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第四話:同級生は陰乱ものが好き

第四話:同級生は陰乱ものが好き

プロフェッショナル陰キャのトチギは次に読むラノベを求め、地元でも最大クラスの本屋に来ていた。週末。トチギは基本、週末を趣味の時間とする。あのつい最近まで読んでいたラノベ、「妹だけど結婚相手はお兄ちゃんでいいよね」1巻も終盤に差し掛かり 、次に読む作品を探すことにしたのである。膝と太ももの間あたりにポケットがついた黒いズボン、そしてよくわからない英語の文字が入ったTシャツ。制服から解放されたトチギは高揚感を覚えながらラノベ・漫画コーナーを探す。


 しかしこの本屋、デカイ。蔵書数を売りにしている本屋。従業員もジャンルで専門的に分かれている。漫画やラノベは地下階にあるらしい。階段を降りると、棚という棚や壁などに、イラストのついたポスターが貼られている。青少年の教育においてあまりよろしくなさそうな内容から、ただ単にバトル漫画特有の激しさを表現したポスターなどなど。

棚に書いてある表記に従い、ラノベの陳列されている本棚を探す。ラノベコーナーにはパステルカラーの萌え絵ポスターがたくさん貼られていた。「なんとか物語」とかいう定番のシリーズ、タイトルが文章風でやたら長いやつ、「ソードラーとシーオンライン」とかいう結構定番のタイトルのもの。

 だがトチギの目当てはそれではなかった。ラノベ、「いもコン(妹だけど結婚相手はお兄ちゃんでいいよねの略)」の作者直筆サイン本が入荷されたという情報が入ったのだ。買わないでおくわけにはいかない。その一心で本棚という本棚を見渡す。漫画コーナーとラノベコーナーは同じ階にあり、趣味趣向が近いからか、エロ漫画の陳列されている本棚が近い。卑猥な表紙のイラストをみたくなるが、自身の社会的価値が下がるのでみてはいけないという小さな葛藤を抱きつつ、トチギは数少なくなっているであろう、サイン本を探す。


いや、みてはいけない。見ちゃダメだ。左のほうを見やる。数人がエロ漫画コーナーを躊躇なく物色している。コンビニで成人雑誌を見つけてしまった思春期始めの中学生のような葛藤だ。あいつらの中に入ったら僕はプロフェッショナル陰キャからただの底辺陰キャに成り下がってしまう。陰キャといじめられっ子は別なのだ。

だからといっても、やはりトチギは思春期の男児だった。先ほどの葛藤。でも、あんな風に奴らみたいなやり方じゃなくて、ガッツリみなければ大丈夫。底辺インキャに成り下がることなんてないだろう。そう考えたトチギは、頭も首も決して動かさず、眼球の周りについた筋肉を必死に動かしながら、横目でエロ漫画コーナーの方をみやった。

 すると、そこには見覚えのある陰があった。影山下川高校の制服。腰まである長い髪。顔は確認できないものの、あの裏道で遭遇した同級生と同じ雰囲気。というか多分そう。彼女は今、僕が気になったコーナーを物色している。偶然?必然?目の前で起きている光景が理解できない。

長い黒髪で制服を着た女子高生。JKブランドをさらけ出しながら、エロ漫画を閲覧しようとしているのか?こんな光景そもそも見ていいのか?清楚さ、純粋さの象徴がこんな汚れた、薄汚いコーナーに居てていいのか???タイトルに「いけない」とか「淫乱」、「ドS」「巨乳」「カップ」とか、そんな言葉が立ち並ぶコーナーにいていいのか。ましてや同級生。同級生がこんな所にいるのか。エンカウント率低すぎのレアキャラだ。

見なかったことにしよう。僕はここにいなかった。そして彼女もここにいなかった。トチギは必死に息を殺し、そして気配を消し去った。彼女がこちらの方に一歩ずつ近づいてくるたび、トチギの心臓の鼓動は速まった。恋ではない。偶然同級生、しかも異性と遭遇してしまうなんて気まずい。気まずすぎる。同級生のあの女はこちらに気づかず、エロ漫画の試し読みをしてからすぐにどこかへ歩いて行った。

気づかれずに済んだ。トチギはサイン本の捜索を再開する。先ほどから聞き覚えのあるタイトルばかりだが、「いもコン」のシリーズは見当たらない。もしかしたら特別に少し離れた場所にあるんじゃないか---


 そう思い、すこし本棚から離れて見てみることにした。本がたくさんならべられているコーナーの中、目線くらいの高さに、いくつかゆとりを持って置かれているコーナーがあった。そういうところには、だいたい注目の作品が置かれている。そうか、そこにあるかもしれない。サイン本なんてそうそう手に入るものじゃない。売り切れていないことを信じて、まっすぐに歩いた。キモくない程度の勢いで。

