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宇宙人が来たぞ!

作者: まえとら

家と職場を行ったり来たりの毎日の退屈な日々。嘘を繰り返す狼少年という寓話がふと私の脳裏に蘇った。

流石にこの町中で「狼がきたぞ!」と叫んでも現実味がないことはわかる。であるならばこれはどうだ。

「宇宙人がきたぞ!」

ふふ。いいことを思いついたぞ。

私はその様子をうかがった。

行き交う人たちはどうだ。知らんふりをする者。辺りを見渡す者。振り返る者。反応しているではないか。あの者たちは宇宙人に関心があり、それを開放したのだ。

まてまて。「宇宙人が来たぞ」という言葉に私を見る反応をする者は、その言葉を発している私(宇宙人)が自ら来たぞという意味の解釈に反応しているのではないのか。だとすれば、既にこの地球にきている宇宙人が私の言葉に反応したという可能性もあるのではないのか。とすると、あの中に本当の宇宙人がいるということかもしれないぞ。


「アナタモデスカ?」

近づいてきた女性が私の顔を覗き込んだ。

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