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明るい教室

小説で作る百合作品は初です

まったりテンポで進む物語

少しでも楽しめて頂けると幸いです

何となく始まって何となく終わる毎日

ただそんな日に彩りがあるとすれば

それは貴方の綺麗な笑顔だけ…かな

まあ、本人には言わないけど


隣に座る彼女が不思議そうにこちらの顔を覗く

私は恥ずかしくなって目を逸らす


だって恥ずかしいし、言ったら調子に乗るだろうし…

言った方がいいんだろうけどやっぱ恥ずかしいし……

まあまた…またいつか言えればいいか


そんな甘い考えとともに目を瞑る

いつか…………………好きと言えたら




"揺木 咲(ゆれき さく)"は女の子が好きだ

もちもちの肌も、ふわっと香る匂いも、可愛い笑顔も

ぜんぶ好き

彼女がいたことは無いけど、彼女にしたい人ならいる


後ろから2番目、私の目の前の席の女の子”光崎 碧(こうさき あお)

愛称は"あおちゃん"

碧とは高校生になってから知り合った

私の1番の親友


惚れ方は単純

合格発表の時に後ろの方で小さくガッツポーズしてる

彼女の笑顔に惹かれた

まあ、一目惚れってやつだね

一緒のクラスになるとは思わなくて

しかも席も近くて、最初はちょっと戸惑ったけど

今では後ろ姿をずっと眺めれる特等席


「ねぇねぇ…」

碧がこちらを振り返る…

ふわっといい香りがする

なんのシャンプーを使ってるのだろう

後で聞くしかない…うん

「さくちゃん…?」

「んえ?あっ、どうしたの?」

髪の毛の香りを楽しんでる場合では無いかぁ……

「シャーペンの芯…忘れちゃって、一本欲しいなぁと」

「あ、あぁ芯ね……はい、これ」

まじまじと顔を見てしまった

「ふふっ、どうしたの?挙動不審だよ」

「ソ、ソンナコトナイヨ」

「なになに?やましいこと?」

違う…とは言いきれない

「……なんでもないよ」

「そう?ありがとう、明日返すね。」

「うん…」

振り返る彼女を目で追いながら授業に集中する


……私の恋もこの方程式みたいに解けたらいいのに…


幾度のチャイムを通り過ぎ下校の時間を迎える

教室では、黒板と格闘する私と

夕日に照らされながら本を読む葵がいた

「碧ちゃ~ん!届かな~い!うわっ…!」

振り返ろうとした体にふわっと重みがかかる。

「そろそろかなと思ってたよ」

私の手を握りながら黒板の上の方を消し始める…

もちろん私は背伸び状態…

私ごといかなくてもいいのにとは思うものの、やって貰ってる手前言いにくい

「遠慮せずに最初から言ってくれて大丈夫なのに~、さくちゃんは頑張り屋さんだねぇ」

「別にそんなんじゃないけど………ありがと…」

そんな会話をしていると、開いた窓からまだ少し冷たい風がさらさらと流れ込む

「じゃあ、終わったし帰ろっかさくちゃん。あっ、日誌って終わってる?もうちょっと待ってた方がいい?」

「んーん、大丈夫。ちゃんと終わってるよ」


あおちゃんの優しさに触れながら、帰宅の準備をする

「今日はどこ寄って帰る?」

「昨日は私のわがまま聞いてもらったから、さくちゃんの好きなとこ寄ろう。うん、それがいい」

あおちゃんがウンウンと頷く

「じゃあ、コンビニでコーヒー買って帰ろ!」

「さくちゃんコーヒー好きだよねぇ、しかもいっつもブラックだし…」

「えぇ~……ブラック美味しいよ?」

あおちゃんは無理無理と首を横に振っている

「まあいいや、暗くなる前に帰ろっか」

そうだね、あおちゃんが私の手を引っ張って教室を出る

まだ肌寒い空気に抗うようにあおちゃんの腕に抱き寄せながら2人並んで歩く


「あっ、そう言えば!あおちゃんってシャンプー何使ってる?」

「ん~?教えな〜い」

「え~、あおちゃんのケチぃ~」


緋色に染まる廊下に楽しげな笑い声が響き渡る

明日もいい日になりますように……


お読みいただきありがとうございます!

作者本人もゆるりと作成しているので

お待ちいただけると助かります~

次話は季節はそのままお花見会です

是非お楽しみに~♡

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― 新着の感想 ―
想像しやすいし読みやすい 次回作に期待
2025/04/03 19:04 さめねこぴ
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