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癒しの泉

 ども、クルトです。


 今、僕は真っ暗な鍾乳洞らしき中をさ迷っています。


 あのとき、盗賊を上手く誘導して壁に突っ込みました。


 魔力と言うのか、漏れ出ていた壁を、目に魔力を集中して、まぁ魔眼のような状態で見たら、下に続く穴が見えるし、そこから逃げられるんじゃないかな~と都合良く考えてしまった。


 事実、助けに来た人たちも、人質(僕)にかまわず、いきなり問答無用で魔法使って攻撃してきたし‥‥


 でも、そうそう世の中上手くはいかない。



 穴に飛び込んだところ魔法の余波で、壁が崩れて穴がふさがったまでは良かったが、飛び込んだ穴は、小さく痩せっぽちな僕がすっぽり入る大きさに、ほぼ垂直に奈落の底へと下っていった。


 真っ暗な穴を、周りから染み出た水と共に滑り落ちていく、体感、時速100キロの視界の効かないウォータースライダー、例え身体に、魔力を纏っていても、例え転生者であろうとも、まだ幼児と言ってもいい僕が漏らしたり、気絶しても仕方がないじゃないか!



 ズバババババッシャーン!!



「ゴホッ、ゲホッゲホッ」


 ウォータースライダーは終わったようだ。


 生きてた、神様感謝します。


 結構大きな水溜まりに突っ込んでブレーキがかかったようだ。


 顔が水面に出てなかったらパニックになってたところだよ。

 真っ暗な空間に、シーンという文字が見えそうな、


 ビチビチ、カサカサ


 ビクッ、え?何?


 魔眼発動、


 お!魚、エビ!食い物!すぐに、美味しくいただきました。


 5センチ弱の数匹でも、今の僕には、トンでもないご馳走です。


 もちろん生では食べません。さすがに火を使うのはためらわれるので、小さな水溜まりを沸騰させてから茹でて食べました。やはり温かいものを食べると落ち着きます。


 お腹は落ち着いたけど、さすがに湿った服を着たままだと身体に悪いし風邪をひくのも困る。

 服を乾かしたいが、某不思議な冒険のマンガにあるように乾くときに熱も奪っていくし、ちょっと考えて服水分を薄く細かい魔力で飛ばしてみたら上手くいくんじゃないかなと、竜玉のスーパー拳法冒険マンガのように、


 「破!」


 と、やってみたら服もぶっ飛んでいった‥‥


 服は乾いたが、もともとボロだったものが、ウォータースライダーで引っかけたり薄切れていて、耐えられなくなってぶっ飛んでいったようだ。

 もう少し精密で、細かい魔力のコントロールが必要だろう。



 と、反省しながら、服だった布地を上手く結んで、ふんどしのように腰に巻いて、さらしのように腹に巻き、靴変わりになんとか足に巻き付けた。



 で、今、鍾乳洞をさ迷っています。


 別にただ目的もなくさ迷っているわけではなくて、あのキラキラな魔力探して、アッチうろうろ、コッチうろうろ、狭い穴を抜けて水の中を泳いで、たどり着いたところには、大きな岩が立ちふさがっていた。



 この岩の向こう側に、何かあるような気がする。


 ただ、当てずっぽうで言っているのではない。ここまで暗闇中、無駄にさ迷っていたわけではないよ。自分の魔力を節約しながら周囲の魔力を察知して、体力を削られなが周りに気をつけ、口にした物もウォータースライダーの後の小さな白い魚やエビだけで、他は水くらいしか口にしないで、おぼつかない足どりで、ここまでたどり着くのに、どれだけ時間がかかったか。


 ‥‥そう言えば、あの魚やエビ、目がなかったかも‥‥


 いや、この岩の向こうに行けば、出口があるはず、僕の勘がそう言っている。そうでなければ僕は終わってしまう。


 

 だが、問題は、この岩をどうやって退かせば良いよか、自慢じゃないが攻撃魔法なんて使ったことがない。やはり隙間を見つけて、通り抜けるしかないな。


 残り少ない魔力と体力で、通れそうな隙間に入ろうと肩がぶつかって進めない。

 ここは、某3代目の怪盗みたいに関節を外すしかないか?ただ外すと痛いから痛感神経を魔力で少し麻痺させて 「ゴキッ」 嫌な音がしたな‥‥あとは、某猪頭のように進んで行くだけだが、やっぱり難しいなかなか上手く進めない、もう魔力を纏って強引に進むしかないか。



 少しづつ少しづつ進んで行くと、徐々に明るくなってくる。そして岩を突破することができた!



 そこは、魔眼を使わなくても分かるほど輝きを放つ金色の静かな泉があった。




 ただし、骨が外れている僕は、無様に転がってる。

 現実は厳しい。とりあえず、周囲を警戒しながら泉へ、ズルズルと近ずくが、本当に魔力を含んだ金色の水、一口飲んでみる。


「美味しい」


 ゴクゴクと泉の水を飲んで行く。


 

「ふう、飲み過ぎたか」


 

 骨を治さないと、と思い魔力を意識すると「コキッ」 と骨がはまった。


 あれ?と思つたら突然気が遠くなった。





 

 









 

 




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