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護の異世界生活  作者: M2
12/448

でっきるっかな?

 朝起きて、ふと思い出す。

いや~、年取りたくないね。


 食堂行ったら、今日も美人ウエイトレスさんは働いていた。


「おはよう、どうでした?」

「おはようございます。

食欲無かった妹も蜜球を溶かした水を飲めたので落ち着いてくると思います。

ありがとうございました。

お礼とお支払いはまたの時に。

一度に返せませんが必ず。」

「急がなくて、余計な事まで気にしなくて良いよ。」


昨日と同じような食事をしてると、姫様が誘いに来たよ。


「おはようございます。

今日も蜜球取りに行きませんか?」


取られたのがよっぽど悔しかったみたいです。


「ん~、今日は魔法道具と鍛冶屋の事知りたいんですよ。

なので、出発が遅くてもよろしければ付き合いましょう。」





まず、魔法スキルは、契約魔法・刻印魔法・言霊魔法の大きく分けて3つ。


契約魔法は文字通り対象と契約して力を借りる魔法。

基本、召喚する事が多く、借りる力は魔法に限らず、武術、技術の場合もある。


刻印魔法は、魔方陣や呪文などを書いて使う。

自動発動型と手動発動型とある。

前もって準備できる魔法の為、魔法道具にできる魔法である。


言霊魔法は、魔法名、呪文などで発動する。

言葉にする事で発動する魔法である。


後、イメージ魔法とかあるようだが・・・無詠唱なだけとか威力が無いとかできるけど、使いにくい魔法も多々あるらしい。



魔法道具は、鉱石にスキルを封じ込め魔力を送る事で使う物と、刻印魔法の物と両方を組み合わせた物とある。


と、食事中に簡単な講義受けた。




 思い出した事は、回転系の機械の事。

内燃機関は絶望的だが、試してみる価値があるものを思い出した。

内燃機関系が絶望なのは、化石燃料があれば戦争で使われて焼け野原だったと思うし(自分で見つけても精製しないといけないし・・・)、アルコールは有るけど、食糧難では作りにくい。

炭水化物の多い作りやすいものなら食った方が良い状態だしね。


そこで、地球ならちょいと大きいものだけど・・魔法があれば小さいのもできるんじゃない?っと思ったのが、ECOにし易い温度差によるエンジン、スターリングエンジンだ。

高温側と低温側の2つのピストンを作り、空気圧でクランクを回す。

そんなエンジンだ。


ただし・・・温度差が結構要るんだよねぃ・・・

実現できるかは、専門家に相談してみないとね。


「それができるとね。

威力次第だけど、乗り物ができたり、大雑把な仕事を楽にできるはずなんだよ。

作るだけなら素人にでもできるんだけどね。

空き缶を使ってでもできるし・・」

「(空き缶?)動物が引く必要の無い乗り物があるんですかぁ?へぇ~。」


地球では乗り物動かすほどのパワーはスターリングエンジンにはないけどね。

魔法道具屋に行きますか?っと思ったら・・・


「スキル封石、結構しますよ?」

「だろうね。相場とかも解らんから、それも含めてね。

行こうと思ったんだ。」

「あの・・・・・それ、スポンサーさせてくれませんか?」

「え?」


欲しいものが手に入るなら願ったりだが・・・


「販売利権は折半で、お父様に仕返しを・・いえ、吃驚させようと。」


あぁ、蜜球の件まだ根に持ってるのね。

また、持ってかれないかな?

ま、俺は欲しい物が手に入れば後はどうでも良いかな。

念は押しておくか?


「また、取られないようにね?成功した場合は多分威力あると思うし、元居た世界ではそういう方法は違えど回すものの道具で溢れてたからね。」


エンジンでなくとも足ふみで回し使うものは多かった。

かなり古くから効率は別として利用されている。

魔法道具屋を変更して国の研究所に。

国なら鍛冶との連携も取りやすいか?


「お父様には内緒で作ってね。

私の使える予算使って良いですから。」


おいおい、姫とはいえ子供に使える予算が有るんかいな・・・


大雑把な設計と希望を言う。

小さい事がネックになりそうだな。

まずは銃型ドライバー(先端取替え可能な奴ね)と丸鋸。

これができたら復興も早いと思うのよ。

昨日行った先の大工さん、

やっぱりと言うか手引きの鋸だったしね。

大きいのは2人がかりで使う鋸だった。


「こんどこそ、蜜球を取りに行きましょう。」


あ・・・・・・半分はそれが目的だったのね・・・・・・

7/13 微訂正

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