今、トチギにはその本棚しか見えていない。「いもコン」のサイン本。それが近くにあるとわかっているトチギは闘牛士のマントを見た闘牛そのものである。ターゲットを発見したダブルオーセブンのように、気をひきしめて歩く。

一冊。「サイン本」と大きく書かれた本がある。これだ。本を手に取ろうとした瞬間、別のサイドからも手が伸びてきた。


「「あっ」」


丁寧にラミネートされた本が、僕の引っ張っっている方向と反対側に引っ張られているのを感じた。この一瞬、コンマ0点3秒の間に考える。これは譲った方がいいんじゃないか。というより、お互い譲る雰囲気を出して親切なムードに誘っておいて、最後の最後に譲ってもらおうという作戦で行こうか。いや、まずは相手を分析するのが優先だ。あれ、待てよ、これは誰だ?と思い、顔を見やる。あの同級生だ。やばい。相手が陽キャではないにしろ、正体がバレたら大変だ。

 と考えるのがこのシチュエーションに対する普通の陰キャ思考回路であるが、難度も言うように、トチギはプロフェッショナルである。万が一のために、顔がバレないようしっかりマスクと帽子をしてきているのだ。バレない。さて、ここは相手が譲ろうとするのを待つ。


その一方、トチギのいう同級生——芝口佐枝もその瞬間、脳みそフル回転状態だった。彼女はこれがトチギであることに気づいている。彼女もまた、ラノベ好きであり、そしてトチギほどとは言えないが、ほぼプロフェッショナルな陰キャなのである。それゆえに、知らない男子にでもそれがバレてしまうのはまずかった。男子にこの趣味を晒されるかもしれない恐怖。こんなことがあってはならない。

 まずい。何か買いたい理由を考えて譲ってもらわなきゃ。サイン本は逃すわけにはいかない。そうだ、こっちもめちゃくちゃ欲しい理由を言いながら譲ろうか。何とかクラブの逆バージョンみたいな感じで、最後に同意のもとにすんなりと持って行こうか。いやでも、最初に欲しいって主張した方がいいかもしれない。どうせそうするはず。こちら側も主張する。そしてJKと喧嘩しているなんて情けないとか適当に責めて見ればいい。そしたら今度は譲り合いフェイズに移行させられるはず!


「えっ、この本、欲しいんですか?」

先手を繰り出したのは佐枝だった。JKがキモオタに対してひいてますよ、というまだちゃんと相手のことをディスっていないけど間接的にダメージをじわじわと与えていく最初の攻撃。だがこの戦法、致命的な弱点があった。


「あっ、はい、欲しいんですよね、サイン本らしいですし」


佐枝がここにいること自体、場違い感がすごいのだ。トチギは正体を気づかれているのかよくわからない恐怖に耐え、平静を装ったまま、ゆっくりと最初の一撃を受け流した。


「あなたもその本欲しいんですか?なんか、意外ですね。」


トチギは攻撃をいなしたあと、相手の攻撃を利用して反撃する。「なんか、意外ですね」という嫌味のはいった鋭い指摘。佐枝も動揺を隠せない。佐枝はあらかじめ用意してあった理由を述べる。


「意外ですか?別に私が欲しいんじゃなくて、実は今家にきてるいとこが欲しいって言って泣き止まないから買いに来たんですけど。」


 佐枝の計算し尽くされた攻撃にトチギは焦りに焦っていた。一瞬でまた、脳をフル活用する。

 まずい、僕も何か説得力のある理由を考えなければ。入院している家族のためなんてどうだろう。そうだ、それで行こう。



「いや??ぼ、ぼくはあれですよ、あれ、その、入院してる妹がいて、妹がめちゃくちゃ「いもコン」が好きで好きでしょうがないっていうんで、じゃあ仕方ない、買ってやろうか、みたいな、ほら、そんな感じなんですよ。」



 もちろん嘘である。そして、この攻撃は、もろ刃の剣、いや、もろ刃のカッターくらいに浅はかで、自滅的だった。


佐枝の即レス。


「妹にブラコンシスコン系のラノベをプレゼントするんですか?なんか気持ち悪いですね。」



はいった。かなり入れられてしまったトチギ。確かに、佐枝の言っていることは間違いない。なんて言ったらいいかわからないので、とりあえず勢いで返す。




「別に、なんだっていいじゃないですか!」




熱くなる。耳元も熱くなる。酸素を欲しがったのか、喋りながらマスクを取ってしまった。


「えっ?」


まずい。


「あっ」


「いやその」


コミュ障同士の会話。本人も成り立っているかどうかよくわかっていない。


「え?」


「うん」


「え」




 トチギはまず、顔がバレたことなんて考える余裕なんてなかった。佐枝という同級生女の名前が何かわからないのだ。陰道に徹し、生きてきたトチギは、女子との接触を極力避けてきた。もちろん、クラスの女子も把握しているわけがない。必死に所持品を見て名前を探す。が、何もない。そうか、じゃあ名前を知ってるふりをしたらいい。




