてれば問題なさそうだな。
「貴方は力ないようですので連れて行くのも良いかもしれないですよ?」
ぐはっ、痛いところを・・・
ま、問題ないなら連れて行ってみるか?
近くに居るのに襲ってこないし、親が出てくるかと思ったが居ないみたいだ。
平然と保ってたのはここまでだった。
無理やり平常を装っていたらしい。
もじもじしていたのは一応我慢していたようだ。
「いや~ん、やっぱり可愛い黒狼。」
姫の方が襲い掛かったよ・・・
1匹は姫と追いかけっこ状態。
もう1匹は俺の目の前でちょこんとしてる。
うん、モフモフ可愛いな。
「名前をつけて額と額をつけて魔獣が認めれば光ります。それで契約がなされますよ。」
アミさんから教わる。
「契約無しでは?」
「連れ帰った先で言う事聞かなくなったらどうするんですか?」
契約する事で言う事ほぼ聞くらしい。
周りの関係のない人を安心させるにも契約が必要だと言う事だな。
「んじゃ、試しに・・・ん~と、好きな花だった胡蝶蘭からとって・・・ファレ・・」
ごっち~~~~~~ん
パッと光ったが何事?
「いてぇ~~~~。」
「大丈夫ですか?」
クォっと聞こえて頭に何かが・・・
「その小竜と契約がなったようですね。」
・・・・・魔獣の方からの割り込みができるんだ・・・・・
むぅ、女にモテず、動物にモテて、人間のフェロモン持ってるのか?っと思えるほどだった俺の本領発揮か?
馬まで出てきたよ?
こいつも襲ってこない。
「1階層ってこんな感じ?」
「魔物が居れば、普通は戦闘になります。」
だよね・・・
この状況、もう普通じゃないみたい。
「複数契約しても?」
「問題はないですよ。ただ・・」
「ただ?」
「餌代が大変なだけで・・・」
・・・
食料難で来たと言うのに・・・
現状、力の無い俺は・・全部と契約しましたとも!!
お前ら、自分で食い扶持捕まえろよ?
捕まえてね?
捕まえてくれるよね?
お願い・・ね?
7/10訂正