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「小説家になろう」以外掲載の作品の評論集  作者: そら・そらら


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20/116

20.恐竜騎士道

【タイトル】恐竜騎士道


【作者】椎茸太郎


【掲載サイト】ノベルアッププラス


【URL】https://novelup.plus/story/691261807

世間一般の人間という枠組みで見れば圧倒的少数派なのは理解しているのだけど、幼少期に見た特撮番組を一定の年齢で卒業せずに成長しても見続けている層というのは、ネット上には結構な数がいる。

かく言う僕もそのひとりだ。日曜日の朝は早起きするものだと決まっている。


ネット小説を書く者にもそういう特撮ファンは大勢いる。そして当然のように、自作にモチーフとして反映させる。創作者にとっては、見てきた創作物すべてが己の創作のヒントなのだから、当然の事ではある。


どの程度反映させるかは人による。大抵は気づく人は気づくみたいな塩梅だろう。あとは独自のヒーローものみたいなジャンル作品でパロディ的に使うのが多いかな。

いずれにせよ、あからさまなのは珍しい気がする。と思っているけど、ネット小説の世界には、あからさまに参考にしている作品がいくつも見受けられる。


このエッセイで以前紹介した「アイス・ディスティニー」は堂々とした仮面ライダー小説だった。もちろんライダーは出てこないけれど、あからさまに仮面ライダーなんだよな。


そして今度はスーパー戦隊である。ノベルアッププラスに連載中の、そうとは言ってないけれどどう見てもスーパー戦隊作品の登場だ。


ジャンルとしてはヒーロー物であり、人々を脅かす怪物や、ヒーローの変身者同士の戦いを軸に話が進んでいく。オーソドックスなものと言えるだろう。


カラフルな色合いの戦士が次々に登場するあたりが戦隊ヒーローものっぽいというか、あからさまに「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を意識してるとわかる作品なんだよな。

もちろんパクってるとかではなく、モチーフとして採用しているだけでオリジナルの作品として成立してるのだけど、既視感がすごい。

リュウソウジャーだけでなく、他の東映特撮要素もちょくちょく見られる。


ただ、好きって気持ちを自分なりに表現する方針は好感が持てる。物語はテンポが良すぎて少し走りすぎな印象を受けるけど、描写に過不足はなく読者を置いてきぼりにすることはない。


日常が突如として非日常に代わった中でも熱く戦いを続ける主人公像は、これも戦隊っぽさはあるけど安定して面白い感じで好きだ。


言い訳しようがなくリュウソウジャーなのは、賛否が分かれるところだとは思う。

でもオリジナリティをこれから出していく余地はある。書き続けて、それから他の作品を読んでいけば、次第に自分の色というものを見つけていけるものだ。

これからに期待だと思う一作だ。

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