「トチギくん、だよね?」


「っす」




 僕の名前知ってるのかよ。ハンデくれよ。陰道のものとして情けない…


 先ほどの佐枝の攻撃でかなりボロボロになったトチギは、ずっと後ろに下がっているわけにもいかず、ここは立ち回りを変える事にした。必死に応戦してくる佐枝をを見ながら、「あれ、なんか可愛くね?」とかなぜか思ってしまいそうになるのをこらえ、トチギは話題を逸らす。


「まあ、そんなに欲しいっていうのなら?、譲ってあげてもいいんですよ。入院中の妹のためにせっかくきたけど、同級生の女の子に言われるなんてなーそんなに欲しいなら買ったほうがいいんじゃないですか?」


そう、トチギは心得ていた。相手が女子である以上、そして同級生であるということから、ラノベコーナーに行っているなんて事実がバレることは本人に対して社会的ダメージが大きいことを。ましてや、エロ漫画を立ち読みしていたこともそうだ。もちろんトチギにはヤマダくらいしか話し相手がいないし、そもそもバラす気もないのだが、その心理を利用しない手はないだろう。さらに、そのサイン本の購入権を譲ったとなれば、立場は逆転といっても過言ではない。



「そうか、トチギくんは病気の妹にブラコンシスコンストーリーをプレゼントするんだもんなー。それも愛だよね。それにしてもラノベと現実が一緒だなんてなあ、譲ってあげてもいいとおもうよね。」




嘘だ。さっきから相手の女子は一向に本を手放そうとしない。先ほどからお互い本を握ったままこう着状態だ。ここからはどれだけ相手を揺することができるかの勝負。負けるわけにはいかない。




「そんなこと言ってるけど、欲しいだけですよね」




トチギは素早く瞬きしながら佐枝に詰め寄った。事実、両者ともに適当な理由を並べているだけということを、お互いに薄々気づき始めていた。これ以上適当な理由を述べても仕方がないと悟った二人は、新しい手法の戦いに移り始めた。押してダメなら引いてみろ。佐枝もトチギも、この戦争から発生する二次災害に対する恐怖を感じ始めていた。そう、社会的地位だ。お互い、エロ漫画やラノベなど、偏見を持たれやすい内容のコーナーに居座り、またさらに作者サイン本を買い求めにきていたということが周りにバラされてしまうということは、いじめなどの発生、陰口、悪目立ちなどの発生を考慮すると、非常にまずい。



二人が決めた勝負の方法はこうだ。社会的ダメージを防ぐというものが最優先事項になったとき、立場が上になった方が勝ちなのだ。買わなかった方が買ったやつよりも上なのだ。そしてその状況を作る方法こそ、相手に譲る、というもの。相手に買いたいものを譲ってやった、という状況さえ作ることができれば、相手に貸しを作ることができ、なおかつ、「他人が証明できる自身によるラノベの購入」の事実も発生しない、非常に安全な状況に入ることができるのだ。



「めちゃくちゃ欲しそうな感じ出てますよ 、流石にここは譲りますよ。」



「いやいや、トチギくんが買えばいいじゃない。私別にフジョシとかそういうのじゃないし。妹モノ、好きなんでしょ?買えばいいじゃない。譲ってあげますよ。」



はい、出ました「急に口論になった途端敬語で喋り始める小学生現象」。相手は焦ってる。だがそれと同時に僕に適切な攻撃を当ててくる。野生の妖精やモンスターみたいなのが出てきて戦わせることができるゲームだと、僕のヒットポイントのゲージの色は赤色だ。ここは「ゆずる」を連打だ。相手も「ゆずる」をしてくるだろうから、ここからはどちらが先に折れて、降参するか勝負だ。

「いやあ、趣味は関係ないでしょう。あっ、趣味といえば。よく考えてみると、こんなところで会うとはめちゃくちゃ意外だなあ、あっ、どうぞどうぞ、これ、サイン本ですよ?一冊だけだし、僕が買うなんてもったいない。買っていってくださいよ。」


 2,010年代初頭に大流行りしたドラマの主人公弁護士のようにまくし立ててみた。効いただろうか。相手の女子を見てみたけど、そうでもないみたいだ。僕たちは本を掴みながらしゃべり続けた。




