42.ロマニー・クイーン
【タイトル】ロマニー・クイーン
【作者】楠々蛙
【掲載サイト】カクヨム
【URL】https://kakuyomu.jp/works/16816410413934558559
以前にもやったのと同じ、他人のRTした人の小説を読むタグに応募があった作品を勝手に読んだやつ。また、短編を選んで読んだ。
なろうに投稿されているやつの、かなり文章量がある作品を読まなきゃいけない状態になってしまって。なろう以外のサイトの作品を読むのがおざなりになっている事情はある。あと、新作小説の投稿準備とかがあって、最近ちょっと忙しくて。
けど、このエッセイの更新頻度を落としたくはないんだ。だから、短編を選ぶんだな。
こういう時、RT企画は便利だ。短編作品でも簡単に見つけることができる。数多群がってくるその作品たちの中で、面白いって思える作品も見つかる。批判的な意見も散逸されるこのタグだけど、俺は恩恵に預かっている。
というわけで、読んだ。壮大なスペースオペラの、ある一幕を抜き出したような短編作品。そして短編で終わらせるにはもったいないような、濃い登場人物たちの掛け合いが面白かった。
6500字程度の、かなり短い作品なんだけど、読後感としては文字数以上の濃さが感じられた。
設定の圧縮がうまいのだと思われる。世界観や登場人物の設定に関しては必要最低限のことしか書かれていないけれど、それが想像を掻き立てるから説明不足にならない。
特にキャラクターの説明は、描写による説明がうまい。端的ながら奥行きを感じさせるキャラクター描写になっている。
一方で、冒頭のメカニック描写はかなり拘りを感じていて素晴らしい。作者が書きたかったことなんだろうなあ。もちろん、その後の会話劇やドラマ面も読み応えがあるわけで、いろんな角度から楽しむことができる作品。字数に比して濃いと思える、短編の強みを存分に活かした作品だ。




