思い出したか?
おお、昨日は6000PV。
今まで5000PVも無かったのでびっくりしてます。
こういうシーンは必須だったかな?
ありがとうございます。
心地良く眠れた様だ。自分でもびっくりしている。
人の体温を感じるなんて何年ぶりだろうか?
向こうでも一人暮らしだった。
ふと思う。ああ、この事かと。
失いたくないと。
「いってきます。」
まだ寝たままの皆に声をかけていく。
「思い出したようね?」
「ソノヨウダ。」
「心配掛けました。」
「蜜球渡してくれたほどだから解ってると思ったのに。自分で食べてないでしょ?」
「ノマレテタナ。」
「うぐ、すみません。」
「それで・・」今日の事を相談していく。
「はぁ?夜襲を仕掛ける?」
「うん、一歩手前くらいかな?」
「ソレデドウスルノダ?」
「山の中でいくつか見つけていたんだけどさ。守護神に行って貰おうかと?」
森の中に忍んで行く。
その頃、門前。
火の魔法スキルで牽制しながら準備を始める。
もう、100m近く勢いをつけ始めた丸太が来ている。
「おら、行けぇ~!!」
門を勢いよく開け、樽を転がす。
内容量は約100kg。
落石でも5kgでもあれば軽く骨折できる。
もちろん1つではない。丸太で勢いづいている所に来るのだ。
跳ね飛ばされ倒れてく。
魔法スキルで対応しても水が跳ねて来る。
今は冬なのだ。暖かい地方とはいえ、戦争で高ぶってても体温の低下は体力を奪う。
道から外れ森に逃げ込む物にも容赦なく襲われる。すでに準備されたトラップだ。
目に見えて近い内に丸太で攻城しようとしているのだ。準備しない訳が無い。
「出番だね。」
「オゥ。」
打ち漏らしを俺たちが狩っていく。
「それで、あれだよ。どう、取れる?」
「フム、ダイジョウブダ。イケル。」
「流石!!」
5つほど準備できた。
蜘蛛の幕で包み込んでいる。
本日も闇がまた来る。
うん、もう大丈夫だ。
「ファレ、頼むよ。」
「ヤツラ、キョウハヤスメルカナ?」
「さぁ、追い返すよ。」
明るい夜空に小さな影がポツリ。
そして・・・
グシャ
「な?」
「痛い。何だ?」
「うわぁ。」
70cm位の物が落ちてくる。
そこから一斉に飛び立つ。5cm位の小さいもの。
その数、数百匹。
「お~、ど真ん中に落ちたか?」
「エグイコトスルナ?」
「普通しないんじゃない?」
「ん~、どこだったかなぁ?俺たちの故郷では、城や外壁で飼って敵が来たら投擲する所があったの思い出したんだけど・・・」
「それを再現したって訳?」
「うん。」
「怖いわね。夜だから見えてないわよ?」
「みたいだねぃ。ファレ次行こうか?」
落とし込んだのは、スズメバチ。森の守護者である。