「トチギくんさー、もういいよ。わかってるから。YOU、買っちゃいなよ」


「いやいや、あなたが買ってくださいよ。」


「いいって、譲ってあげるってば。」


「そちらこそもう買っていってくださいよ」


「あなたが買えばいいじゃない。」


「いえいえそんなことできませんよ」


「でもこういうの、好きなんでしょう?買いなさいよ」


「いいや、これはあなたが欲しいんですよね?同級生がこんなに欲しそうにしているのに譲らないわけにはいきませんよ。」




こんなやり取りがしばらく続いた。そろそろトチギの手も、佐枝の手も疲れ始め、かすかに震えはじめてていた。さて、どちらが先に折れるか。お互いの目を見やる。佐枝がついに言葉を発した。




「さっきからものすごい力で本を握ってるじゃない。欲しいんでしょ?もう私はいいから。」




そういって、彼女は本から手を離した。物理的に、本を譲るという状況に追い込んだのだ。だがトチギも流石に彼女の考えは理解できていた。すぐに考えが読めてしまったトチギは、元どおり本を戻した。



「いや、別にいいんですよ、僕に気を使わないでください。僕も戻しましたから、好きにしてください。」



 両者の手にはもう、サイン本なんてない。自身の社会的価値を下げるかもしれないものから手を離し、フリーダムをつかんだのだ。


「いやほんとに私はもうトチギくんに譲るって決めたの。じゃあね。」


そういうと、佐枝は一歩下がった。トチギも佐枝の行動に気づき、即座に一歩下がる。


「いやいや、どうぞ。買っていってくださいよ。僕もあなたに譲るって決めてますし。」




 トチギは佐枝の名前を知らない。名前を呼ぶことができないから発言がぎこちなくなっていた。トチギは感じる。お互い譲ることを譲らないということを。佐枝もそのオーラを感じ取ったのか、本棚から一歩下がった後、そこで止まり、トチギが本を手に取るのを確認したがっている。



「買わなくていいの?妹入院中じゃないの?」



 またこの厳しい攻撃。この状況、買っても買わなくてもトチギの負けである。買ったら買ったで、気持ち悪いお兄ちゃん。買わなかったら買わなかったで、妹を見放すお兄ちゃん。どうしたらいいものかとトチギは考える。当然先ほどのハッタリもあまり効き目がなかったようだし、何より最初の言い訳がバカすぎた。ここはどうしようと考えたトチギ。そして彼はある方法を思いつく。



 そうか。僕は勝負を始めていたんだ。勝ち負けを作ってしまうと明らかにこちらが負けてしまう。ならば、お互い引き分けか負けに持ち込んでしまえばいいんだ。お互い譲ることを譲っては負け。ならば、お互いに譲る対象を変えたらいい。赤の他人に譲ることにしよう。



「あの、もうお互いに譲り合うのやめませんか?」

「えっ?」

「ここでずっと譲り合ってても仕方ないですし、もう他の人が買っていけるようにしちゃいませんか?」

「はあ」

「それじゃ、店を出ましょうか。」



 お互いを確認しながら一歩ずつ下がってゆく。そろりそろりと、お互いが買わないように、お互いがちゃんと譲ることを確認しながらともに出口に向かう。そして次は階段。お互い銃を向けているわけでもないのに異常な緊張感がある。階段も、お互いをジロジロと見ながら歩いてゆく。



「今日会ったことは、内緒でお願いします。」


「こちらこそお願い。絶対言わないでね。」


「信じてますよ」


「こっちも本気だからね」



 二人は階段を一段ずつ丁寧に登っていく。


眩しい。これが外界か。僕たちは階段を上ったあたりで安心したのか、歩みが急に速くなった。


「それじゃ、学校で。またね、トチギくん。」

「っす」


 可愛くね?意外と可愛いかなと思ってしまった。だがこんなことに気をとられてはいけない。色恋など陽のすること。陰道にあってはならない。それにもちろん最後の提案は平穏に終わらせるためだけではない。より確実に購入券を得るための策なのだ。僕は一瞬だけ作り笑いを彼女に見せた後、裏道に回り込む。ちらっと後ろを振り向きながら、後ろを見やるが、彼女の姿はない。よし。


 僕はダッシュで1ブロック回り込み、本屋の出入り口へ向かった。






「「あっ」」







プロフェッショナル陰キャ:トチギ 第4話 ー完ー


トチギの日常はまだまだ続きます。ぜひ、また読みに来てくださいね!

コメントや評価、お待ちしております!


同級生の異性に休日に出くわすとか気まずいですよね。

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