30.怨恨痛快のアンプリファイア
【タイトル】怨恨痛快のアンプリファイア
【作者】麻婆
【掲載サイト】四季ノ国屋 超時空支店
【URL】http://www7b.biglobe.ne.jp/~marboh_plus/02_gatu.html
前回も紹介したカレンダー小説企画の別の話。この企画の発案者の小説ということで、二番目に読むのはこれということになった。
二連続でこの企画の小説を読んでいる。この企画の作品は全部読むつもりだけど、これだけが連続するのもどうかとは思っている。間に他の作品を読むつもりもあるのだけど、今回は連続だ。
普段はなろうに投稿されてる小説を読んでレビューするのをメインの活動としてるからね。仕方ないね。今後も、カレンダー企画の作品を連続12回読んでここに感想を投稿するような羽目になっても許してほしい。物事には理由があるのだ。
今回読んだのは2月の小説。最初から順番に読むでも、今の季節の作品を読むでもなく2月を選んだのは、このカレンダー小説企画の主催者自身の小説だから。
さすが、短い分量の中で濃い物語がしっかりとまとまっている所に、作者の技量を感じた。
2月の話ということで、バレンタインデーが主題となっている。
渡されるチョコレートはふたつ。それぞれの恋と、それを見守る者。登場人物がなかなかの数だけど、それぞれの特徴やどういう背景があるのかを、かなり端的にわかりやすく書いている。説明的でもなく、すんなろ頭に入ってくる文章。
短い分量の中で複数人をしっかり特徴つけて描写しているのが、最も感心した点だ。
話の途中で明かされるどんでん返し的なのもちょっと用意しつつ、チョコレートが渡されて想いが伝わるロマンチックなお話。それをふたつ見せてくる。濃い。チョコレートみたいに濃い。
短編作品の魅力というのが十分に詰まっている、かなり楽しめる一編だった。僕もこういう話、書けるようになりたいものだ。




