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磯料理マルゴ

午前中はとても良い天気だった。


めずらしく予定もない日曜日。


なんとなく前日に見ていたユーチューブに出ていた食事処に行ってみたくなった。


あちこち寄り道しながら車を走らせること4時間。


行先は富津市の国道127号線沿い。


最初に目標にしていた食事処に車を止めることができずに断念。


仕方がないので、少し手前の第2目標に移動。


竹岡駅近くの磯料理マルゴに決定。


無事に駐車もでき、店に入ろうとしたところ、昼時を少し過ぎていたが、未だ5組の家族が順番待ちをしていた。


順番を待つことおよそ1時間。


ようやく中に入ると、メニュー看板に書かれている「黄金アジ」が目を引く。


この辺りはこれも名物らしい。


注文を取りに来る時に持ってきた麦茶がうれしい。


店員曰く残り2食とのこと。


黄金アジを使った「黄金定食」を迷わず注文。


待つこと数分。


やってきた料理の量に驚いた。


黄金アジのフライが2枚にスパゲティーサラダが1皿、アジのたたきの姿づくりが1皿、小鉢で煮魚とサラダが1皿ずつに、わかめの味噌汁と沢庵類が少々。


これにどんぶりくらいある御飯が付いて、ひとつのお盆に乗せられてやってきた。


最初にわかめの味噌汁を一口すする。


うん、十分熱い。


それだけで料理全体に期待ができる。


つぎにベジファーストではないがサラダを食べる。


レタス、キュウリの薄切り、トマト4分の1切れ、人参の千切り、玉ねぎのスライスに適度なドレッシングがかかっている。


鮮度ばっちりで、シャキシャキ感がたまらない。


普段あまり食べない野菜が体に優しい。


サラダを食べきってしまうと、つぎに箸を伸ばしたのはアジのたたき。


まずは2~3切れつまむと、そのまま口に入れてみる。


何とも言えないアジの甘みが口内に広がっていく。


醤油皿に醤油をたらし、薬味のショウガと合わせてさらに2~3切れ。


慌ててご飯を1口追いかける。


なるほど、これが本来のアジのたたきかと勝手に納得してしまう。


続いて煮魚を一切れ。


やわらかい魚に、甘みとしょっぱみが絶妙なたれが絡み合って、こちらもご飯を追いかけない選択肢が見つからない。


一度冷静になるために、沢庵で箸休めする。


いよいよ真打登場である。


アジのたたきと同様にまずはアジフライをそのまま口にする。


うん。ふわふわでおいしい。


大きさと言い、厚みと言い、ふわふわ感と言い、かみ切った時の歯ごたえと言い、なかなかお目にかかれない代物だと思う。


添えられた辛子を塗り付け、まずは中農ソースをかけてみる。


さらにおいしさが広がり、たちまち1枚食べきってしまった。


黄金アジ恐るべしである。


続いて2周目をする。


アジのたたき→煮魚→アジフライ(2枚目は醤油)の順で間に味噌汁と沢庵を挟んでみる。


どんぶりほどもあるご飯が食べきれるか不安だったが、そんな心配どこ吹く風で、すべてペロリで自分に驚いた。


最後にアジフライの下にひかれたキャベツの千切りとスパゲティーサラダに、アジのたたきの大根のつまを平らげてごちそうさまとなりました。


これだけのボリュームと味で1,700円。


観光地価格と思われる人もいるかと思うが、自分は十分リーズナブルであったと思う。


無事食べ終わり、店を出るころには「本日終了」の文字が外に出ていた。


まだ15時になるかならないかであったが、食べログによるとどうもそのあたりで終了らしい。


しかも、13時半前後で受付終了する場合もあると書かれている。


なんともぎりぎり間に合ったものだと後で気が付いた。


初めて訪れた店であったが、当たりであったと自分では思っている。


もちろん他にもメニューはたくさんあるし、機会があればまた来てみたい店のひとつとなった。


これを読んで興味が湧かれた方は是非一度行ってみることをお勧めしたい。

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