初ダンジョン出発直前
なんにも知らないで行くのも思っていたが、どうあっても基本以外は知っても無駄らしい。
ゲームで言う不思議系のダンジョンっぽいようだ。
基本は、その階層にあったレベルの魔物しか出ないし、深い階層ほどレアな物が手に入れやすい。
うん、定番だな。
各階層にBOSSは居る様だが、守る様に居るわけでも無いらしいのでやり過ごす事も可能とか?
あ、1階層だけはBOSS居ないらしく、緊急時の避難場所にすることもあるそうだ。
証明リングでパーティの設定と財布になることも解った。
昨日の晩の食事もそうだったが・・
今朝の食事も、固いパンと肉を焼いた物だった。
食料不足と聞いてたが、野菜無いんかなぁ?
採取の為に確認するか?
台所の行ってみたが、種類は違えど同じような進化をしてるらしい。
違うのは魔力で成長が早まるまたは大きくなる種類があると言う感じか?
地球の野菜は品種改良で大きくなった物も多いからその点は必要無くなりそうかもな?
あ・・さっきの肉は魔物の肉らしい。
「強くなるには必須だぞ!!」
魔物の肉はレベルアップし易い様になる何かがあるらしい。
詳しくは知らんと言われてしまった。
採取するには剣は微妙だなぁ?と思うが、鉈やナイフは準備できなかった。
復興のために使っているようだ。
心もとないが、初のダンジョンだ!!
さ~~て、行きましょか?
「コナちゃんの属性講座~~~!!!」
ぱちぱちぱち
あれ?勢いちょいとつけていざっと向かったのに・・・
姫と姫従者に待ち構えられてました。
んで、魔物もスキル使うって事で、最低でも属性は知っとけって事らしい。
簡単な講座が開催された。
基本、自然属性の火と水、風と土、上位・下位で光と闇、どれの偏りのない無の7種で表示されるらしい。
2種以上の属性を持つこともある様だが、相対する属性で持つ事は珍しい様だ。
相対する場合は基本中和され無になり易いからだとか。
質的に得意なものになり、効果・成長に補正が入るみたい。
「で、貴方の属性は何でした?私は無属性・魔法スキルは治癒特化になってるんです」
「??」
俺は解らずに微妙な顔をしてしまっていたようだ。
「証明リングで御自身の能力確認してません?」
どうやら、証明リングはまだ細かく確認できたようだ(汗)
スクロールして見るって・・・
「あ・・鎖なんて珍しいスキル持っているのはあまり話さないのが良いかも?」
固有スキルは基本独特なので〔能力確認〕で知られることもあるが自分から話すものじゃないようだ。
戦争なんて身近にあるんだもんな。
知られて良い様なものじゃないわな・・甘かったな。
いや、人に別に話した訳ではないけどね。
属性は俺も無属性だった。ついでに解ったが力7・敏捷6・魔法力6・器用さ80と器用さ以外はこっちの成人(12歳)以下だった。平均10らしい。
だ・・・大丈夫なのか?俺は・・・
7/10微訂正