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護の異世界生活  作者: M2
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召喚酔い

目が覚めた。今度は屋根があるな。


「あっ・・起きましたか?大丈夫ですか?」

「あ・・はい。」


白衣代わりか?白い服を着た女性が声をかけてきた。

3日も寝てたらしい。


「貴方は、召喚酔いになっていました。」

「召喚酔い?」


呼ばれてきたのかな?


「魔力の無い方が、魔力を吸収してしまうことで起こるのです。」

「ん?」

「魔力の無い方が、魔力を吸収しても身体が対応できていません。身体が対応しようとして起きるのです。」

「へぇ。」

「それによる、副作用ですね。

高熱になるだけですが、病気のように気だるさも出るようです。

古い書物では勇者召喚をした時に起こる事があると出ていました。

私は実際に目にしたのは初めてです。」


うわぁ、初めてって不安になるようなことを・・・


「異邦人に会える事は滅多にないですからね。」


なるほど・・・って・・


「魔力があるんだ?」

「はい」

「魔法とかも?」

「ありますよ。すでに使ってるじゃないですか?」

「え?」

「耳につけているのは、魔法道具ですよ。」

「知らなかった・・・ただ、突き出されて着けろって言われたようだったから・・・。」

「道具が無いと使えない訳ではないですが、がんばって習得する必要がありますよ。」



コンコンと、ノックされる。

キィっと、扉が開き、コナが来た。


「どうでしょうか?あ・・・起きたのですね。」

「はい、おかげさまで。」


コンコンと、またもやノックがある。


「入るぞ?」

「お・・王様。」


こちらへっと、白衣の女性が椅子を準備してる。

それに、どかっと座ると、こっちへ向いてきた。


「起きておったか?」

「つい先ほど目が覚めまして・・」

「ふむ、唐突で悪いが時間が惜しくての。ワシもダンジョンに潜る。」


ダンジョン?・・が在るんだ・・・


「この国は戦争を仕掛けられ、終息したばかり。

できる奴ができる事を協力する必要があるんでな。

それで、迷い人の異邦人よ。農家の職業を持ってると聞く。」


え?話したっけ?農家してたのを・・・


「この世界に無い技術を持っている可能性に、そして、この国は農家の職業持ちが居ない。

農家をしろとまで言わんがこの国を拠点として、何かしてくれると助かる。」


どう答えようかと迷う。

状況どころかここで何ができるかも解らない。


「それに、余裕も無いしの。」


迷っていると、付け加えられた。

戦争の後では、勝っても負けても消費しているだろう。


「詳しくは他の者に聞いてくれ。」


言うだけ言って出て行った。






「えっと~~~~~~~?」


「ごめんなさい。お父様ったら唐突過ぎです。自己紹介もせずに・・・」



聞いてみると・・

ファムと言う新興国。100年しかたってないらしい。

国土は広いが、7割が湖、3割が山。農作は厳しい。

10日前に戦争が終わり、城の中以外を丸裸にされた。

幸い?に、住民は城内に避難して犠牲者は居ないそうだ。

食料供給が持っているのはダンジョンがあるからだとか。

大きく分けて、地上ダンジョンと、地下ダンジョンがあるようだ。

地上ダンジョンは、動植物が豊富で、地下ダンジョンは、鉱石が豊富らしい。

魔物も居て、ダンジョンからも出てくる為、王族、貴族はどこの国でも基本戦闘能力を問われるようだ。


「ところで・・俺が農家してたのは話していないと思うのだけど?」


「ごめんなさい、私の付き人が勝手に〔能力確認〕をしたみたいです。」


スキルと言うものが有る様だ。

ゲームみたいだ。

大きく分けて戦闘スキルと職業スキル。

職業スキルはその職に着くことで補正が着く。戦闘スキルは生活用であっても職業スキル以外のスキルを指すらしい。

戦闘職も有るし、〔剣技〕などのスキルはどっちもあって被るが、補正が入るか入らないか?が大きな違いみたいだ。


「貴方が現れた時に、確認したようです。」

「確認した能力聞いて良い?」


どうやら、今までの職業、アルバイトも含めて表示されてるようだ。

アルバイトでしたものは見習い扱いになってた。


地球に帰れるかも解らんし、この世界のことも知る必要があるなぁ?

今、できる事をするしかないか?

さて、何からするか?できるのかな?

7/9微訂正

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