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第五話 侵入

【登場人物】

長男 キル・タイム

次男 キル・ブラック

三男 キル・パニック

四男 キル・ニャン太

五男 キル・デルム

六男 キル・ライル

七男 キル・パワー

八男 キル・デンジャ

九男 キル・アストラ

長女 キル・ハート

次女 キル・スター

三女 キル・ツバキ

四女 キル・アイナ


あらすじ

 とある事件がきっかけで離れ離れになったキル家。十年が経った今、長男タイムに会うため十人は集まり、真の敵を知ることとなる…

「アストラの作戦があるとはいえ、こちらは相手の全てを知り尽くした訳ではない。それに全員で行って全滅なんて事は避けたい。だからこの中からメンバーを五人決めるとしよう。」


このライルの提案によって決まったメンバーは、長男ブラック、次男パニック、六男ライル、俺(九男)アストラ、三女ツバキの五人だ。

パワーも立候補していたものの、ジャンケンに負けたため、留守番になった。

この五人でタイムのいる城に歩いていった。数時間すると、暗黒の城が見えてきた。

近づいてよく見てみると、遠くで見るよりも禍々しさが増した。


「ここからは誰の監視の目があるか分からない。注意しろ。」

「おいおい、今は夜だぞ?どんな奴でも見えないだろ。」


パニックがライルを遮るように話した。するとライルも負けじと話した。


「タイムがどんな部下を連れているかなんて分からない。『暗視』の魔法を持ってるやつも今までに見た事あるはずだ。」


城の周りを囲む城壁に沿って、門の入口まで到達した。だが、不安になるほど警備はない。

どこを探しても部下の一人も見つからない。おかしい。


「ブラック兄ちゃ…」


そう叫ぼうとした瞬間、誰かが耳の横で何かを囁いた。急いで背後を確認するとそこに立っていたのはキル・タイムだった。


「どうしたアストラ…っ!」


パニックを先頭に他の四人も近づいてきた。タイムの存在に気がつくと、全員の動きが止まった。だがブラックは違った。


「全員離れろぉっ!!まとめてやられるぞ!」


ライルとツバキは瞬発的に離れられたものの、パニックはその場で動けずにいた。そこをタイムに狙われた。タイムは飛びかかって近づくと、手を突き出して叫んだ。


「『巻き戻し』!」


それにより数歳若返ったが、パニックはこれも作戦のようだった。逆に突き出した手を掴んで、バンッと足で地面を蹴った。すると気がついた時にはタイムの背後に回って杖を構えている状態になった。(ゼロを使う際に杖を使う人もいるのだ。)


「お前が時を止めるのが速いか、俺が魔法を放つのが速いか…」


タイムは待つような男ではなかった。話途中に時間を停止させた。


「これが『時間停止』、どうだ味わった感想は。」


誰の耳にも届かない時間停止空間でタイムは独り言を話した。

そしてパニックに近づくと時間を再生し始めた。


「勝負してみるか?」


先程の言葉を言い終わる時には、完全な幼児に巻き戻されていた。


「今だ!アストラ!キルデビルでタイムを倒せ!」


タイムから一番近い俺が、ライルに指名された。急いで杖をかざしてゼロを繰り出した。


「『侵入』。」

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城に“侵入”するって事じゃなくてアストラのゼロの名前が“侵入”なんか〜いってオチです。

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