隣町から
初観想戴きました。ありがとうございます。
指摘頂いたミスは仕事の休みにおいおい修正します。
皮の手袋を買ってきて子供たちに早速〔魔力剣〕を込めたスキル封石を付けて渡した。
練習用にととりあえず言い聞かせてある。
そのうち属性も付けれるように改良する必要があるだろうが、今はこれでがんばってもらう。
見比べているうちに気付いたが、使う人によって微妙に型が違う。
俺が作った型のままでなくて良かった。
その人にとって使いやすい型になっているのであろう?
わずかな差として現れているようだ。
もっとも、わずかであって大剣にとか短剣にとかは無理のようだ。別に作る必要がある。
ま、些細なことか?
2度目で買った種の葉物も収穫できそうになってきた。
順調である。と・・・言いたいがホウレンソウが失敗した・・・
大きく分けて2タイプあるホウレンソウを何気なく蒔いてしまった為すでにトウがたってしまった。
日照時間に影響され易いタイプだったようでこんなことになった。
隔離部屋で短日状態を作る必要があるな。
そうこう観察していると
「ねぇ、お使いの人が来た。」
「おっ?」
「どなた?」
「城からの使いできました。隣町から町長をはじめとして使者がいらっしゃいまして、一度お送りする事に決まりました。馬が少なく手伝って戴けないかと相談に来ました。」
どうやら支度金というか?開放金というか?捕虜の条件として家族または代理を寄越す事と一緒にと付けていたようである。
働き手も取られている状態ではとの事で交渉に来たようだが断ったみたいである。
「片道2~3日かかるがよろしいでしょうか?」
うん、それ自体は問題ない。
シルリーを預けようとしたら扱えないようで俺も行かないと無理だった。
「悪い、俺も行かないと駄目みたいだ。留守番頼む。」
「ユキねぇも居るんだし大丈夫と思うよ。店は無理だけど・・」
「ユキちゃんは仕事あるしそれは仕方ない。頼んだよ~。」
「は~い。」
干し肉作りの途中だが少し持っていく。
まだ水分は抜け切っていないが冬だし持ちは良いだろう?
道中に話を聞いていると、どうやら1人頭10万Mは必要とするみたいだ。
100くらい隣町でかり出されて生き残ってるようだ。
占領されて仕方なく参加したようだが、雷王子は隣町に占領していた帝国の者達も引き連れて帰ったらしい。
逃げ切ったのは数人だから占領してた部隊では足らなかったのであろうと思う。
そういうことで交渉に来てた様だが、ファムも戦費で消耗している。
人口的には戦争前は隣町とはっきり言って変わらなかった。
国と宣言しているかどうか?その程度の違いしかない。
最初から例外を作る訳にもいかなかったのであろう。
その結果と言う事みたいだ。
なんとか2日で着いた。
町長は明日、町民と相談するらしい。
王からは提案も出されていたようだ。




